コラム

知ると知らないとでは大違い? 脂肪の燃焼メカニズム

エネルギーと脂肪の関係

エネルギーと脂肪の関係

痩せるためには脂肪を燃焼させることが必要とよく言います。一般的に「燃焼」と言えば、可燃物質と酸素の化合のうち発熱と発光を伴うものを指しますが、生体内で起こる緩やかな酸化反応も燃焼と呼ぶことがあり、脂肪の燃焼はそれに当たります。
その反応が起こる代表的な例が運動です。運動では、まずグリコーゲン(筋肉などに蓄えられているエネルギーに必要な糖質の一種)が消費され、それからしばらくすると、脂肪からアセチルCoA(代謝に関与する有機化合物)が生成されます。このアセチルCoAがミトコンドリア内で酸素を消費する反応を起こすことで、動くためのエネルギーが産生されます。つまり「脂肪の燃焼」とは、脂肪がエネルギーとして使われることを指すのです。
この反応は特に、水泳や長距離走など酸素を取り込みながら長時間行う有酸素運動に見ることができます。一方、息を止めて走る全力疾走などが代表的な無酸素運動は、すぐに消費されるグリコーゲンが主なエネルギー源となっています。

脂肪が燃焼されにくい状態とは

無理なダイエットや加齢により基礎代謝が落ちると使用されるエネルギーが少なくなるので、結果的に脂肪は使われず、内蔵脂肪や皮下脂肪として蓄積されていきます。
これらの脂肪がマッサージやエステ器具、サプリメントで改善されることはほとんどなく、基礎代謝を下げないよう注意しながら摂取カロリーを控えるか、有酸素運動でエネルギーの産生を増やすか、脂肪を吸引するしかないのです。