マリオネットラインを今すぐ改善! 症状で異なる3つの整形術

自然さにこだわったマリオネットライン治療の効果

マリオネットラインや頬のたるみを解消する整形法として、当院では自然な仕上がりにこだわり、複数の選択肢からお一人おひとりの症状に合った方法をご提案しています。
本コラムでは、どのようなタイプにどんな方法が効果的かについて詳しく解説していきます。

マリオネットラインの原因

マリオネットラインとは、口角の両端から顎にかけて伸びたシワの事です。
ほうれい線よりも下に出来ることが特徴で、口を閉じていると人形のようにみえることからこのように呼ばれています。マリオネットラインができると口角が下がったように見え、不機嫌な、暗い印象を与えてしまうほか、見た目が実年齢よりも上に見えてしまうことも少なくありません。
ではなぜマリオネットラインができるのか、その原因は、主に筋肉の衰えと脂肪の下垂にあります。

原因①筋肉の衰え

年齢を重ねて筋膜のハリがなくなると、口周りにリング状にある「口輪筋」という筋肉を上手に使えなくなり徐々に筋肉が衰えてたるんでしまいます。このたるみこそがマリオネットラインを作る要因です。口角を上げ、大きく口を動かすなどのエクササイズやリンパケアなどのマッサージを行うことで、筋肉が鍛えられ、マリオネットラインの改善が期待できます。

原因②加齢による脂肪の減少と下垂

筋肉の衰えも原因の1つではありますが、それよりも大きな原因は脂肪の下垂です。
顔の脂肪は加齢とともに減少します。しかし脂肪がなくなったからといって、その分皮膚が自然に引き締まるわけではありません。むしろ脂肪が減少した結果皮膚が余り、たるみまで引き起こしてしまいます^[1]。こうしておこったたるみこそがマリオネットラインなどのシワが出来る原因です。
特に、マリオネットラインに大きく関係するのが頬の脂肪のたるみ。このたるみは下顎でせき止められます。そうして溜まった脂肪が口角から顎にかけて段差（溝）が生じ、マリオネットラインが目立ってしまうというわけです。

ボトックス注射・ヒアルロン酸注入といったプチ整形の効果は?

脂肪の下垂によるマリオネットラインの解決方法として効果的なのが美容手術です。
プチ整形としてボトックス注射やヒアルロン酸注入といった施術が知られていますが、効果がイマイチだったという声も少なくありません。具体的には、以下のような理由が考えられます。

根本からの改善が困難

マリオネットラインを解消するには、原因にアプローチすることが重要です。ボトックス注射は、マリオネットラインの原因のひとつでもある、口周りの筋肉にアプローチします。これだけ聞くと効果があるのでは? と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまでも筋肉へのアプローチ。メインである脂肪のたるみの改善はできません。
ヒアルロン酸注入は、マリオネットラインの溝を埋めるといった対症療法。これでは、根本からマリオネットラインを改善するのは困難です。

仕上がりが不自然

ボトックスやヒアルロン酸といった注入物は、人工で作られたものなので、自然さを重視する方には適していません。
ボトックス注射によって口の周りの筋肉の動きが不自然になり、本来の自然な表情が失われてしまうこともあるでしょう。また、ヒアルロン酸注入はしこりができたり、マリオネットラインだけが不自然に膨れた仕上がりになったりすることもあります。

効果の持続期間が短くランニングコストが高い

ボトックス注射が持続するのは4ヶ月程度、ヒアルロン酸注入の持続効果は半年〜1年程度です。つまり、マリオネットラインがない状態を長期間持続させるためには、注入を繰り返す必要があるということ。ボトックス注射やヒアルロン酸注入は、ランニングコストがかかってしまうのです。

【番外編】ジョールファット除去は効果あり？なし？

ジョールファットとは、口角横に位置している脂肪を指し、この脂肪を取り除くことでフェイスラインを整え、マリオネットラインを解消できるといわれています。
しかし顔はもともと脂肪の少ない部位なので、安易に取りすぎてしまうと頬がコケてしまったり、たるみが強くなる可能性があります。
脂肪は一度除去してしまうと戻ることはありません。後悔しないためにも原因を把握した上で適切な治療を選択することが重要です。
 
