脂肪吸引のメリットと5つのデメリット【費用・リスク・痛み・ダウンタイム】

脂肪吸引のメリットと5つのデメリット【費用・リスク・痛み・ダウンタイム】

  • UPDATE

短期間で確実な効果が得られる、リバウンドをしにくくなるなど、脂肪吸引には大きなメリットがあります。
しかし脂肪吸引を検討されている方の中には、デメリットが心配でなかなか手術に踏み切れないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは「術中に痛みを感じることがある」「ダウンタイムがつらい」「死亡事故のリスクがある」など、脂肪吸引に関するデメリットを包み隠さずお伝えするとともに、手術をするにあたって、こうしたデメリットに当院がどのような対策をしているのか、ご紹介したいと思います。
脂肪吸引を受ける前の準備体操のようなつもりで、肩の力を抜いてご覧ください。

この記事の監修ドクター

大橋 昌敬
大橋 昌敬 医師
(THE CLINIC 総院長 / 日本美容外科学会専門医 / 日本美容外科学会会長

脂肪吸引とは?

脂肪吸引は、太さ数mmのカニューレ(管状の医療器具)を使って、余分な皮下脂肪を取り除く美容外科の痩身手術です。脂肪は水よりも軽いので体重はほとんど変化しませんが、見た目には大きな痩身効果が得られます。
また、顔や二の腕、太もも、お腹など、皮下脂肪があればご希望の部位の皮下脂肪ごとに施術を受けられます。つまり、ダイエットでは難しい確実な部分痩せのニーズを叶えると同時に、ボディラインを美しく整えることを目的とした施術なのです。

脂肪吸引のメリット

脂肪吸引の最も大きな魅力は、短期間で確実な効果が得られる点です。数ヵ月がかりのダイエットで取り除けなかった脂肪も、たった1度の施術でしっかり除去できます。
また、手術した部位はリバウンドしにくくなるといった点も特徴の一つ。脂肪細胞の大きさを小さくすることで痩身効果を得るダイエットとは違い、脂肪吸引では脂肪細胞自体を取り除くので、以前のように脂肪が蓄えられなくなり、リバウンドしにくくなります。

脂肪吸引可能部位

脂肪吸引は頬や二重顎、二の腕、お腹、太ももなど、皮下脂肪がつきやすいほとんどの部位で施術を行うことが可能です。

施術名 ベイザー脂肪吸引
施術部位 顔(頬・顎)/二の腕/お腹/ふくらはぎ/太もも
施術概要 ベイザー波という超音波を皮膚の内側から脂肪組織に照射して、周辺組織と脂肪細胞を遊離。その後カニューレという専用の管で脂肪細胞を吸引除去する。術後は脂肪採取部位を圧迫固定。カニューレ挿入口には、5mm程度の小切開を加える。
施術費用(標準モニター) ¥200,000〜¥380,000(税込¥220,000〜¥418,000)
モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。
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施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。
▶️効果やリスクを含め、ドクターが丁寧にご説明いたします【無料カウンセリング予約】

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脂肪吸引のデメリット

脂肪吸引を検討されている方の不安や心配は、いくつか想定されます。
ここからは以下の5つのデメリットについて、当院がどのような対策を行っているのか詳しくご説明させていただきます。

費用が高い

脂肪吸引、痩身エステ、パーソナルフィットネスジムの比較表をご用意しました。

  脂肪吸引 痩身エステ フィットネスジム
(パーソナル)
1回あたりの値段 ¥217,800〜297,000※ ¥22,000〜33,000 ¥19,250〜20,488
施術回数 1回 10回〜30回 16回〜32回
総合金額 ¥217,800〜297,000 ¥220,000〜990,000 ¥327,800〜616,000
効 果 物理的に脂肪細胞を除去 マッサージで脂肪細胞を縮小 運動と食事制限で脂肪細胞を縮小
※1部位目安

総合金額では脂肪吸引は高くない

1回あたりの施術金額を比較してみると確かに脂肪吸引だけ桁が違います。しかし、総合金額を見ると、脂肪吸引は高くないとお分かりいただけるはずです。実際に「痩身のためにこれまでにかけたコストを考えると最初から脂肪吸引を選択しておけば良かった」と後悔の声を聞くこともしばしばです。
脂肪吸引は、痩身エステやパーソナルフィットネスジムのよう何度も通うことなく、気になる部位を一度で細くすることができます。また、脂肪細胞の数自体を減らす施術なので脂肪がつきにくくなり[1]、よほど不摂生をしない限り、エステやダイエットのようにリバウンドすることはありません。

