顔の脂肪吸引の経過写真(術後3ヵ月)-ダウンタイムや失敗回避策もご紹介
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頬や顎のたるみを改善できる顔の脂肪吸引ですが、隠しにくい部位なので術後の経過や過ごし方に不安を感じている方もいらっしゃると思います。なかには、失敗やデメリットを懸念して決断できないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このコラムでは実際に顔の脂肪吸引を受けられたゲスト様の症例写真をもとに、腫れ・むくみ・内出血の経過をご説明。また、他院で受けた顔の脂肪吸引の失敗事例と、失敗を回避するために当院が押さえている7つのポイントを解説します。
顔(頬・顎下)の脂肪吸引 その効果とは?
脂肪吸引とは、その名の通り体内の脂肪を吸い出して痩身効果を得るための施術です。
中でもTHE CLINIC の脂肪吸引で人気の部位が、頬やフェイスラインをすっきりさせる顔の脂肪吸引です。顎や頬はダイエットをしても「変わらない」「変化が見えにくい」など、なかなか効果が出にくい部位の一つ。その原因は脂肪だけではなく、筋肉の衰えによる皮膚のたるみが混在しているケースも少なくありません。また、顔は体に比べ皮膚が薄いため、脂肪がついてしまうとたるみやすい部位でもあります。そのため、すっきりとしたフェイスラインを目指すためには脂肪を除去すると同時にたるみも一緒に解消することが望ましいとされています。
近年ではベイザー脂肪吸引のように、脂肪を取り除くだけでなく、皮膚のタイトニング効果も見込めるものも存在します。これにより、ダイエットでは得られなかった引き締まったフェイスラインへと近づけることができるのです。
施術名 | ベイザー脂肪吸引 |
---|---|
施術概要 | ベイザー波という超音波を皮膚の内側から脂肪組織に照射して、周辺組織と脂肪細胞を遊離。その後カニューレという専用の管で脂肪細胞を吸引除去する。術後は脂肪採取部位を圧迫固定。カニューレ挿入口には、5mm程度の小切開を加える。 |
施術費用(標準モニター) | 頬(両側)¥270,000(税込¥297,000)/顎下(二重あご)¥270,000(税込¥297,000) モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。 ▷頬・あご下スッキリ【お顔の脂肪吸引モニター募集】 |
施術の副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 |
いま話題の脂肪吸引注射と顔の脂肪吸引の違い
脂肪吸引注射は韓国で話題の小顔施術です。一般的な脂肪吸引のカニューレ(吸引管)の太さが3mmなのに対し、脂肪吸引注射は1.6mm程度と細く、組織へのダメージが少ないと言われています。一見良いとこ取りのように聞こえる脂肪吸引注射ですが、吸引量によっては皮膚がたるむというデメリットも。当院が扱うベイザー脂肪吸引は皮膚の引き締め効果も高いため、脂肪を除去し皮膚もしっかり引き締めたいという方には、脂肪吸引がおすすめです。
概要 | メリット | デメリット | |
---|---|---|---|
脂肪吸引注射 | 注射器を使い脂肪を吸引する | 注射針が細く、組織へのダメージが少ない | 皮膚がたるむ可能性がある |
脂肪吸引 (ベイザー脂肪吸引) |
カニューレ(吸引管)を使い脂肪を吸引する | 脂肪の除去と皮膚の引き締めが同時に可能 | 痛みや内出血などのダウンタイムがある |
気になるのはダウンタイムと失敗リスク
- 術前に不安だったこと
頬やフェイスラインをすっきりさせる顔の脂肪吸引。
実際にその施術を受けた50人(女性46人・男性4人)の術後のアンケートを見てみると、「施術を受ける前に、不安に思っていたことはありますか?」の問いに、約4割の方がダウンタイム(腫れ・内出血など)と回答。続いて多かったのが失敗リスクについて。約2割の方が「万が一失敗したらどうしよう」と不安を抱えていることが分かりました。※THE CLINIC 調べ
そこで今回は、顔の脂肪吸引をご検討中の方に、少しでも安心して施術を受けていただけるように、この不安の2大要素と思われる顔の脂肪吸引の“ダウンタイム”と“失敗のリスク”について詳しく解説していきたいと思います。
【ダウンタイムの経過写真】腫れや内出血はどれくらい?
