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2回目の脂肪注入豊胸のための脂肪保存法

脂肪が受ける冷凍保存の影響

脂肪が受ける冷凍保存の影響

脂肪注入での豊胸において、吸引を何度も行うのは体的にも費用的にも大変です。そのため、3カップ以上のサイズアップがご希望の場合は、再注入用に採取した脂肪の冷凍保存が有効です。
ただ通常、採取した脂肪には脂肪細胞が壊れてオイルになったものなど、死活成分もたくさん含まれています。解凍する際の温度差の関係で多少のダメージがあるうえにそのような状態では、残りの健康な脂肪細胞はさらに影響を受けることになります。結果、しこりの原因にもなる死活組織がもっと増えてしまうため、採取した脂肪をそのまま冷凍しても再注入には不向きです。

冷凍保存が有効と言える理由

冷凍保存が有効と言える理由

これに対し、コンデンスリッチファット(CRF)はオイルなどの死活成分はもちろん、ダメになりやすい老化細胞も事前に除去されているため、冷凍・解凍の影響を受けにくいと言えます。ただし、ダメージを受けた細胞がごく少量でも遠心分離で除去してから注入することが望ましいので、多少は細胞成分のロスが生じます。そのため、採取したての新鮮な脂肪の方がもちろん最良なのですが、2回目の吸引をしなくていいという利便性との兼ね合いを考えると、冷凍保存が有効と言えるのです。
保存期間はマイナス90℃の冷凍保存で8ヶ月くらいとされていますが、当院ではしこりなどのリスクを可能な限り抑えるうえでも、化学変化の起き得ない-196℃という環境で保存が可能なFatBankを行っています。

コラムのポイント

  • 死活成分を含む脂肪を冷凍保存しても再注入には不適応
  • コンデンスリッチファットは冷凍・解凍のダメージを受けにくい
  • 保存期間は約6ヶ月〜8ヶ月間