目頭切開の失敗【傷跡・くぼみ】に有効なバレない治療法

目頭切開の失敗【傷跡・くぼみ】に有効なバレない治療法

  • UPDATE

目頭切開の失敗は、他人には分からないほどの違和感かもしれません。しかし、ご本人にとってはわずかな違和感でもとても気になります。こうしたお悩みの方は少なくないようで、形が不自然だったり、傷跡が残ったりといった症状の修正依頼が、当院にも寄せられます。そんな失敗に対して当院が行っている修正方法を、実際に修正した症例写真とともにお話します。

この記事の監修ドクター

大橋 昌敬
大橋 昌敬 医師
(THE CLINIC 総院長 / 日本美容外科学会専門医 / 日本美容外科学会会長

失敗がバレやすい理由

突然ですが、美容整形がバレるポイントはどこでしょう? 芸能人の美容整形やその失敗が数多く指摘される2chや知恵袋、ブログなどで、胸や鼻に並び多数あげられていたのが、目でした。第一印象を決めるのが目という点からもうなずけます。
なかでも見られているのが、二重と目頭です。その理由は、目頭の上まぶたの涙丘(目頭のピンク色の部分)を覆う蒙古襞(もうこひだ)にあります。蒙古襞は、名称の通り蒙古人種の特徴で、欧米人に比べて目が小さく見えたり、欧米人に多く見られるような平行二重ではないので二重幅がはっきりしなかったり、目と目の幅が広いせいで幼く見えたりする要因になります。
だからこそ、蒙古襞にメスを入れる目頭切開は日本や韓国で人気の高い施術になっているのです。そのため、蒙古襞の不自然さが、顔の美容整形を見極めるひとつのポイントとなっており、小さな変化や傷跡、失敗でもバレやすい指標となっていると考えられるのです。

画像:蒙古襞のある目とない目の違い

目頭切開で考えられる3つの失敗とその原因

画像:目頭切開で考えられる失敗例

目頭切開の失敗とは具体的にどんなものか、実際の失敗写真を分かりやすくイラスト化してご紹介しましょう。

1つめは、目頭を開き過ぎたこと(やり過ぎる)により、形が不自然になるといった失敗です。目頭切開は目頭の皮膚を少し横にずらすという手術ですが、大橋ドクターによると、移動させる皮便が大き過ぎると涙湖まで不自然に露出されてしまうとのこと。目頭切開にはW法(皮膚をある程度切除する手術)やZ法(皮膚を切開するだけの手術)などいくつかの術式がありますが、どの手術方法でも考えられる失敗です。

2つめは、移動した皮膚が壊死したことにより皮膚が窪んでしまうといった失敗です。このような失敗は、術後に血流が悪化し皮膚が壊死、潰瘍になった後、上皮化するなどの経過が考えられます。

また、3つめには、目頭はキレイに縫合しても術後半年くらい赤みが続き、そのうえ傷跡が残るといった失敗があげらます。大橋ドクターによれば、目頭の縫合は顕微鏡を使って縫合するドクターもいるほど、繊細な縫合技術が求められます。
つまり、3つめの失敗のように傷跡が残るという失敗は、ドクターの縫合技術が未熟だったことが想定されます。

目頭切開 修正時のデメリット

目頭切開の失敗修正では、再度切開するか、レーザー治療ステロイド注射などが選択されます。
ただ、失敗している上で再び切開するのはそうとうの勇気が必要でしょうし、痛みを伴う施術は、リスクとなり、デメリットにもなります。
また、繊細な部位のレーザー治療は保険適応外になるかもしれないといったデメリットもございます。さらに、修正したことがきっかけでバレれてしまったという事態は、なんとしても避けたいところです。