回避法:トータルでかかる費用を成約前に確認

ただし、脂肪吸引の値段は部位ごとに異なりますし、クリニックによっても大きく違ってきます。脂肪吸引の手術では麻酔や薬剤、消耗品なども必要です。安いクリニックを選んだのに脂肪吸引代以外にいろいろ追加費用がかかり、結果的に高額になってしまうことも少なくありません。トータルの費用を事前にしっかり確認することが大切です。

失敗することがある

場合によっては、脂肪吸引で満足のいく仕上がりが得られないこともあります。実際、ベイザー脂肪吸引の本国アメリカより日本国内医師への技術指導を拝命している[2]という背景もあり、当院には他院で受けた脂肪吸引の失敗修正を求めるゲストからの相談が後を絶ちません。 特に多い失敗は「お尻が垂れる」「バランスが不自然」「皮膚がたるんだ」「でこぼこになった」「細くなっていない」といった症状です。

  • FAILURE
  • 垂れたお尻
    お尻が垂れる
    太もも
  • バランスが不自然な腰
    バランスが不自然
    二の腕、太もも、お腹、腰
  • 皮膚がたるんでるお腹
    皮膚がたるんだ
    お腹
  • 凸凹な太もも
    凸凹になった
    お腹、太もも、二の腕
  • 凸凹な太もも
    細くなってない
    お腹・ふくらはぎ

それぞれについて、起こりやすい部位や失敗の原因についてまとめたものが下記になります。

  お尻が垂れた バランスが不自然 皮膚がたるんだ でこぼこになった 細くなっていない
考えられる原因 お尻が立体的なフォルムを保てるよう支えている取ってはいけない太ももの脂肪除去 事前にボディデザインがなされておらず、吸引しやすい部位の脂肪だけを過度に除去 皮膚直下の浅い層の脂肪の取りすぎや、肌質・脂肪のつき方を無視した脂肪吸引 取りすぎや取り残しによるもの。機器のスペックや医師の技術の低さが影響しやすい 筋肉や内臓脂肪が関係する場合、脂肪吸引では解消できないため医師の説明不足
起こりやすい部位 お尻、太もも 二の腕/太もも/お腹/腰 お腹 お腹/太もも/二の腕 お腹/ふくらはぎ
  お尻が垂れた バランスが不自然 皮膚がたるんだ でこぼこになった 細くなっていない
考えられる原因 お尻が立体的なフォルムを保てるよう支えている取ってはいけない太ももの脂肪除去 事前にボディデザインがなされておらず、吸引しやすい部位の脂肪だけを過度に除去 皮膚直下の浅い層の脂肪の取りすぎや、肌質・脂肪のつき方を無視した脂肪吸引 取りすぎや取り残しによるもの。機器のスペックや医師の技術の低さが影響しやすい 筋肉や内臓脂肪が関係する場合、脂肪吸引では解消できないため医師の説明不足
起こりやすい部位 お尻、太もも 二の腕/太もも/お腹/腰 お腹 お腹/太もも/二の腕 お腹/ふくらはぎ

吸引部位がでこぼこになったり細くならないなどの症状は、通常の回復過程(ダウンタイム)でも起こり得るもので、その場合は時間とともに気にならなくなっていきます。ただ、もし6ヵ月以上たっても症状が落ち着かない場合は、失敗の可能性が大きいと考えます。
上記の他にも、傷跡が目立つ、皮膚の質感が悪くなる、痺れが消えないなどの失敗例も報告されています。これら失敗の多くはドクターの技術や知識不足が原因です。取るべき脂肪と残すべき脂肪の見極めができないドクターやデザイン力に乏しいドクターなど、そもそも脂肪吸引を日常的に行っていないドクターに任せることは絶対にやめましょう

脂肪吸引の失敗、その多くは「アンバランス」が原因

脂肪吸引の失敗を防ぐにはどうすればいいのか、気になる方も多いでしょう。実は、失敗の根本的な原因は「不自然なデザイン」にあります。ほとんどの失敗はこれが原因と言っても過言ではありません。
不自然なデザインの例としては、以下のようなものがあります。

