脂肪吸引はバレる?傷跡を残さない3つの工夫
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脂肪吸引の施術を受けるにあたって【周囲へのバレ】は気になることのひとつかと思います。
家族や恋人、友人や同僚など、周囲へバレることを気にして一歩踏み出すことができない人は少なくないのではないでしょうか?
バレる要因のひとつとして挙げられるのが術部の傷跡。
脂肪吸引で理想のボディラインになれたとしても、そこに大きな跡が残ったらどうでしょう。「大きな傷跡は残ったけど、細くなったからいいや」。そう考えられるのはきっとごく少数の方で、ほとんどの方は「できることなら傷は目立たせたくない」とお考えになるはずです。
脂肪吸引において、傷跡を全く作らないということは難しいですが、工夫をすることで傷跡を目立たなくすることは可能です。
今回は、傷跡を最小限にする方法を実際の傷跡の写真とあわせてご紹介。ご自身の不安を取り除くためにも、是非ご覧ください。
実際どれくらい目立たなくなるの? 【写真公開】
脂肪吸引ではカニューレ(吸引管)を挿入する際に皮膚を切開するので、傷跡はつきもの。
しかし傷跡への配慮をきちんと行えば脂肪吸引の傷跡を最小限にすることが可能です。
そうはいっても実際の傷跡はどれくらいなの? 本当にバレない? など不安な方も少なくないのではないでしょうか?そんな方のため、今回は当院の脂肪吸引後の傷跡が分かる写真をお見せします。
二の腕の場合【術後5日/術後6ヵ月】
二の腕の脂肪吸引を受けられたゲストの傷跡の経過写真がこちら。傷跡がどこにあるのか分からなかったという方も多いのではありませんか?
術後5日目の写真からは、傷跡の小ささがお分かりいただけると思います。術後6ヵ月にもなれば肘のしわに馴染むので、ほとんど目立ちません。
脂肪吸引後の傷跡を最小限にするための3つの工夫
脂肪吸引を行う場合、きちんと傷口に対して配慮を行えば傷跡はほとんど目立たないという事がお分かりいただけたかと思います。
ではその配慮とはどのようなことなのか、当院で行っている3つの工夫をご紹介しましょう。
【ポイント1】傷は目立たないところに小さく作る
当たり前のことではありますが、傷口のサイズが小さければ、術後の傷跡もさほど目立たなくなり、バレることが少なくなります。当院の脂肪吸引で作る傷の大きさは、3〜5mm程度。加えて、切開部位は体のしわや下着のラインなどで隠れる場所を選択し、傷自体を目立たせないように工夫しています。
【ポイント2】傷の数を極力少なくする
たとえ傷跡が小さくて目立たない場所にあっても、いくつもできてしまうようなら意味がありませんよね。そうならないためにも、ドクターは少ない挿入口(=傷口)で脂肪吸引しなければなりません。挿入口が限られる分、ドクターに求められるのは高い吸引技術。つまり、傷跡を目立たなくするためにはドクターを選びも重要なのです。
【ポイント3】傷口や皮膚の火傷を防ぐため、保護機器を装着
ベイザーリポをはじめとする脂肪吸引機器の多くは、超音波を放ちます。実はこの超音波、熱を持っているので、カニューレの挿入口(傷口)に火傷を負ってしまうことがあるのです。さらに、カニューレと皮膚の摩擦でも火傷してしまう可能性があります。ひどい火傷を負ってしてしまうと必然的に傷跡の治りが遅くなってしまうこともあります。
回避法として「スキンポート」という傷口を保護する器具を装着して脂肪吸引を行えばカニューレと皮膚の摩擦を軽減することが可能です。こうして傷口への負担を軽くすることで火傷のリスクが軽減され、傷跡のレベルも最小限にできるのです。
傷跡の位置を部位別でご紹介
脂肪吸引後の傷跡の状態をご覧になって、少しでも不安が除けたなら幸いです。続いては、傷跡の位置を部位別でご紹介します。
顔(頬・顎下)の脂肪吸引の傷跡
顔(頬・顎下)の脂肪吸引では、両耳の裏に1カ所ずつと顎下1カ所の計3カ所に傷を作ります。基本的に髪の毛やコンシーラーで隠せる部分ですので、大きく目立つということはまずありません。
二の腕の脂肪吸引の傷跡
二の腕の場合、肩と肘のしわに作ることもありますが、基本的には肘のしわのみ。先ほどの経過写真からも、傷跡の小ささがお分かりいただけたかと思います。
お腹の脂肪吸引の傷跡
お腹の場合、おへその中(1カ所)と太ももの付け根か陰毛内に左右1カ所ずつ、合計3カ所に傷を作ります。太ももの付け根は下着で、へその中はくぼみで隠れるので、傷跡が大きく目立つということはありません。
背中の脂肪吸引の傷跡
背中は吸引範囲が広いので、左右の二の腕の付け根に1カ所ずつ(合計2カ所)と、ブラジャーの下に隠れる位置に2カ所の傷を作ります。基本的にブラジャーで隠れるので、ドレスなどの露出度が高い洋服でも安心です。
腰・ウエスト(ラブハンドル)の脂肪吸引の傷跡
腰・ウエスト(ラブハンドル)の脂肪吸引で作る傷は、たった1カ所。お尻の割れ目の入口に作るのですが、Tバックの下着でも隠すことができます。
腰・ウエストの脂肪吸引について詳しくはこちらをご覧ください。▷【腰・ウエストの脂肪吸引】
太ももの脂肪吸引の傷跡
太ももの前面を吸引する場合の傷は、そけい部のしわに左右1カ所ずつ。後面の場合は、臀部(お尻)と大ももの境目のしわに左右1カ所ずつ作ります。
ふくらはぎ・足首の脂肪吸引の傷跡
ふくらはぎの傷口は、膝裏のしわに2カ所ずつ(計4カ所)作ります。もし一緒に足首も脂肪吸引する場合は、かかとにも作ります。
他院の症例
THE CLINIC には、脂肪吸引後の傷跡に関するお悩みが数多く寄せられます。なかには「半年前に他院で脂肪吸引を受けたら、大きな傷跡が残ってしまいました。どうしたら良くなりますか?」と、藁にもすがる想いで相談される方もいらっしゃいました。
