コラム

脂肪注入豊胸の最新事情が分かる美容学会レポ

2014年9月。アメリカのマイアミ州で行なわれた美容医療学会に、THE CLINIC 総院長、Dr.山川雅之が出席しました。
脂肪を用いた豊胸やアンチエイジング術など再生医療に関する先進情報は、サービス向上に欠かせない重要事項ばかり。そのなかでも、山川院長が特に有用だと感じた内容についてレポートします。

脂肪注入豊胸を効率化する、インプラントの利用

脂肪注入豊胸を効率化する、インプラントの利用

発表ドクター: Dr.Roger Khouri/Dr.宇田宏一/Dr.吉村浩太郎
※他、多数ドクター発表


胸のボリュームが極端に少ない方に脂肪注入する際、問題となるのが注入スペースの確保です。特に痩せ型で皮膚の余剰がない場合、無理やりたくさんの量を注入してしまうと脂肪細胞に圧力がかかり、脂肪壊死を引き起こします。そんな問題を解決すべく誕生したのが、一定期間の装着により皮膚や皮下組織を伸ばす装置“BRAVA”を用いた豊胸です。現在、国内でBRAVAを取り扱うクリニックはごくわずかですが、欧米ではとても注目されています。
その他、ヒアルロン酸を注入して胸の皮下組織を拡張。その後、ヒアルロン酸を溶解して、広がったスペースに脂肪を注入する方法も提案されました。
BRAVAはもちろん、ヒアルロン酸(インプラント)を用いたスペース拡張は体への負担が少なく、脂肪注入の効率を高める方法として注目されそうです。

しこりのリスクをゼロに近づける、脂肪注入法

しこりのリスクをゼロに近づける、脂肪注入法

※Dr.Colemanのオリジナル理論

しこりのリスクが伴う脂肪注入で、リスクを限りなくゼロにする方法が発表されました。
そもそもしこりの原因は、一度にたくさんの量の脂肪を注入して細胞に圧力がかかることと考えられています。この学会では、理論上しこりのリスクをゼロに近づける1ストロークの注入(注射器の1プッシュ)量について、「注射器の針から押し出され球状になる脂肪の直径が3㎜以下だと、しこりを防げる」と発表されました。

欧米と日本で異なる、豊胸バッグ抜去法

欧米と日本で異なる、豊胸バッグ抜去法

発表ドクター:Dr.Alberto Rancati

白人は傷跡が残りにくく、日本人は残りやすい体質にあります。THE CLINICでは原則、脇下からの豊胸バッグ抜去を行ないます。バッグの種類にもよりますが切開口は2cm〜できるだけ小さく済むようにしています。ただ、脇下からの抜去は高い技術が必要で、欧米や日本でも乳房下を切開して取り出すクリニックが多いようです。
脇下からの抜去は、傷跡が目立ちやすい日本人にとって特に適している方法といえるでしょう。

いかがでしたか? 美容医療の世界は日々進歩を遂げていて、低リスクで効果の高い方法が次々と開発されています。これからも国内外の有用な情報を取り入れて、ゲストのみなさまに還元させていただきます。