脂肪吸引の経験者が術後について語る! やってよかった硬縮ケア
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脂肪吸引の術後ダウンタイムで起こる硬縮。皮膚がこわばり、かゆみも伴う硬縮の対策はどのように行えば良いのでしょか? 今回は、実際に脂肪吸引の経験がある当院のナース20人にインタビューしました!
硬縮とは、皮膚がこわばるような症状のこと
脂肪吸引術後のダウンタイム軽減法をお伝えするシリーズ。『痛み編』『むくみ編』と続き、今回は第三弾『硬縮編』です。
硬縮(こうしゅく)とは、痛みやむくみが治まってくる脂肪吸引の術後1週間頃から現れる症状。脂肪がなくなった空間部分や組織がダメージを修復しようとして、体内に線維質を作ることから起こります。この線維質こそ皮膚と皮下層を安全に付着するために必要なのですが、肌表面から触った場合は、硬くデコボコと皮膚の引きつれるような感覚を覚えるでしょう。
こうした症状を見て、なかには失敗してしまったのでは? と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、硬縮は通常の治癒反応であるため、術後3ヶ月〜半年頃で自然と回復します。ただし、症状が通常より長引くようであれば、ドクターへの相談が必要です。
硬縮は血流を改善すると、栄養素が豊富に術部に送られ早期の回復が見込めます。ストレッチやマッサージなどのセルフケアをマメに行うことでダウンタイムが軽減し、ぐっと違和感を軽くすることができます。
どんな硬縮ケアをした? モニターの経験談
実際に脂肪吸引を行なったTHE CLINICのスタッフ20人も、「術部をマメにケアすることでかなり楽になりました」と、術後当時を振り返りました。頬や顎の脂肪吸引をしたスタッフたちからは「高周波美顔器やコロコロローラーが有効だった」といった声が多く、「顔じゅう当てていたら、皮膚がほぐれて柔らかくなりましたよ」との意見がありました。顔はダウンタイムが軽いため、数回のケアですっかり改善したという人がほとんどでした。
一方、硬縮症状がハッキリ現れやすい二の腕や腹部、内もも、ふくらはぎの脂肪吸引を行なったスタッフたちは、さらに積極的な硬縮ケアを行なっていました。まず、むくみのケアと同様に「加温や高周波トリートメントで血行促進を」行うこと。さらに、入浴はしびれの解消効果が高いため、毎日のシャワーを入浴に切り替えると緩和に繋がります。
また、硬縮期には痛みが治まっている人が多いため、マッサージやストレッチで体を動かすことで硬縮対策をするスタッフが大勢いました。「毎日、硬縮部分をつぶすように指圧マッサージしたら、腕や脚が動きやすくなった!」という声や「かゆみもあったからニベアで保湿対策しつつ、ヨガで皮膚を伸ばすようにストレッチ。こわばり感が解消された気がします」という声も。マッサージやストレッチのような、こうしたちょっとした術後のケアが、脂肪吸引後の硬縮期間を乗り切るポイントのようです。
ダウンタイムにお悩みや不安を抱えている方は、ぜひ下記の『痛み編』『むくみ編』も合わせて参考にしてみてくださいね。
また、現在ダウンタイムに悩まれている方も、これから脂肪吸引を検討していてダウンタイムについて不安な点や疑問点がある方もお気軽にご相談ください。
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【このコラムのバックナンバー】
痛み編・脂肪吸引体験ナース20人に聞いた!〝やって良かった術後ケア〟
むくみ編・脂肪吸引体験ナース20人に聞いた!〝やって良かった術後ケア〟
コラムのポイント
- 脂肪吸引後の硬縮は術後1週間頃から起こる、皮膚の引きつれ感のこと
- 通常3ヶ月〜半年頃までに自然に治まるが、ケア次第で硬縮を軽減することが可能
- 術部をほぐすようなマッサージやストレッチが効果的との声多数!
よくある質問
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脂肪吸引後はどのようになるのでしょうか?
程度は様々ですが、術後は痛みや腫れ、内出血、むくみ、硬縮などの症状が一定期間現れます。
この期間をダウンタイムと呼び、これらの症状は脂肪組織が回復する過程で現れます。術後からの数日間はひどい筋肉痛のような痛みがありまずが、徐々にピリピリする程度に和らぎ、およそ1〜2週間で消えていきます。症状は施術する部位や吸引量にもよります。見た目が自然になるまでは、およそ3ヵ月~6ヵ月ほどです。 -
脂肪吸引後のダウンタイム症状(むくみや内出血)はどのくらい続くのでしょうか?
施術部位や吸引量にもよりますが、およそ1〜2週間で消えていきます。
お顔や二の腕の場合3日前後、太ももの様な広範囲の場合2週間から3週間程度となります。ダウンタイムは、術後のケアの仕方次第で軽減することが可能です。また、術中にダウンタイム軽減点滴を行うことでも同様の効果が期待できます。この点滴は、損傷を受けた細胞に集まり、修復を促すように働きかける成分が含まれているため、むくみ、内出血などの軽減が期待できます。当院で行っている脂肪吸引後のダウンタイムケアについてはこちら
▷THE CLINICによるダウンタイムケア