– 正面から見ると細いが、角度を変えると細く見えない
– 二の腕は細いが、肩だけが太いまま
– とりムラがあり、シルエットが凸凹している

このような不自然さを避けるには、360°どの角度から見ても美しいデザインが求められます。美容大国アメリカでは、この考え方がすでに「360° Liposuction」としてスタンダードになっています。

脂肪吸引の失敗原因

THE CLINIC の脂肪吸引は「360°脂肪吸引™」

当院の大橋総院長は、360° Liposuction の考え方に感銘を受け、日本人の肌質や脂肪の特徴に合わせて最適化した「360°脂肪吸引™」を開発しました。
単なる部位ごとの施術ではなく、周囲とのバランスや身体の動きを考慮し、どの角度から見ても美しいデザインを追求。自然で洗練されたボディラインを実現します。

360°脂肪吸引の特徴

術後のダウンタイムがある

  • 脂肪吸引のダウンタイムのイメージ(痛み、むくみ、硬縮、内出血)
    ・筋肉痛のような痛み
    ・腫れ、内出血
    ・むくみ
    ・硬縮時の痒み

脂肪吸引がダイエットやエステと異なるのは、“痩せて終わり”ではないという点です。脂肪吸引の術後には必ずダウンタイムがあります。脂肪吸引後はこのダウンタイムという正常な経過を経て、3~6ヵ月ほどかけてしっかり細くなっていきます。
従来の脂肪吸引は体への負担が大きく、術後のダウンタイムも長くつらいものでしたが、近年は組織の損傷を最低限に抑えつつ皮下脂肪の約90%の除去が可能なベイザー脂肪吸引の登場もあり、術後のダウンタイムはかなり軽減されています[3][4](ベイザー脂肪吸引の使用には、公式の認定医資格が必須です)。

脂肪吸引のダウンタイムの目安

部位や人によって程度は様々ですが、痛みや内出血、むくみ、硬縮といった症状が現れます。どんな症状でどの程度の期間続くのかをまとめたので参考にしてみてください。(※症状の程度は吸引量や吸引範囲、体質よっても異なり、個人差があります)

ダウンタイムの症状・期間の目安

  痛み 内出血 むくみ 硬縮
症状の特徴 ・強い筋肉痛のような痛み
・太ももがもっとも強く出やすい(吸引量や日常での負荷の関係)
・赤黒いあざから徐々に黄色っぽく色が変わっていき消失する ・むくみで一時的に施術前より太くなることも
・重力の影響で下半身は広範囲に現れやすい
・施術部位の皮膚に違和感(つっぱり感・硬さ・でこぼこ感など)
落ち着くまでの期間 ・ピークは術後3日間
・違和感も1~2週間ほどでほぼ消失
・術後4~5日ほどがピーク
・1週間前後で黄色くなり、2~3週間でほぼ消失
・ピークは1週間前後
・2週間~1ヵ月ほどで徐々に気にならなくなっていく
・1~2週間後から出現
・3~6ヵ月ほどで気にならなくなっていく
  痛み 内出血 むくみ 硬縮
症状の特徴 ・強い筋肉痛のような痛み
・太ももがもっとも強く出やすい(吸引量や日常での負荷の関係)
・赤黒いあざから徐々に黄色っぽく色が変わっていき消失する ・むくみで一時的に施術前より太くなることも
・重力の影響で下半身は広範囲に現れやすい
・施術部位の皮膚に違和感(つっぱり感・硬さ・でこぼこ感など)
落ち着くまでの期間 ・ピークは術後3日間
・違和感も1~2週間ほどでほぼ消失
・術後4~5日ほどがピーク
・1週間前後で黄色くなり、2~3週間でほぼ消失
・ピークは1週間前後
・2週間~1ヵ月ほどで徐々に気にならなくなっていく
・1~2週間後から出現
・3~6ヵ月ほどで気にならなくなっていく

回避法:ダウンタイム軽減が期待できる「ダウンタイム軽減点滴」

ダウンタイム軽減点滴の有無で異なる脂肪吸引後ダウンタイムの内出血の様子

脂肪吸引後のダウンタイムは正常な回復過程で現れる症状なので、回避がもっとも困難なデメリットです。しかし、症状を軽減したり期間を短くするためにクリニックにできることはあります。
例えば、THE CLINIC では脂肪吸引のダウンタイムを可能な限り軽減すべく、麻酔の調合や脂肪層のアプローチなど、手術中からも様々な工夫を凝らしています。また辛い症状には、内服薬処方やドクターによる診察などを無料で行っています。
加えて、明らかにダウンタイム症状が強く出ることが予想できる広範囲や複数部位の脂肪吸引においては、症状の軽減や期間の短縮が期待できる「ダウンタイム軽減点滴」があります。この点滴には、幹細胞から分泌され、炎症を抑えて組織の修復を促す成分が含まれており[5][6]、再生医療の分野で注目を集めています。実際、当院の症例でもダウンタイムの大幅な軽減を確認しています。そのため、3部位以上のケースでは無料で点滴投与を行います。