あまりにも酷いと右写真のように傷跡が盛り上がり、ケロイドになってしまうこともあります。原因は言うまでもなく、ドクターの技術力と傷跡への配慮のなさです。どうか、これから脂肪吸引を受ける方はドクター選びを重視してください。
<脂肪吸引の術後6ヵ月以降の傷跡に悩まれている方へ>
昨今、脂肪注入は、過去にできた傷を目立たなくさせる効果があるとの報告があり、マイクロCRFやSRFが新たな治療法として注目されています。これらの脂肪に含まれる「脂肪幹細胞」が組織の再生を測り、傷跡を薄くするという効果が期待できるからです。
もし術後6ヵ月以降の傷跡にお悩みの方がいらっしゃいましたら、脂肪注入による治療を試してみるのもひとつかもしれません。
傷跡も美しくしてこそ、本当の脂肪吸引
傷跡は、脂肪吸引したことが周囲にバレる要因のひとつでもあります。ですから、脂肪吸引を行うドクターは傷跡への配慮を徹底し、上手に脂肪吸引しなければなりません。
もし、傷跡への配慮がないドクターが脂肪吸引するとどうなるでしょうか。おそらく、都合の良いところ(=吸引が楽な場所)にいくつも傷口を作ってしまい、傷跡が増えることでしょう。反対に配慮はあっても、技術が乏しければ意味がありません。脂肪の取りムラができてしまうからです(少ない傷口からキレイに吸引できない)。
ですから、当院は“配慮と技術の双方があってこそ、本当の脂肪吸引”だと考えています。
【THE CLINIC の脂肪吸引はこちら】
脂肪吸引の症例写真一覧
施術名 | ベイザー脂肪吸引 |
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施術概要 | ベイザー波という超音波を皮膚の内側から脂肪組織に照射して、周辺組織と脂肪細胞を遊離。その後カニューレという専用の管で脂肪細胞を吸引除去する。術後は脂肪採取部位を圧迫固定。カニューレ挿入口には、5mm程度の小切開を加える。 |
施術費用(標準モニター) | 1部位¥200,000〜¥380,000(税込¥220,000〜¥418,000) モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。 ▷傷が目立たない工夫アリ【脂肪吸引モニター募集】 |
施術の副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 |
コラムのポイント
- 脂肪吸引の傷跡は、長くても術後6ヵ月程度で目立たなくなる
- ただ、失敗すると“大きな傷跡が一生残る可能性”もゼロではない
- 担当医は、傷の場所・位置・数・皮膚にかかる負担に配慮すべき
<監修医師紹介>
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大橋 昌敬 (THE CLINIC 総院長 / 第112回日本美容外科学会会長)
- ■経歴
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- 1990年
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久留米大学医学部 卒業
久留米大学医学部 第二外科 外科学 入局
(胸部外科学、救急医学、麻酔全般を習得/博士号取得)
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- 1994年
- Toronto General Hospital(Canada)
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- 2000年
- 聖心美容外科 東京院副院長 就任
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- 2003年
- 聖心美容外科 福岡院院長 就任
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- 2009年
- THE CLINIC 福岡院院長 就任
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- 2012年
- THE CLINIC 東京院院長 就任
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- 2015年
- THE CLINIC 技術指導医 就任
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- 2017年
- THE CLINIC 統括指導医 就任
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- 2022年
- THE CLINIC 総院長 就任
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- 2023年
- 第112回日本美容外科学会長就任
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- ■資格
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- 日本胸部外科学会認定医
- 日本外科学会認定医
- 日本美容外科学会専門医
- VASER Lipo認定医
- TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos 認定医
- ■所属学会
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- 日本外科学会
- 日本胸部外科学会
- 日本形成外科学会
- 日本美容外科学会(JSAS)
- 日本美容外科学会(JSAPS)
- アメリカ形成外科学会(ASPS)