コラム

ピュアグラフト&コンデンスリッチ豊胸 プロセスとメカニズムの違い

脂肪豊胸分野の主力はピュアグラフトとコンデンスリッチ豊胸

脂肪豊胸分野の主力はピュアグラフトとコンデンスリッチ豊胸

脂肪注入、ヒアルロン酸、シリコンバッグ…など、現在には様々な豊胸法があり、なかでも脂肪豊胸は人気が高い方法です。人工物ではなく自己脂肪を注入するという方法が安心感につながっているからでしょう。しかし脂肪豊胸にも様々な種類があり、メジャーな方法としては古くからある『脂肪注入豊胸』と、海外でも高く評価されている『ピュアグラフト』『コンデンスリッチ豊胸(※以下CRF)』の3種類になります。
しかし従来の脂肪注入豊胸は衛生面や感染症のリスクなどが問題視されているため、昨今医療業界で主力になっているのはピュアグラフトとコンデンスリッチ豊胸の2つ。どちらも多くのクリニックで採用されている方法であり、THE CLINICでは両方を診療メニューに設けています。これらは脂肪を注入する豊胸法という点において同ジャンルであっても、実は採取してからバストに注入するまでのプロセスが大きく異なります。今日はそれを紐解いていきましょう。

1番大きな違いは注入量に対する、脂肪濃度と含有物

さて、下記の表をご覧いただくと分かりますが、脂肪の採取後、ピュアグラフトとCRF、どちらも麻酔液などの不純物と分離します。方法として、ピュアグラフトは脂肪を入れた密閉袋に洗浄液を追加して脂肪を洗い、不純物を除去。CRFは採取した脂肪を遠心分離にかけます。遠心分離をかけると、老化した脂肪細胞や死活細胞はその圧力に耐えられず破壊されるため、活きの良い健康な幹細胞を含む脂肪細胞が多く残ります。このように不純物を除去するまでは、ほぼ一緒と言えるでしょう。
そしてピュアグラフトとCRF、それぞれ脂肪を整える作業が終わったら次は注入です。安全性を考慮すると1度に注入する脂肪量はどちらも上限250cc(両胸500cc)と同じですが、先述の異なるプロセスによって注入する脂肪の濃度や含有物に違いが出ます。
ピュアグラフトは洗浄液を加える工程があるため微量の洗浄液を含む250cc。一方、CRFは遠心分離で不健康な脂肪細胞を破壊して除去するため、活性化している健康脂肪のみに濃縮された250cc。CRFは工程が多いぶんコストがかかる難点がありますが定着率が高く、しこり化のリスクを抑えられる魅力があります。
しかし、どちらも優劣つけ難いほど精度の高い脂肪。そして、豊胸は注入法によっても仕上がりやリスクが大きく異なるため、奥が深く技術が必要な施術と言えるでしょう。
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