当院で行った目頭切開修正とその症例写真

そこで、当院が行った「切らない」「バレない」目頭切開の失敗修正の成果がこちら。
担当した医師はこの傷跡に対し、再度切開するより少しボリュームをつけた方が少ないダウンタイムで自然に仕上がるだろうと、マイクロCRF(自己脂肪)を注入。
マイクロCRFはジェルのように微細な脂肪で、組織修復に作用する幹細胞を豊富に含んでいます。症例写真を見るとおわかりのように、メスを入れていないので、目頭切開の効果はそのままに、窪んだ傷跡だけが自然に消えています。こちらの施術の場合、術後に腫れなどのダウンタイムも少なく済みなす。また3ヵ月後の経過では、修正した傷跡が、修正前の状態に戻ったりしていないことが確認できます。

目頭切開の失敗を修正した前後の写真

施術名 マイクロCRF注入
施術概要 皮下脂肪を採取し、そこから老化細胞や血液等の不純物を特許技術の遠心濾過で除去。この中から粒子の細かい細胞群(マイクロCRF)を抽出して術部に注入する。
施術費用(標準モニター) ¥260,000(税込¥286,000)
モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。
▷目元の失敗修正も【顔の脂肪注入モニター募集】
施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

繊細な部位の処置に成功した背景

脂肪注入で使う注射針の太さの写真

そもそも目頭はとても細部ではありますが、さらにこの症例写真のような細かい失敗を不自然にならないよう修正できたのには、他にはないこだわりが関係します。
担当した医師は、「マイクロCRFとは言え、注入量を間違うと球状に膨らむ失敗が考えられます」と話し、施術の際は、無理せず慎重に注入したそうです。その量は実に、0.01〜0.03mlというレベル。スポイト一滴分にも満たないような量の脂肪を慎重に少しずつ注入したということになります。また、通常の脂肪注入では18Gの注入針を使用しますが、この太さでは目頭に適応しません。そこでマイクロCRFだからこそ可能な、30Gという極細の針で注入しています。

バレずに修正するためには適切な診断が必要

今回ご紹介した目頭切開の失敗修正は、マイクロCRF注入だけで修正できましたが、状態によっては注入前に細い針で皮下の癒着を少し剥がす場合もあります。一方でマイクロCRFは傷跡改善にも有効です。傷跡が窪み、白くなってしまったケースでは、失敗修正と同時に傷跡の色を肌色に近づける効果が期待できるでしょう。
このように、脂肪注入はエイジング治療だけでなく失敗の修正にも有効です。
先ほどお見せした写真を見て「どこが失敗?」と思う方もいるでしょうが、誰かの何気ない一言で急に気になりはじめてしまうのも美容整形では珍しくありません。他院で受けた目頭切開の術後が気になり、修正相談で来院された、先ほどのゲストもその一人。どこと言うわけではありませんが美容整形を指摘されるような発言を受け、小さく窪んだ目頭切開の失敗が悩みの種になってしまったと言います。

「これって失敗かも…」など、もし小さなことでも気になることや不安を感じた場合は、当院へお気軽にご相談ください。ドクターが、カウンセリング時にご自身が気になっている箇所をしっかり診察し、どういった修正が適正か判断させていただきます。
▶️無料カウンセリング

コラムのポイント

  • 目の整形手術は第一印象で注目されやすい点から失敗がバレやすい
  • 目頭切開の失敗修正にも再度切開しない方法がある
  • マイクロCRF注入なら、バレずに目頭切開の修正ができる

よくある質問

  • 脂肪注入による整形の失敗修正は、目頭切開の修正以外にどのようなものがありますか?

    脂肪注入では、鼻整形(プロテーゼによる隆鼻術後)やヒアルロン酸による涙袋整形などの失敗修正が可能です。

    【鼻の失敗修正】
    プロテーゼによる鼻の整形によくある失敗には、次のようなものがあります。

    ・鼻プロテーゼがズレている
    ・鼻プロテーゼが透けて見える/不自然な硬さを感じる
    ・鼻筋の形が不自然(高すぎる/左右差がある)

