コラム

ベイザー脂肪吸引で失敗しないための器具ガイド

リング数で異なる超音波のエネルギー

ベイザーリポ(ベイザー脂肪吸引)の特徴と言えば、第三世代超音波と言われるベイザー波。このベイザー波を発する専用のプローブは3種類あることをご存知でしょうか? その違いは、プローブの先端の溝。この溝の数によって発せられるエネルギーの伝わり方が異なります。
溝が1つだけの1リングのプローブはエネルギーが最も強く伝わり、リング数が増えるにつれて弱まります。というのも、リング数によって横方向に広がるエネルギーが大きくなり、先端から直線方向へのエネルギーが分散されるのです。1リングより弱いとは言え、通常は3リングで十分対応できますし、脂肪注入のための採取などでは脂肪にダメージを与えないよう3リングがマスト。背中のような繊維質で硬い部位や過去に脂肪吸引をしたことのある部位でも、だいたい2リングで対応可能です。

ベイザー専用Vent Xと従来カニューレの違い

ベイザー専用Vent Xと従来カニューレの違い

次は脂肪を吸い取るカニューレの種類です。まず特筆すべきなのは、ベイザーリポ(ベイザー脂肪吸引)のカニューレは従来のものと違うということ。Vent X(ベントエックス)と呼ばれる専用のカニューレがあります。このVent Xの特徴は、脂肪を吸い込むための穴が全周にあるという点。従来のカニューレは1ヶ所に1〜3つ程度の穴があるのですが、全周に設けることでより多くの脂肪を吸い取ることができるのです。従来のカニューレをベイザー脂肪吸引に使用することもできますが、THE CLINICではベイザー脂肪吸引の全例にこのVent Xを使用しています。
さらに、Vent Xには長さや形状の異なるものが数種類あり、部位や範囲で使い分けることで様々なメリットがあります。例えば、長いカニューレを使うことで少ない傷口でも広範囲の吸引が可能です。また、体のラインは湾曲している部分が多いので、先端が曲がったカニューレなどを使うことでキレイなラインをつくることができます。
ただし、優れた器具があっても扱うのはドクターです。こういった使い分けの知識は最低限必要ですが、最終的にはそれを操作する技術力が仕上がりを左右することはお忘れなく。