当院のダウンタイムの不安緩和のための取り組み

スマートフォンで見たザ・クリニックのマイページ

ダウンタイムの症状にひとりで苦しむ方は少なくありません。施術を受けたクリニックに問い合わせをしても、返答までに時間が掛かるケースや即対応をしてもらえないケースが多く、不安と不満につながるようです。
このような不安や不満をなくすために当院では術後、以下のサービスを行っております。

電話やメールでの相談

当院ではスタッフの約7割が脂肪吸引の経験者です。同じ手術を受けたからこそ分かるダウンタイムのつらさにしっかり寄り添うことをお約束します。年中無休で10:00〜19:00まで、メールと電話の相談窓口にてご相談を受け付けております。

LINEで術後ケア情報発信や個別相談

スマホでLINEを送る女性

メールや電話だけでなく、LINEでの相談も充実しています。手術の翌日以降、術後の経過日数に応じたケア情報をお送りいたします。不安な症状がある場合は、会員様専用の窓口「LINE SOS」よりお問い合わせいただければ優先的な対応が可能です。
どこまでが正常でどこからが要注意なのか、すぐに医療機関に見せるべき状態なのかなど、術後の経過で気になることは何なりとご相談ください。具体的なアドバイスをいたします。

死亡事故のリスクがある

重大な事故はほとんど起きない脂肪吸引ですが、”手術”というからにはどうしても死亡事故のリスクが付きまといます。過去には美容外科での事故が報道されたこともありました[7]
脂肪吸引の致死的な合併症については、原因は出血、腹部の内臓を傷つけたこと、および肺塞栓症だったというドイツの研究報告もありますが[8]、死亡事故の原因は主に「麻酔」「カニューレ操作」「脂肪塞栓」の3つが大きいと考えます。

麻酔事故の回避法:麻酔専門医の在籍確認

DOWNTIME
麻酔
麻酔の血中濃度が高まり中毒に

麻酔の負担が大き過ぎた場合に、呼吸が止まってしまうことがあります。麻酔専門医が在籍せず、その投薬量をしっかり管理していないクリニックではこうした事故の可能性が高くなるので、脂肪吸引を受ける際は麻酔専門医のいるクリニックを選びましょう。
THE CLINIC では経験豊富な麻酔科専門医が在籍し、必要な知識を全スタッフに指導・共有しています。また、全身麻酔を選択する際には執刀医とは別に、必ず麻酔科専門医が施術に入って麻酔と呼吸の管理を担当します。

カニューレ操作事故の回避法:ドクター選び

カニューレ
カニューレ
開腹手術をした方や、高齢者には注意が必要

脂肪吸引では、カニューレという細い管を皮下に挿入して脂肪を吸い出しますが、お腹の脂肪吸引では、このカニューレで内臓が傷ついてしまうケースがあります。よほど技術が未熟なドクターでなければ起こり得ないことですが、取り返しのつかない事態にならないよう、ドクター選びを慎重に行いましょう。
失敗の回避法でご紹介した回避ポイントのように美容外科医歴や症例数、保有資格はもちろん、それ以前の経歴においての診療科や外科経験をチェックすることも、繊細な手技が可能かどうかをチェックするための参考になるでしょう。

脂肪塞栓の回避法:施術の種類の選択

DOWNTIME
脂肪塞栓
侵襲が高いと起こる可能性がある事故。

脂肪吸引でダメージを受けた血管に脂肪成分が流れ込み、肺などにつまってしまうケースです。
技術力の高いドクターを選ぶことの他、脂肪吸引を受けるときには、体のダメージを最小限に抑えられる方法を選択しましょう。例えば吸引管にしても、先が刃のように鋭利で脂肪を削り取るものや、鈍先で吸い込むだけのものなど、機器によって使用するものが異なります。また機器の性能によってもダメージは異なります。事前に医師にそういった違いについてもしっかり確認しておくと良いでしょう。