    このような場合には、鼻プロテーゼを除去して代わりに脂肪を補うという方法、もしくはプロテーゼを入れたまま脂肪を注入して、見た目を整えるという方法で修正いたします。
    プロテーゼを除去して脂肪注入を行う際は、プロテーゼが入っていたスペースには脂肪を入れないように心がけます。プロテーゼが入っていたスペースには血管がないため、注入した脂肪をきちんと残らせて、しっかり定着させるように周辺組織の血管から酸素や栄養を供給してもらう必要があるからです。
    プロテーゼの除去を行わない場合は、定着率を上げるため1回の注入量を適切にコントロールするなど気をつけながら形を整えていきます。

    【涙袋の失敗修正】
    ヒアルロン酸による涙袋の整形によくある失敗には、次のようなものがあります。

    ・袋が大きすぎてわざとらしい
    ・涙袋が青く透けて見える

    このような場合には、注入物をヒアルロン酸から脂肪に変えることで自然な仕上がりにすることができます。また、ヒアルロン酸は効果が時限的であるため何度も注入する必要があり、それを失敗と捉える方もいらっしゃるようです。脂肪は一度定着するとご自身の組織の一部となり、自己脂肪のため定着率も高いことから、長期効果が期待できます。したがって、ヒアルロン酸のように何度も入れ直す必要がありません。

    その他の顔整形の失敗修正についてはこちらをご覧ください
    【他院の失敗修正】お顔整形の修正

  • 脂肪注入の種類は何種類あるのでしょうか?

    CRFフェイス(コンデンスリッチフェイス)・マイクロCRF注入・ステムセルリッチファット注入(SRF注入)の3種類ございます。

    これらの脂肪は、ご自身が理想とするお顔立ちによって使い分けます。また、施術箇所によっては複数の脂肪を混ぜて使用することもございます。実際にはお顔の状態を見させていただいたうえで、個別に調合しています。

    【特徴】
    SRF注入/CRFフェイス:ボリュームアップさせて立体感を出したいとき
    マイクロCRF:肌質や色味・くすみの改善

      しみ/
    くすみ
    目尻

    しわ
    法令線 たるみ 頬のコケ おでこ
    (額)の
    くぼみ
    CRF
    フェイス
    SRF注入
    マイクロ
    CRF注入
    ◎:非常に適する ○:適する △:他との併用で効果的
      しみ/
    くすみ
    目尻の
    しわ
    法令線 たるみ 頬のコケ おでこ
    (額)の
    くぼみ
    CRF
    フェイス
    SRF注入
    マイクロ
    CRF注入
    ◎:非常に適する ○:適する △:他との併用で効果的

    お顔の脂肪注入のモニターも受付ておりますので、ご興味のある方は、ぜひご覧ください。
    お顔の脂肪注入のモニター

<監修医師紹介>

大橋 昌敬

大橋 昌敬 (THE CLINIC 総院長 / 第112回日本美容外科学会会長)

■経歴
  1. 1990年
    久留米大学医学部 卒業
    久留米大学医学部 第二外科 外科学 入局
    (胸部外科学、救急医学、麻酔全般を習得/博士号取得)
  2. 1994年
    Toronto General Hospital(Canada)
  3. 2000年
    聖心美容外科 東京院副院長 就任
  4. 2003年
    聖心美容外科 福岡院院長 就任
  5. 2009年
    THE CLINIC 福岡院院長 就任
  6. 2012年
    THE CLINIC 東京院院長 就任
  7. 2015年
    THE CLINIC 技術指導医 就任
  8. 2017年
    THE CLINIC 統括指導医 就任
  9. 2022年
    THE CLINIC 総院長 就任
  10. 2023年
    第112回日本美容外科学会長就任
■資格
  • 日本胸部外科学会認定医
  • 日本外科学会認定医
  • 日本美容外科学会専門医
  • VASER Lipo認定医
  • TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos 認定医
■所属学会
  • 日本外科学会
  • 日本胸部外科学会
  • 日本形成外科学会
  • 日本美容外科学会(JSAS)
  • 日本美容外科学会(JSAPS)
  • アメリカ形成外科学会(ASPS)
■著書
技術教科書『安全で​失敗しない​脂肪吸引の​手術』​(克誠堂出版)​

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