メーラーファット除去で後悔しないために~デメリットと回避策~

メーラーファット除去で後悔しないために~デメリットと回避策~

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ほうれい線が気になる、笑うと丸くなる頬のでっぱりをなんとかしたい、そんな悩みを持つ人は少なくありません。
こうしたお悩みを解消できると言われる施術【メーラーファット除去】
しかしそのお悩み、メーラーファット除去では解決につながらないこともあります。
そればかりかメーラーファット除去には大きな落とし穴も・・・。
今回はメーラーファット除去を受ける前に知っておきたいデメリットについてご紹介します。

この記事の監修ドクター

大橋 昌敬
大橋 昌敬 医師
(THE CLINIC 総院長 / 日本美容外科学会専門医 / 日本美容外科学会会長

メーラーファットを除去しなくても丸顔やたるみは改善できる

まずは、当院が行った脂肪吸引の成果をご覧ください。丸い輪郭にお悩みだったこの方。メーラーファットを除去せずとも、頰から顎にかけてのラインを整えるだけで、スッキリした印象に変化しました

メーラーファット除去なしの脂肪吸引症例

施術名 ベイザー脂肪吸引
施術概要 ベイザー波という超音波を皮膚の内側から脂肪組織に照射して、周辺組織と脂肪細胞を遊離。その後カニューレという専用の管で脂肪細胞を吸引除去する。術後は脂肪採取部位を圧迫固定。カニューレ挿入口には、5mm程度の小切開を加える。
施術費用(標準モニター) ¥270,000(税込¥297,000)
モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。
▷【お顔の脂肪吸引モニター】
施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

メーラーファットとは

頬中央の脂肪:メーラーファットの位置

メーラーファットとは、頬中央に存在する皮下脂肪です。
中顔面を構成する上で重要な脂肪ですが、除去することで、笑ったときの頬の盛りあがりや、脂肪の下垂で起こる頬のたるみやほうれい線を解消できると言われています。
メーラーファット同様、顔のたるみやほうれい線に影響する脂肪として、バッカルファットジョールファットナゾラビアルファットという言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、まったくの別物です。
それぞれ同じ頬周りの脂肪ですが、存在する部位も、除去したら得られる結果も異なります。

メーラーファット ナゾラビアルファット ジョールファット バッカルファット
頬のどの位置の脂肪か? 頬骨付近

ほうれい線付近

鼻の脇から口角までのほうれい線の上にあるナゾラビアルファットの位置

口元付近

頬中央

皮下のどんな脂肪か? 皮下脂肪 皮下脂肪 皮下脂肪 筋肉の奥にある脂肪の塊
特徴 ・頬のでっぱりの要因のひとつ
・頬のたるみやほうれい線の原因になり得る
・頬と口元の高低差を生む
・頬の盛り上がりやほうれい線が目立つ要因のひとつ
・ブルドッグ顔やマリオネットラインの原因になり得る ・老化の下垂でフェイスラインがたるんでもたつく
・マリオネットラインの原因になり得る

メーラーファットの一般的な除去方法

メーラーファット除去には2つの施術方法があります。ひとつは鼻の穴の中に穴をあけてカニューレ(脂肪吸引管)を挿入し、脂肪を吸引する方法。もうひとつは、口角の内側部分を切開して吸引口を設け、除去する方法です。

メーラーファットの除去方法

メーラーファットの除去は慎重に判断してください

頬を構成するメーラーファットやナゾラビアルファット、バッカルファット、ジョールファット

メーラーファット顔の中顔面を構成する大切な脂肪で、若さの象徴とも言えます。除去すれば頬の盛り上がりは消えますが、立体感も失い、余計に年取って見えたり貧相な顔に見えることが少なくありません。
また、この頬のでっぱり部分にはいくつかの脂肪が関係しており、メーラーファットだけが原因というわけではありません。そのため、メーラーファットだけを除去したからといって、悩みが解消するとは限らないのです。
お顔の脂肪はとてもデリケートで、単に除去するだけでは必ずしも理想の外見になりません。自己判断せず、できれば複数の医師と相談して対処法を検討してください

除去するとどうなる?メーラーファット除去の落とし穴

ではメーラーファットを除去するとどのような効果があるのでしょうか?
頬の前に突き出したような盛り上がりは、確かにボリュームダウンします。しかし同時に、メーラーファットを除去することがもたらす、大きなデメリットもあります。

ヒゲのようなシワができる

鼻からの吸引

メーラーファットは皮下脂肪ですので、皮膚に近い部分にカニューレを挿入し除去していかなければなりません。すると、鼻の穴の中から脂肪を吸引する場合、カニューレの動かした跡に沿ってでこぼこができてしまい、笑うことで皮膚が持ち上がると、ヒゲのようなシワとなり目立ってしまうことがあります。鼻の穴からの吸引で傷こそ目立たないものの、シワという大きなリスクも存在する事を覚えておいてください。
口角の内側からメーラーファット除去を行う場合は、こうしたシワはできにくいと思います。ただ、口角の傷あとは内側と言えどかなり長い間、ケチャップでもついているように赤く目立ちやすいため、メーラーファットを除去する際は鼻から吸引を行うクリニックがほとんどです。