その他のリスクと回避法

その他にも、死亡事故には至らないまでも様々なリスクは存在しますが、当院ではそうしたリスクに対しても、安全対策を徹底しています。具体例を以下にご紹介します。

感染症

傷口から細菌が侵入することで起こる症状です。
当院の手術室はカーテンではなく、壁で仕切られた個室です。また、塵やホコリなどを取り除く空調とクリーンエリアを完備し、常に清潔な状態を保っています。

感覚異常・多量出血

脂肪を吸引する際、神経やそのほかの周辺組織を過度に傷つけてしまうと、吸引部にしびれや違和感をきたしたり、多量出血を引き起こす事があります[9]
これらのリスクはベイザー脂肪吸引を使用することで防ぐ事ができます。ベイザー脂肪吸引は脂肪を削り取るのではなく、遊離させてから吸い取るので、神経などの周辺組織を傷つけず、ダメージを最小限に抑えることができます。

内臓破損

帝王切開などお腹の手術歴がある方で、腹壁瘢痕ヘルニアがある場合に起こり得るケースです。
当院では、手術歴がある方の脂肪吸引前には、必ずエコーでヘルニアがないことを確認してから手術を実施しています。

当院が行う死亡事故を起こさない為の3つの安全対策

当院では死亡事故を起こさないために、以下の3点を徹底しています。
日本麻酔科学会が認定した専門医を中心とした麻酔管理。
未熟なドクター(カニューレの使い方がおぼつかないなど)は現場に出さないこと。
体へのダメージを最小限に抑えるベイザー脂肪吸引の使用。

手術中に痛みを感じることがある

THE CLINIC には、他院で受けた脂肪吸引がトラウマになっているゲストが来院されることもあります。こうしたゲストのカウンセリングで耳にするのは「麻酔をするとき痛かった」「術中に激しい痛みを感じ、怖かった」という体験談です。
実は、こうした痛みはすべて、麻酔法が原因で起こります。

脂肪吸引の麻酔は4種類

手術の麻酔法には次の4種類があります。

局所麻酔

局所麻酔
局所麻酔
部分的で低負担。術中の意識があり、痛みを感じる場合も。

痛み止めの薬液を注射で注入する方法です。部分的に効かせる麻酔で体への負担が最も少ない方法ですが、手術中に意識があるため、恐怖を感じることがあります。また、注入時に痛みを訴える方もいらっしゃいます。

硬膜外麻酔

硬膜外麻酔
硬膜外麻酔
背中に管を入れる麻酔法。意識がある。

背骨の中にある脊髄を包む膜の外側に細い管を挿入し、麻酔薬を注入する方法です。手術中に意識があり、加えて管の挿入時に強い痛みと恐怖を感じやすいでしょう

全身麻酔

全身麻酔
全身麻酔
人工呼吸器をつける麻酔。意識はないが、リスクが高い。

呼吸器で麻酔薬を吸引する方法です。術中は人工的に呼吸を管理します。意識がなくなるので痛みや恐怖を感じることはありませんが、術後は、めまいや吐き気を伴うことも少なくありません

静脈麻酔

静脈麻酔
静脈麻酔
点滴で注入する麻酔。睡眠装用、無意識下で自発呼吸もする。

点滴で麻酔を注入する方法です。術中は自発呼吸が可能ですが、意識はなくなりますので、痛みや恐怖を感じることはありません。また、術後のめまいや吐き気もほとんどないのが特徴です。

麻酔の種類別比較表

  局所麻酔 硬膜外麻酔 全身麻酔 静脈麻酔
方法 痛み止めの薬液を注射で注入する方法 背骨の中にある脊髄を包む膜の外側に細い管を挿入し、麻酔薬を注入する方法 呼吸器で麻酔薬を吸引する方法 点滴で麻酔を注入する方法
特徴・注意点 ・術中に意識あり
・注入時に痛むことあり
・術中に意識あり
・管の挿入時に強い痛みの恐れあり
・術中に意識はない
・術後にめまいや吐き気の可能性あり
・術中に意識はない
・術後のめまいや吐き気もほとんどない
  局所麻酔 硬膜外麻酔 全身麻酔 静脈麻酔
方法 痛み止めの薬液を注射で注入する方法 背骨の中にある脊髄を包む膜の外側に細い管を挿入し、麻酔薬を注入する方法 呼吸器で麻酔薬を吸引する方法 点滴で麻酔を注入する方法
特徴・注意点 ・術中に意識あり
・注入時に痛むことあり
・術中に意識あり
・管の挿入時に強い痛みの恐れあり
・術中に意識はない
・術後にめまいや吐き気の可能性あり
・術中に意識はない
・術後のめまいや吐き気もほとんどない

