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注入されたヒアルロン酸のその後

ヒアルロン酸豊胸後、吸収されるはずだったヒアルロン酸が”しこり”として残る場合があります。その要因のひとつとして、ヒアルロン酸注入後の体の反応が大きく関係しているようです。注入されたヒアルロン酸のその後とは?

ヒアルロン酸に対する体内の反応

豊胸に使用されるヒアルロン酸は、体内にもともとある成分に似せて作った薬剤です。その昔、パーレーンという安い素材でアレルギー反応が多発したこともありましたが、最近は品質もかなり改良され、こういったデメリットはほとんどなくなりました。
そういったこともあり、比較的安全性の高い豊胸術と言えますが、体にとってはやはり異物ですから、コラーゲン線維の被膜でヒアルロン酸を覆って閉じ込めるという拒絶反応が出ます。ただ、これは体の正常な反応。ほとんどの人に起こることで、被膜を覆ったヒアルロン酸も体内のヒアルロニダーゼという酵素に少しずつ分解され、いずれ体外に排出されます。

しこりに関係する拒絶反応と塊の大きさ

しこりに関係する拒絶反応と塊の大きさ

しかし、この拒絶反応が強く出ると被膜が硬く厚くなるため、分解することができずに残ってしまいます。これが、ヒアルロン酸豊胸の失敗のひとつ、しこりの正体です。
また、反応の程度は個人差によるものですが、注入時の塊が大き過ぎると分解しきれないこともあります。そもそもバスト用のヒアルロン酸は持続性を高めるため顔用より粒子が大きく、意外と柔らかくはありません。そのため、ヒアルロン酸が残ると部分的な硬さを感じますし、大きなしこりで皮膚が圧迫されると、炎症などの合併症を引き起こすことも考えられます。
THE CLINICではそういったリスクを回避するため、あまり大き過ぎるブロックにならないよう、とは言ってもすぐには吸収されない大きさをキープしながら注入しています。

コラムのポイント

  • 注入物のヒアルロン酸は体にとっては異物なので、拒絶反応で被膜が形成される
  • 拒絶反応が強く出ると被膜が硬くなり、分解されずしこりとして残る
  • ヒアルロン酸の塊が大き過ぎても分解されないので、注入には注意が必要