まず、最も不安が多かったダウンタイムについて、実際の経過写真をもとにご紹介しましょう。
顔の脂肪吸引で現れるダウンタイムは、腫れ、内出血、痛み、むくみなど。その中でも多くのゲストが主に気にしているのが、腫れと内出血です。この症状は見た目に出てしまうため、「何日も仕事に行けなかったらどうしよう……」と施術を決意するまでに時間がかかったという方も少なくないようです。ところが、実際に施術を受けたゲストからは「悩んでいた時間がもったいなかった」といったコメントを多数いただいています。
これからご紹介する写真を見ると、その意味がお分かりいただけるのではないでしょうか。
気になる腫れや内出血などのダウンタイムと合わせて、翌日から3ヶ月後の顔の脂肪吸引が完成するまでの経過をご覧下さい。
顔(頬・顎下)の脂肪吸引【術前~3日目】
術前は頬や顎、フェイスラインに余分な脂肪が付いているため、たるみが見られます。こちらのゲストは、顔をすっきりさせたいということで、頬とあご下にベイザー脂肪吸引を行いました。
施術後、1日目から首に少し内出血の跡が見られますが、衣服で隠すことのできる範囲です。一方、顔は2日目より少しむくみが見られるものの内出血は見られません。
顔(頬・顎下)の脂肪吸引【7日目~16日目】
7日目以降、硬縮(脂肪吸収した部位の皮膚が硬くなったり、皮膚がぼこぼこしたりする状態)が見られますが、12日目になるとむくみもだいぶ落ち着き、フェイスラインもすっきりしています。さらに、16日目になると、内出血も目立たなくなってきました。
顔(頬・顎下)の脂肪吸引【1ヵ月~3ヵ月】
施術後から1ヵ月は、まだ硬縮が残った状態です。ただ2ヵ月を迎える頃になると、硬縮がなくなりフェイスラインのもたついた感じもなくなってきます。このゲストの方はこの頃より、周囲の人から「キレイになった」と言われるようになったとのことです。3ヵ月目になると首を動かしても二重顎にならないまでに変化し、シュッとしたフェイスラインに仕上がりました。
このように、ベイザー 脂肪吸引は時間を追うごとに皮膚が引き締まってくるのが特徴です。
施術名 | ベイザー脂肪吸引 |
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施術概要 | ベイザー波という超音波を皮膚の内側から脂肪組織に照射して、周辺組織と脂肪細胞を遊離。その後カニューレという専用の管で脂肪細胞を吸引除去する。術後は脂肪採取部位を圧迫固定。カニューレ挿入口には、5mm程度の小切開を加える。 |
施術費用(標準モニター) | ¥270,000(税込¥297,000) モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。 ▷ダウンタイムが少ない【お顔の脂肪吸引モニター募集】 |
施術の副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 |
術後3日間はサポーター着用がおすすめ
顔の脂肪吸引は、脂肪溶解注射やボトックスのような薬剤注入による施術と比べるとダウンタイムの期間が長くなることがデメリットとして懸念される一方で、体の脂肪吸引と比べると施術時間やダウンタイムがずっと少ないのが特徴です。そのため、多くの方はお仕事がお休みの時に施術を受け、翌日から出勤されているようです。
なお、THE CLINIC の顔の脂肪吸引では手術後から3日間、フェイスバンド(サポーター)の着用をおすすめしています。これはむくみを軽減するためです。この圧迫固定について「着けている間は外出できないのでは?」と心配される方もいらっしゃいますが、就寝時などの着用可能な時間帯だけで問題ありません。
当院の脂肪吸引ダウンタイム軽減の工夫について、詳しくはこちらをご覧ください。
▷THE CLINIC の術後ケア/脂肪吸引後のダウンタイム
顔の脂肪吸引で後悔しがちな失敗
次に、もう1つの不安要素である失敗リスクについてです。
脂肪吸引を後悔するパターンとしてよくあるのは、以下の3つです。
脂肪を取りすぎてコケてしまう
よくある失敗は「頰がコケてしまった」という失敗です。
こちらは、実際に修正のご相談に訪れた女性の症例写真です。数年前に他院で脂肪吸引を受けた後、頬が痩けたようになってしまったことにお悩みでした。赤くマーキングした部分が、脂肪の取り過ぎによって筋肉と皮膚が癒着して引きつれを起こした状態に…。細くしたいとお考えになった際に不必要に脂肪を取りすぎてしまうと、このような失敗を招いてしまうのです。
内出血が想像よりひどい
顔の脂肪吸引はボディよりも吸引量が少ないため、ダウンタイムが軽いことがメリットのひとつです。当院では、たいてい術後4日目くらいからはマスクなしでも気づかれない程度という方がほとんどで、残っていてもメイクでカバーできています。
しかし、取り過ぎたり取ってはいけない脂肪を吸引してしまうことで、通常より内出血がかなり強く出てしまうことはあります。