回避法:徹底した麻酔管理と脂肪吸引機器の操作技術

点滴麻酔

THE CLINIC の例でお話しますが、ほとんどのケースにおいて静脈麻酔で脂肪吸引を行います。途中で麻酔が切れてしまうことのないよう、持続注入器(正確な量を確実に体内に注入できる機器)を用いることで、麻酔導入時から術後に目が覚めるまで、痛みを感じることはほとんどありません。実際に、多くのゲストから「眠っている間に終わっていた」という感想をいただいています。
もちろん持続注入器があれば大丈夫というわけではなく、死亡事故のリスクでお話したように、麻酔専門医の知識や管理スキルが前提です。
また痛みは脂肪吸引の機器によっても異なり、従来の脂肪吸引機器の施術では、硬膜外麻酔と静脈注射を併用しても痛みで起きてしまう事例を耳にします。つまりTHE CLINIC が痛みを感じさせることなく施術を行えている理由には、麻酔管理に加えて周辺組織へのダメージを抑えられる、ベイザー脂肪吸引と操作するドクターの手技の影響も考えられます。

脂肪吸引のデメリットを最小限に抑えるためのチェックリスト

ご紹介したようなデメリットは、脂肪吸引を受けた方すべてに起こるものではありません。各デメリット説明でも少し触れましたが、どういうクリニックやドクターを選べばデメリットを回避できるのか、ポイントをまとめましたので参考にしてみてください。

明朗会計な費用かどうか
施術1回あたりの金額ではなく、効果が出るまでの総額を確認する

ドクターの技術は信頼できるか
症例数や脂肪吸引の頻度、認定医の資格、失敗修正可能かなどをチェック

ダウンタイム軽減の対策や配慮はあるか
ダウンタイム軽減のための工夫や不安へのフォローが充実しているかの事前確認が安心につながる

事故を回避するための安全対策は万全か
感染症・医療機器の管理・事前検査の有無などについて確認する

手術中の痛みへの配慮や対策がしっかりしているか
施術時の麻酔法や麻酔専門医が在中しているかを事前確認

脂肪吸引の不安解消は、THE CLINIC がサポート

ここまで、脂肪吸引のデメリットと、THE CLINIC がそうしたデメリットにどのような対応をしているのか、ご紹介してきました。
当院は脂肪に特化した専門クリニックです。上記のような脂肪吸引に関するリスクを回避することはもちろん、安心して脂肪吸引に臨んでいただけるよう、術前から術後までしっかりサポートいたします。
また、仕上がりのイメージを確認したい、失敗しないか不安という方は、まずは無料カウンセリングにご相談下さい。脂肪吸引の専門医が皆さまのご要望をじっくりお伺いし、理想を叶えるために最適なプランを提案させていただきます。
脂肪吸引に関する疑問・ご相談は無料メール相談にて、いつでも受け付けておりますので、お気軽にご相談下さい。

コラムのポイント

  • 脂肪吸引には5つのデメリットがある
  • 当院の脂肪吸引はあらゆる工夫でこれらのデメリットをしっかり回避
  • 脂肪吸引に関する不安のお問い合わせはTHE CLINIC まで

よくある質問

  • 脂肪吸引の相場はいくらですか?

    脂肪吸引の費用は1部位あたり20〜40万円が相場で、吸引範囲によって変わってきます。例えば、顔の脂肪吸引は頬と顎下に部位が分けられていることがほとんどで、トータルでは30~50万円ほどが目安です。メーラーファットやジョールファットなどさらに細かい範囲で、1か所10~20万円程度で提供しているクリニックも見受けます。

  • 脂肪吸引はいつ頃から細くなりますか?

    腫れやむくみが落ち着いてくる2~3週間後が目安です
    脂肪細胞を減らす施術なので、変化は手術直後にもお分かりいただけます。ただその後、ダウンタイムという通常の回復過程で見られる症状が現れます。腫れやむくみが強くでることがあるため、そういった症状が落ち着いてくる約2~3週間後が目安となります。硬縮の違和感はまだ残っていますが、1ヵ月以内に細くなったと実感するゲストがほとんどです。

  • 脂肪吸引はどのくらい痩せますか?