老ける

老けの原因

メーラーファットを除去すると頬の盛り上がりは消えますが、当然、立体感もなくなります。顔は平たんになり、ゴルゴラインやほうれい線が目立つ、年老いた顔になってしまう可能性があるのです。
そのため「メーラーファットを除去したけど、想像していた仕上がりと異なった」という方も少なくありません。
さらに、メーラーファットを除去することで、余った皮膚が垂れ下がり、かえってほうれい線が目立ってしまうこともあります。
脂肪が減っても、伸びた皮膚が垂れ下がれば、ほうれい線はより深く刻まれてしまいます。
メーラーファット除去で理想の顔を期待しているのに、頬のコケやほうれい線が悪化し、老けが加速することがあるのです。

もし失敗したらどうすればいい?

当院には、実際にメーラーファット除去の施術を受けた結果後悔し、修正希望して来院されるゲストも多くいらっしゃいます。
そのほとんどが、デメリットであげたように、ほっぺが真っ平でのっぺりとした印象になってしまった方や、ほうれい線が目立つようになってしまった方々です。
このようなゲストには、平らになってしまった頬にCRF(コンデンスリッチファット)を注入します。
CRF注入とは、採取した自分の脂肪から不純物を取り除き、凹みやコケなど気になる部分へ注入する施術で、顔の立体感を際立たせることができます。
さらに、ヒアルロン酸注入のように、注入した部分だけ肌の色味が浮いてしまう心配もなく、自然な仕上がりとなります。
メーラーファット除去で平らになってしまった頬に、自身の脂肪から不純物や老化細胞を取り除いたCRFを頬に注入することで、ハリがうまれ、立体感のある自然な頬へと改善することが可能です。

モニターをご希望の方はこちら

頬の脂肪が気になる方におすすめの施術方法

ここまでお読みいただき
「メーラーファットの除去は安易に行わない方が良いことはわかったけど、じゃあどうすれば良いの?」
とお感じになった方もいらしゃるかと思います。当院では、お一人お一人のご状態やご要望に応じて、以下の3つの方法をご提案しています。いずれも、メーラーファット除去を行わずとも解消できる方法です。
頬のでっぱりが気になる方と、小顔になりたい方ではアプローチの方法が異なります。
後悔しないためにも、しっかりと原因を見極めた上で適切に対策することが大切です。以下で具体的にご紹介します。

脂肪溶解注射 脂肪注入 ネガティブゾーンの
脂肪吸引
お悩み 頬骨の脂肪やでっぱりが気になる方 頬のでっぱりが気になる方 小顔になりたい方
効果 たるむことなく徐々に頬の脂肪を解消 大切な脂肪を除去ぜずに顔の段差を失くすことが可能 取るべき部分を見極めて脂肪吸引するため、スッキリとしたフェイスラインになる

「でっぱり」が気になるなら…

脂肪溶解注射による対策

対策①:脂肪溶解注射
頬骨の脂肪や笑った時に現れるでっぱりがどうしても気になるという方は脂肪溶解注射がおすすめです。
これまでメーラーファット除去のリスクについてはご説明してきましたが、一方でメーラーファットの上にある皮下脂肪をあわせて吸引吸引することはできないの?と思う方もいるかもしれません。
しかし、この部分の脂肪を除去してしまうと、メーラーファットに向かって皮膚がたるんでしまう上、直下に顔面神経が走っているため吸引することができません。
そのため頬のでっぱりが気になる方は、脂肪溶解注射を複数回に分けて注入し、ゆっくりとボリュームダウンをさせることで、たるむことなく頬の脂肪を解消することが可能です。

脂肪注入による対策

対策②:脂肪注入
頬骨下のくぼみに脂肪注入を行うことでも顔の段差がなくなり頬のでっぱりが解消されます。
また、脂肪注入の場合、顔の立体感を失わないため、のっぺりとした印象となることもありません。
大切な脂肪を除去せずに解決できる施術方法です。

小顔になりたいなら…

対策③:ネガティブゾーンのベイザー脂肪吸引
小顔になるということが一番の目的であれば、脂肪吸引がおすすめです。
単に脂肪吸引と言っても無作為に脂肪を取ってもいいという訳ではありません。メーラーファットのように、とってしまうとたるみが生じるなどデメリットの多い脂肪も存在します。このようなとってはいけない脂肪【ポジティブゾーン】を避けた上で脂肪吸引を行うことが重要です。
皮膚の状態によっては脂肪がなくなった分、皮膚のたるみが予想されるケースもあります。ただ、軽度のたるみであれば、ベイザー脂肪吸引で防ぐことができます。周辺組織のダメージを最小限に抑えて脂肪を除去できるため、術後に線維組織が皮膚を引っ張り、引き締め効果が得られるのです。さらにベイザー脂肪吸引は皮膚に近い浅い層の脂肪にもアプローチすることで、皮膚の引き締めを強化することも可能です[2]。もちろん、ダメージが少ないことでダウンタイムも軽減されます[3]