以下のコラムでは、ジョールファットについて詳しく解説しています。
▷ジョールファット除去で後悔しない！脂肪吸引のプロが教える失敗回避法

マリオネットラインの原因・症状で異なる治療法3選

私たちが自信を持って提供する、マリオネットライン治療を症例写真とともにご紹介しましょう。いずれもプチ整形では得られない効果があります。
なお、症状・レベルによって治療法が異なるので、ご自身のお顔の状態と併せてご覧ください。

症状レベル1「頰のたるみが少なく、シワだけが気になる方」

治療法「脂肪注入」
頬のたるみはさほどないものの、マリオネットラインが目立っているという方には、脂肪注入による治療法を提案します。この症状は、皮膚のハリの衰えによって起こるもの。皮膚にハリがなくなってたるみ、マリオネットラインができてしまうのです。そこで、マリオネットラインの溝に良質な脂肪「マイクロCRF」を注入し、ハリと弾力のある肌を取り戻します。マイクロCRFとは、採取した脂肪から不純物を取り除いて濃縮し、細かく砕いた脂肪のこと。自身の細胞を使うので、人工物のような不自然さはありません。肌なじみも良く、顔の細かいシワなどへの注入に適しています。
マイクロCRFの効果はシワを埋めることだけではありません。注入後、脂肪に含まれる幹細胞によってコラーゲンが生成され、肌を活性化します。つまり、マイクロCRFはこのマリオネットラインの原因である皮膚のたるみと衰えにもきちんとアプローチできるのです。

症状レベル2「脂肪が多く、たるみが顕著な方」

治療法「ベイザー脂肪吸引+糸リフト」
下垂して溜まった脂肪が多い場合、マリオネットラインの解消にはそれを除去した上でたるみを引き上げる必要があります。その場合は「ベイザー脂肪吸引」と糸リフトの併用が効果大。ベイザー脂肪吸引は、ベイザーリポという特殊な機器を使った脂肪吸引施術です。一方の糸リフトは、円錐形のコーンが付いた溶ける糸で立体的に引き上げるシルエットソフトや、肌表面に糸の形状でデコボコや引きつれが生じにくく長期的な効果が期待できるVOVリフトがおすすめです。
まず、マリオネットラインの原因となっている頬や顎のたるんだ脂肪をベイザーリポで除去。機器の性能を活かしたタイトニング吸引法（スーパーフェイシャルリポサクション）は、皮膚の引き締め効果にも有効です。続いて、皮膚の組織が収縮する前にシルエットソフトを挿入します。併用の目的は、一層引き上がった仕上がりを実現させるため。バイオコーンと呼ばれる特殊構造の突起物で、組織を立体的に引き上げます。なお、溶けた糸は吸収されるまで「のり」の役割を担い、頬の引き上げ効果を長期間持続させます。こうすることで優れたリフトアップ効果を発揮し、脂肪吸引後の弛んだ皮膚もしっかり引き締めます。

症状レベル3「頬がこけてたるんでいる方」

治療法「脂肪注入+糸リフト」
加齢による顔（頬）の脂肪量減少が著しく、余った皮膚がたるんでしまい、マリオネットラインが目立つようになります。そのような場合、脂肪注入と糸リフトを組み合わせた治療法がお勧めです。糸で気になる口周りのたるみを引き上げつつ、頬に失った脂肪を補っていきます。この原因へのWアプローチなら、マリオネットラインの解消だけでなく、エイジング治療の効果さえも期待できるのです。
このように頬のボリュームを必要とするケースには、顔の脂肪注入の中でも「コンデンスリッチフェイス」が最適。採取した脂肪から不純物を取り除き、元気な脂肪細胞と幹細胞を濃縮したコンデンスリッチファット（CRF）を使った施術です。失った頬のボリュームを補えば、立体感のある顔に仕上がり、若々しい印象を取り戻すことができます。
また、脂肪が定着することで、長期間効果を保つことが可能です。

治療法は、お顔の状態にあわせて適切に判断

「マリオネットラインが悩み……」と一言に言っても、原因や症状は人それぞれです。さらにマリオネットラインが目立つ場合、他の老け顔ライン（ほうれい線・ゴルゴライン）も顕在化している可能性が大。つまり「マリオネットラインならこの方法」という画一的な考えでは、お悩みの解消が難しいのです。
一筋縄ではいかないのが、マリオネットラインの治療。だからこそTHE CLINIC は、おひとりお一人の症状やニーズをしっかりと把握することから始めます。もしよろしければ、一度カウンセリングにお越しください。