    脂肪吸引の許容量は体重の5~6%
    脂肪吸引は一般的に吸引する量が多いほど出血も多く、チュメセント液の吸収などによるヘモグロビンの急激な低下や壊れた脂肪細胞の内液による電解質異常などのリスクが高まります。多くの脂肪吸引を行った経験から、一般的な日本人における吸引許容量は体重の5~6%程度と考えています[8]
    そのため全身の脂肪吸引など、吸引する脂肪量が多い場合は、体への負担も考慮して2回以上に分けての施術をおすすめしています。上半身(二の腕、腹部など)と下半身(お尻、太ももなど)に分けて吸引される方が多く、具体的な吸引量や回数については診察で全身状態を確認した上で決めていきます。

  • 脂肪吸引後にリバウンドすることはありますか?

    脂肪吸引でリバウンドすることはほとんどありません。
    脂肪吸引は、脂肪細胞のひとつひとつのサイズを小さくするダイエットとは違い、細胞そのものの数を減らすことで皮下脂肪の量を減らします。ダイエットは、食事制限や運動をやめれば細胞の大きさが元に戻ってしまう事がありますが(リバウンド)、脂肪細胞ごと減らす脂肪吸引はリバウンドする可能性がほとんどありません。
    脂肪細胞が減っているので、時間経過で効果がなくなり元に戻るようなこともありません。

  • 脂肪吸引も、やりすぎては良くないのでしょうか?

    脂肪があれば、複数回行うことは可能です。

    部位が異なれば、脂肪吸引は何度受けていただいても構いません。しかし、同じ部位の脂肪吸引を何度もやりすぎるのはお勧めしません。
    同じ部位を複数回脂肪吸引できるのは、除去できる脂肪が残っている場合に限ります。太さの原因が皮下脂肪以外(例えば筋肉や内臓脂肪など)の場合は、再手術はできません。その点はご留意ください。

    なお、手術と手術の間隔は、最低半年は開けるのが望ましいです。それまでは、むくみや硬縮が見られるので、再手術の適応があるかどうか(効果が期待できるかどうか)の正しい判断が難しいからです。
    同じ部位の脂肪吸引は何度も受けることは前提としないように。できることなら1回で済ませられるよう、仕上がりのイメージを事前にしっかりすり合わせて、信頼できるドクターに依頼してください。

  • 脂肪吸引は何日休んだほうがいい?

    体を使ったり肌の露出が大きいお仕事でなければ、翌日からの復帰も可能です。当院スタッフの場合、何かしている方が気がまぎれると、翌日から勤務する者がほとんどです。
    ただ、術後数日は痛みが強く出やすいので、無理をせず、2~3日ほどお休みを取っておくと安心です。

  • 脂肪吸引は意味ないって聞いたんですが本当ですか?

    十分に効果は感じられます。よって意味はあります。

    症例をご覧いただくとおり、効果はあります。ただ、効果がないと感じてしまうことはあり得ます。なぜそう感じるのか、理由をご説明します。

    ●意味がないと感じられる3つの理由
    ↓↓
    1. ダウンタイム中だから
    ダウンタイム中は浮腫みや腫れといった症状がみられます。この間はどうしても細さは実感できません。術後3ヵ月ぐらいは様子を見てください。6ヵ月ほどかけて徐々に引き締まって行きます。

    2. 体重が大して減らないから
    皮下脂肪は実はそれほど重くありません。よって物理的に脂肪を取り除いても、体重には大きな影響がないのが実態です。逆に浮腫みのせいで水が溜まるので、手術直後は少し重くなる可能性もあります。ただ、浮腫みが引けば体重は元に戻りますのでご安心ください。
    脂肪吸引は体重を減らすための施術ではなく、体のラインを整える施術とご理解ください。

    3. 脂肪の取り残しがあったから
    1や2と違って、これは手術のミスである可能性があります。ドクターの技術不足によって、取るべき脂肪が取れていないにすぎません。例外として、皮膚がたるむリスクを考慮して「あえて脂肪を取りすぎないようにする」ことはあります。その際は、医師から説明があるはずです。たるむリスクがある場合は、タイトニング施術を併用することで補足仕上げることができます。

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