顔の脂肪吸引:ポジティブゾーンとネガティブゾーン

実施の症例画像

画像は頬と顎の脂肪吸引を行ったゲストの症例です。ネガティブゾーンの脂肪を吸引することでたるむことなくスッキリとしたフェイスラインとなったことが分かるかと思います。

顔の脂肪吸引の症例

施術名 ベイザー脂肪吸引
施術概要 ベイザー波という超音波を皮膚の内側から脂肪組織に照射して、周辺組織と脂肪細胞を遊離。その後カニューレという専用の管で脂肪細胞を吸引除去する。術後は脂肪採取部位を圧迫固定。カニューレ挿入口には、5mm程度の小切開を加える。
施術費用(標準モニター) ¥270,000(税込¥297,000)
モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。
▷【お顔の脂肪吸引モニター募集】
施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

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原因を把握した上で適切な治療を選択することが重要

メーラーファット除去は、ほうれい線の上の脂肪が気になる方には有効な施術かもしれません。
しかし、必ずしも頬のでっぱりが解消できるわけではなく、うかつに除去してしまうとシワやたるみとなってしまうこともあります。
メーラーファット除去をお考えの方はデメリットもふまえた上で、本当になりたい仕上がりとなるのか、しっかりと考えてから施術を受けるようにしましょう。
なお、脂肪は一度除去してしまうと戻ることはありません。後悔しないためにも原因を把握した上で適切な治療を選択することが重要です。その際、次のことを重視して失敗回避につとめています。
①解剖学に基づく綿密なマーキング
カウンセリングを行った医師が施術も担当し、すり合わせたイメージのギャップを回避
当クリニックではゲストのお悩みから原因を見極め、最適な方法ご提案しています。
LINE相談や無料カウンセリングも受け付けておりますので頬の脂肪が気になる方はお気軽にご相談ください。
LINE相談
無料カウンセリング

コラムのポイント

  • メーラーファットは除去しても頬のでっぱりの解決とはならない上、デメリットも大きい。
  • 頬の脂肪はメーラーファット除去を行わずとも解消できる回避策が存在する。
  • 後悔しないために、原因をつきとめた上で適切な施術を行うことが大切。

よくある質問

  • メーラーファットは頬のどこにありますか?

    ほうれい線と頬骨の間に存在します。
    頬の脂肪には、同じようにバッカルファットやジョールファットと呼ばれる部位がありますが、メーラーファットとはまた違う脂肪です。それぞれ位置や除去後の効果は異なるため、しっかり適性を見極める必要があります。

  • メーラーファット除去で失敗することはありますか?

    適応外の方が除去すると老化を加速させる可能性があります。
    ほうれい線や頬のでっぱりが改善されると言われていますが、除去によるリスクがあることも事実です。施術方法によっては、頬に不自然なシワができる場合があります。また、頬のボリュームが減少し、頬のコケやほうれい線が余計に目立ってしまうことも考えられます。1度除去してしまうと元には戻せませんので、十分に考慮した上で施術されることをおすすめします。

<監修医師紹介>

大橋 昌敬

大橋 昌敬 (THE CLINIC 総院長 / 第112回日本美容外科学会会長)

■経歴
  1. 1990年
    久留米大学医学部 卒業
    久留米大学医学部 第二外科 外科学 入局
    (胸部外科学、救急医学、麻酔全般を習得/博士号取得)
  2. 1994年
    Toronto General Hospital(Canada)
  3. 2000年
    聖心美容外科 東京院副院長 就任
  4. 2003年
    聖心美容外科 福岡院院長 就任
  5. 2009年
    THE CLINIC 福岡院院長 就任
  6. 2012年
    THE CLINIC 東京院院長 就任
  7. 2015年
    THE CLINIC 技術指導医 就任
  8. 2017年
    THE CLINIC 統括指導医 就任
  9. 2022年
    THE CLINIC 総院長 就任
  10. 2023年
    第112回日本美容外科学会長就任
■資格
  • 日本胸部外科学会認定医
  • 日本外科学会認定医
  • 日本美容外科学会専門医
  • VASER Lipo認定医
  • TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos 認定医
■所属学会
  • 日本外科学会
  • 日本胸部外科学会
  • 日本形成外科学会
  • 日本美容外科学会(JSAS)
  • 日本美容外科学会(JSAPS)
  • アメリカ形成外科学会(ASPS)
■著書
技術教科書『安全で​失敗しない​脂肪吸引の​手術』​(克誠堂出版)​

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