神経が一時的にマヒしてしまう
顎から口元にかけては、唇を下げる働きのある神経があります。カニューレ操作の際にこの神経にダメージを与えると、口が不自然に上がったり曲がってしまうことがあります。多くの場合、1ヵ月ほどで治まってくるのですが、そういったリスクがあることは事前に知っておいた方が良いでしょう。
顔の脂肪吸引で起こり得るリスクを回避するためには、やはり経験豊富で信頼できるドクターを選ぶことが重要です。
志田ドクターがここで紹介したリスクや失敗しないためのドクターの選び方などを動画で解説しているので、併せて参考にご覧ください。
安易なバッカルファット除去はたるみの原因になります
「脂肪吸引でたるむのが怖いから、バッカルファットを除去しよう」もしそのようにお考えでしたら、ちょっと待ってください。顔のたるみの原因は、皮下脂肪の減少です。特に、加齢に伴う顔のたるみは、皮下脂肪が減少して皮膚がたるむことで目立ってきます。この状態でバッカルファットを除去してしまうと、たるみは一層ひどくなってしまうのです。悪くすると頬がこけたり、頰の形に左右さが生じてしまうこともあります。バッカルファット除去を希望される方は、このようなリスクを考慮した上で慎重にお考えください。
THE CLINIC の顔の脂肪吸引【7つのポイント】
当院では、顔の脂肪吸引のダウンタイム軽減、デメリットや失敗回避のために、以下の7つのポイントを押さえ、実践しています。顔の脂肪吸引をご検討させる際のポイントとしても参考になさってください。
当院が実施する安心・安全の取り組みはこちら
▷安心・安全のための7つのスタンダード
①ダウンタイム軽減と皮膚のたるみ防止対策には、ベイザー脂肪吸引
顎下は、脂肪吸引後にたるみが生じる場合があります。当クリニックでは、線維組織や血管への刺激が低負担なベイザー脂肪吸引を採用しています。[1]
ベイザー脂肪吸引は、皮膚を引き締める効果があるため、脂肪吸引後も皮膚がたるむことが少なく、ダウンタイムの症状が軽度なのが特徴です。
②残す脂肪を「見極め」て、痩け・老け顔を回避
顔の脂肪吸引の場合、失敗のほとんどは、脂肪の取り過ぎが原因。
頬は、取っても良いネガティブゾーンと、取ると失敗に繋がるポジティブゾーンを正しく見極め、必要な脂肪を「あえて残す」ことが重要です。
③多様な専用器具を使い分け
顔のような繊細な部位を美しく自然に仕上げるためには、繊細な吸引技術が必須。そのため、当院のドクターは、吸引部位や範囲によって長さや形状の異なる数種類のカニューレ(吸引管)を使い分けながら脂肪吸引を行っています。
④イメージと違う! を防ぐカウンセリング
イメージと違ったという失敗は、担当医とイメージの共有ができていないことが主な原因。カウンセリングと施術を同じドクターが担当することで、初めに共有した術後イメージのブレを防ぎます。
⑤腫れ・内出血を抑える吸引法と麻酔管理
ダウンタイムを最小限にするために、使用する機器に加えて、吸引方法・麻酔管理にも工夫をしています。吸引方法を工夫することで、術後の腫れや内出血、むくみが抑えられるため、日常生活への負担もほとんどありません。
⑥傷跡を残さないスキンポートの装着
顔の脂肪吸引では、耳の後ろやあご下などの見えない部分に吸引口を作ります。その際、吸引口にスキンポートと呼ばれる器具を装着します。刺激から皮膚を保護することで、傷口の広がりや火傷を防止しています。
⑦後遺症を残さない解剖学の知識
吸引中に周辺組織(神経・筋肉・血管)を傷つけてしまうと、しびれや引きつれなどの後遺症が残ることも…。当院では、解剖学の知識を熟知したドクターがカウンセリングから施術、術後のケアまでを担当します。
デザインや吸引方法は一人ひとりの骨格や筋肉、脂肪の付き方、皮膚の状態によって異なります。そのため、術前のカウンセリングや解剖学に基づいた入念なマーキングが重要です。
脂肪吸引の気になるリスクについて詳しくはこちらをご覧下さい。
▷医師監修コラム「脂肪吸引の気になるリスクを美容外科医が解説!」
顔の脂肪吸引はダウンタイムが少なく、失敗も回避できる
顔の脂肪吸引によるダウンタイムは体の脂肪吸引と比べるとずっと少なく、術後の腫れや内出血、むくみの症状が軽いのが特徴です。また、デメリットや失敗によるリスクは、クリニック側の工夫によって回避することができます。顔の脂肪吸引についてご興味がある方は是非一度ご相談下さい。また少しでも不安に思うことや疑問点などがございましたらメールにてドクターが相談に乗りますのでお気軽にお問い合わせください。
コラムのポイント
- 顔の脂肪吸引ではダウンタイムと失敗リスクに不安を抱える方が多い
- 術後の腫れや内出血、むくみの症状が軽いのが顔の脂肪吸引の特徴
- 顔の脂肪吸引は失敗もあり得るため、手術前に7つのポイントを確認すると◎
よくある質問
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顔(頬・顎下)の脂肪吸引のデメリットはありますか?
