性別・年齢で異なる脂肪がつきやすい部位
- UPDATE
無理なダイエットがたたってリバウンドしてしまったとき、なぜ体型が崩れたと感じてしまうのでしょうか? その答えは、脂肪の落ちる部位とつく部位にありました。
このコラムで、性別・年齢で異なる脂肪がつきやすい部位をご紹介します。
性別や年齢で違う脂肪の特性
摂取カロリーと消費カロリーのバランスで、余剰なエネルギーは脂肪組織として蓄積されますが、その沈着部位は全身均一でなく、年齢や性別によっても変わります。
男性の場合は内臓脂肪が優先的に蓄積され、皮下脂肪ならお腹周辺、胸部(女性化乳房)、ウエスト、頬アゴ、内股の順番についていきます。一方、女性は皮下脂肪の比重が高く、下腹部、太もも、お尻、ウエスト、頬アゴ、二の腕、背中とほぼ全身に沈着します。特に女性の場合は年齢によってもつきやすい部位が異なり、10代は頬アゴ、20代では下腹部や太もも周り、30代からこれに加えウエストや二の腕、40代からはお腹周りを気にされる方が多いようです。

下半身だけ太ってしまう理由
ここで注意しなければならないのは、無理なダイエットでリバウンドを繰り返した場合、体重は元に戻っても、体型は確実に崩れていくということです。というのも、ダイエットで落ちやすいのはバストなどの上半身からで、リバウンドでつきやすいのは下半身からという性質があるからです。上半身は華奢なのに、下半身はどっしりと皮下脂肪がついている。そんな体型の方からもご相談がありますが、リバウンドを繰り返した人が少なくありません。
こういったことからも、部分痩せの難しさと必要性を感じています。
コラムのポイント
- 男性の皮下脂肪はお腹、胸部、ウエスト、ほほ顎、内股の順に沈着
- 全身に皮下脂肪がつきやすい女性は、年齢とともにお腹周りに集中
- ダイエットとリバウンドを繰り返すと体型が崩れやすい
<監修医師紹介>
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大橋 昌敬 (THE CLINIC 総院長 / 第112回日本美容外科学会会長)
- ■経歴
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- 1990年
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久留米大学医学部 卒業
久留米大学医学部 第二外科 外科学 入局
(胸部外科学、救急医学、麻酔全般を習得/博士号取得)
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- 1994年
- Toronto General Hospital(Canada)
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- 2000年
- 聖心美容外科 東京院副院長 就任
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- 2003年
- 聖心美容外科 福岡院院長 就任
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- 2009年
- THE CLINIC 福岡院院長 就任
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- 2012年
- THE CLINIC 東京院院長 就任
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- 2015年
- THE CLINIC 技術指導医 就任
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- 2017年
- THE CLINIC 統括指導医 就任
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- 2022年
- THE CLINIC 総院長 就任
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- 2023年
- 第112回日本美容外科学会長就任
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- ■資格
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- 日本胸部外科学会認定医
- 日本外科学会認定医
- 日本美容外科学会専門医
- VASER Lipo認定医
- TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos 認定医
- ■所属学会
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- 日本外科学会
- 日本胸部外科学会
- 日本形成外科学会
- 日本美容外科学会(JSAS)
- 日本美容外科学会(JSAPS)
- アメリカ形成外科学会(ASPS)