コラム

ためらわないで! 豊胸後でも乳がん検査は可能です

豊胸と乳がんの因果関係は“0%”

「豊胸施術をすると乳がんになりやすいですか?」というご相談を時折受けますが、結論から言うと因果関係は一切ありません。おそらく、ネット掲示板などで医学的な根拠なく広められた流説であり、豊胸しても乳がんへのリスクが高まるわけではないことは確かです。
しかし、女性の部位別・罹患率(りかんりつ)の上位には常に乳がんが位置していて年間4万人以上が毎年新たに発症している事実には目を向けるべきでしょう。アメリカやイギリスは70%以上の乳がん検診率により、早期発見が可能になったため死亡率は年々低下していますが、日本では逆に上がっています。その理由は、やはり検診率たった5.6%という現実にあることは明らかなので、豊胸をしている人もそうでない方も積極的に受けた方が良いでしょう。
現在、日本の乳がん検査は、「マンモグラフィー」と「エコー」の2つが主流。それぞれに特徴があり長所と短所が異なります。マンモグラフィーは乳腺のゆがみや石灰化を発見しやすい反面、妊娠中やその疑いがあるときは受けられず、また20〜30代女性の場合は乳腺としこりの区別が付きにくいため、40代以降の女性のほうが適しているとも言われています。そしてエコーは、石灰化の発見こそ熟練したドクターでないと難しいものの、小さなしこりを発見・細かい性状を診断しやすく、妊娠中でも安全に受けられるメリットがあります。これらの検診で万が一、何かの疑いがあればさらにCTやMRIを受け、詳細な確定診断を組織診断(バイオプシー)で行うという流れが一般的です。

シリコンバッグが破裂する?

シリコンバッグが破裂する?

さて、乳がん2大検査であるマンモグラフィーとエコーですが、豊胸をされた方、これから考えている方で注意したい点がひとつ。シリコンバッグによる豊胸だとマンモグラフィー検査を断られる場合もあるということ。最大の理由は、胸をはさむ機器で検診するのでバッグ破損などの恐れがあるからでしょう。特に会社の健康診断や市の検診など団体で受ける場合は、決まった時間内で人数全員分の検診を終えなければならないため断られるケースが少なくないようです。
そのような背景があり、乳がん検診に及び腰になる女性は豊胸経験者の間でも増え続けています。これは早期発見を逃すリスクをはらむため、とても危険視されている現象。その一方、脂肪豊胸は人工物を注入しないためマンモグラフィーとエコー共に検査が可能、安全面が注目されています。
どんな豊胸法であれ、あらゆる可能性を考慮して豊胸の事実は医師へ事前に伝えておくべきですが、脂肪豊胸は自己脂肪を注入するためバッグのような検診時のリスクが低いのは間違いないでしょう。
また、シリコンバッグのカプセル拘縮でバストが変形したり、脂肪注入でしこりができてしまった方の中には、特に乳がん検診に恐れを抱いている人も少なくないようです。THE CLINICでは、他院で挿入したバッグの抜去やしこり除去など、修正施術やトラブル対応も行っています。豊胸後の胸の状態でお困りの方は、まずはお気軽にご相談ください。