脂肪溶解注射やボトックスのような薬剤注入と比べるとダウンタイムの期間が長くなることです。
脂肪溶解注射によるダウンタイムは3日~1週間程度、ボトックスの場合は2週間程度と言われています。一方で、脂肪吸引の場合は腫れや内出血などの症状をはじめ、硬縮の期間も含めると3ヶ月ほど掛かります。ただし、脂肪吸引は完成までの期間が長い代わりに1回の施術で大幅な痩身効果を期待することができます。 -
脂肪吸引後にたるむのはなぜですか?
脂肪吸引をしたら必ずたるむわけではありませんが、リスクはあります。
脂肪がなくなると、その分のスペースができますが、皮膚が十分に縮まないと、余った皮膚がたるみとして現れます。特に、一度に大量の脂肪を吸引した場合や、もともと皮膚の弾力性が低い体質の場合に、たるみのリスクが高まります。
しかし、これらの要因を考慮して適切な技術や方法で脂肪吸引を行えば、たるみは防ぐことが可能です。 -
顔(頬・顎下)の脂肪吸引後のフェイスバンド(圧迫バンド)着用はいつまで行うのでしょうか。
術後3日間、就寝時等の可能な時間帯に行ってください。
手術直後〜3日程度は首元に多少の内出血が見られますが、施術から3日目になると腫れやむくみの症状がピークになります。そのため、術後3日間、就寝時等の可能な時間帯はフェイスバンドで圧迫固定を行うようにするとむくみを和らげることができます。 -
ダウンタイム中、周りの人に顔の脂肪吸引を行ったことがバレてしまわないか心配です。
顔は、他の部位の脂肪吸引と比べて最もダウンタイムが少ないため、マスクやお化粧で隠すことができます。
個人差はありますが、顔の腫れは大きく見た目に出ることが少ないため、手術後2日でマスクなしでもバレないくらいダウンタイムが短い方もいらっしゃいます。また、顔の内出血は身体の脂肪吸引と比べて派手な症状として出現しないためお化粧で隠すことができます。
<監修医師紹介>
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大橋 昌敬 (THE CLINIC 総院長 / 第112回日本美容外科学会会長)
- ■経歴
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- 1990年
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久留米大学医学部 卒業
久留米大学医学部 第二外科 外科学 入局
(胸部外科学、救急医学、麻酔全般を習得/博士号取得)
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- 1994年
- Toronto General Hospital(Canada)
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- 2000年
- 聖心美容外科 東京院副院長 就任
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- 2003年
- 聖心美容外科 福岡院院長 就任
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- 2009年
- THE CLINIC 福岡院院長 就任
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- 2012年
- THE CLINIC 東京院院長 就任
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- 2015年
- THE CLINIC 技術指導医 就任
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- 2017年
- THE CLINIC 統括指導医 就任
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- 2022年
- THE CLINIC 総院長 就任
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- 2023年
- 第112回日本美容外科学会長就任
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- ■資格
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- 日本胸部外科学会認定医
- 日本外科学会認定医
- 日本美容外科学会専門医
- VASER Lipo認定医
- TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos 認定医
- ■所属学会
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- 日本外科学会
- 日本胸部外科学会
- 日本形成外科学会
- 日本美容外科学会(JSAS)
- 日本美容外科学会(JSAPS)
- アメリカ形成外科学会(ASPS)