コラム

コンデンスリッチ豊胸が普及した理由

注目を集める脂肪注入法の背景

注目を集める脂肪注入法の背景

豊胸術として、近年ではシリコンバッグに替わり、自分自身の脂肪を活用する方法に再び注目が集まっています。それは、コンデンスリッチ豊胸など、注入に最適な素材となるような処理方法が開発されるといった技術革新があったためです。
脂肪注入法における最初の技術革新は、採取した脂肪に含まれる脂肪幹細胞を抽出するというものでした。脂肪幹細胞は、成熟脂肪細胞に分化するいわば脂肪の"種"のような細胞。脂肪注入の効果は、そこに含まれる脂肪幹細胞の密度によって違うため、採取した脂肪の一部からこの脂肪幹細胞を抽出して注入脂肪に混ぜることで、脂肪注入の効果が増すとされました。
しかし、この操作に時間がかかるうえにロスする注入脂肪の量も多いため、実際の臨床ではあまり普及しませんでした。
そこで登場したのが、コンデンス技術です。

コンデンスリッチ豊胸のメリット

コンデンスリッチ豊胸のメリット

コンデンス技術とは、簡単に言うと採取した脂肪からしこりの原因になる老化細胞を破壊、オイルにしてから取り除く技術で、吸引した脂肪を濃縮(コンデンス)するため、結果的に脂肪幹細胞の密度を高めることができます。また、この最新の方法ですと抽出時間も数分と早いため、臨床における問題点も大幅に改善されました。

新技術の光と陰

新技術の光と陰

美容外科先進国であるアメリカでは、豊胸にも活用できるこの技術の紹介とともに、安全性と効果の両面で脂肪注入法が見直され、ここ数年でコンデンスリッチ豊胸に用いるLIPOKITという装置が約120台も導入され、その普及率は日本を大きく上回っています。
日本でもTHE CLINICを中心にこの技術のワークショップが開催され、コンデンスリッチ豊胸は今や脂肪注入法の主流となっています。しかしその反面、間違った抽出のプロセスや技術により、本来は少ないはずのしこりなどのトラブルを頻発しているクリニックがあるのも実情です。