脂肪溶解注射(ペッ注射)の効果とリスクを検証【顔/二の腕/太もも/お腹】
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脂肪溶解注射(一部ではペッ注射と呼ぶクリニックも)は手軽さが人気の痩身施術ですが、顔、二の腕、太もも、お腹…一体どの部位に適しているのでしょう? 適さない部位があるとしたらそれはどこでしょう? また、脂肪吸引と比べてどちらが効果的なのでしょう? 今回は脂肪溶解注射に関する気になる疑問にお答えします。
脂肪溶解注射は狭い範囲で、脂肪吸引は広い範囲で効果を発揮
脂肪溶解注射とは、文字通り「脂肪を溶かして体外に排出する注射」で、手軽な痩身治療として人気です。皮膚の上から麻酔クリームを塗った後、ごく細い針で気になる部位に薬剤を投与していきます。範囲にもよりますが、1回の施術時間は10分〜数10分程度です。薬剤によっては注射部位が腫れることもありますが、脂肪吸引を受けた時のような派手なダウンタイムの心配はほとんどありません。
低負担に部分痩せ効果が期待できる施術で、特に目の周囲や鼻などの狭い範囲の脂肪を取り除きたい場合には、優れた効果を発揮します。
一方、脂肪吸引は広範囲に効果を発揮し、ダイナミックに変える効果があります。
両者の違いはこちらです。
施術名 | BNLS Neo 注射(脂肪溶解注射) |
---|---|
施術概要 | 治療の概要:極細の注射針でBNLS Neo を注入する。麻酔は不要。1週間に一度のペースで、3回ほど施術を繰り返すことで十分な効果が得られる。 |
施術費用(会員価格/1cc) | ¥8,800(税込¥9,680) |
施術の副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 |
施術名 | ベイザー脂肪吸引 |
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施術概要 | ベイザー波という超音波を皮膚の内側から脂肪組織に照射して、周辺組織と脂肪細胞を遊離。その後カニューレという専用の管で脂肪細胞を吸引除去する。術後は脂肪採取部位を圧迫固定。カニューレ挿入口には、5mm程度の小切開を加える。 |
施術費用(標準モニター) | 頬(両側)¥270,000(税込¥297,000)/顎下(二重あご)¥270,000(税込¥297,000) モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。 ▷【お顔の脂肪吸引モニター募集】 |
施術の副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 |
それぞれ特徴が異なるので目的に応じて使い分けていただけると良いかと思いますが、このコラムでは、脂肪溶解注射の注意点(リスク・副作用)について、重点的に解説したいと思います。
脂肪溶解注射の効果とリスク
脂肪溶解注射に期待できる最も大きな効果は、脂肪吸引のように侵襲的な方法を取らずに、脂肪吸引同様、脂肪細胞を物理的に減らすことができるということです。薬剤の働きで脂肪の細胞膜を破壊し、細胞を死滅させて尿や汗などの老廃物として体外に排出します。
考えられるリスク(副作用)としては、内出血、発赤、腫れ、疼痛、熱感などが生じる可能性があります。知っておいてほしい限界としては、劇的な変化は望めないということと、薬剤によっては大豆アレルギーの方に使用できないということです。
種類と作用メカニズム
種類はいくつかあって、作用メカニズムも様々です。最近はデオキシコール酸の濃度の違いが効果の違いと認識されています(以下、代表的なものについてご紹介します)。
PPC | BNLS | BNLS neo | BNLS Ultimate | カベルライン | |
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作用のメカニズム | フォスファチジルコリン(PPC)による脂肪排出促進 | 植物エキスによる代謝アップ | 植物エキスによる代謝アップと、デオキシコール酸による脂肪分解作用 | BNLS neoよりも増量されたデオキシコール酸による脂肪分解作用 | 高濃度のデオキシコール酸による脂肪分解作用 |
特記事項 | 他の脂肪溶解注射に比べて腫れやすい | ダウンタイムが軽い反面効果もマイルド | デオキシコール酸は脂肪以外の細胞も壊す | デオキシコール酸は脂肪以外の細胞も壊す | デオキシコール酸が高濃度なので、脂肪以外の細胞への影響に要注意 |
効果 | ★★☆ | ★☆☆ | ★★☆ | ★★★ | ★★★ |
PPC | BNLS | BNLS neo | BNLS Ultimate | カベルライン | |
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作用のメカニズム | フォスファチジルコリン(PPC)による脂肪排出促進 | 植物エキスによる代謝アップ | 植物エキスによる代謝アップと、デオキシコール酸による脂肪分解作用 | BNLS neoよりも増量されたデオキシコール酸による脂肪分解作用 | 高濃度のデオキシコール酸による脂肪分解作用 |
特記事項 | 他の脂肪溶解注射に比べて腫れやすい | ダウンタイムが軽い反面効果もマイルド | デオキシコール酸は脂肪以外の細胞も壊す | デオキシコール酸は脂肪以外の細胞も壊す | デオキシコール酸が高濃度なので、脂肪以外の細胞への影響に要注意 |
効果 | ★★☆ | ★☆☆ | ★★☆ | ★★★ | ★★★ |
PPC
大豆に含まれるアミノ酸の一種であるフォスファチジルコリン(PPC)の作用がトリグリセリド(中性脂肪)の排出を促し、これによって痩身効果が得られます。歴史が古く使用実績が豊富ですが、他の脂肪溶解注射に比べて腫れやすいのがデメリットです。
BNLS
ハーブを主体とした植物エキスを注入する施術です。代謝を上げることで、脂肪を減らします。身体に優しく、ダウンタイム症状が軽いのが特徴です(現在ではBNLS neo に置き換わっています)。
BNLS neo
従来のBNLSは身体に優しい反面、脂肪溶解効果もあまり強くない点がデメリットでした。この点を改良すべく、デオキシコール酸を配合した新しいBNLS が「BNLS neo」です。デオキシコール酸は胆のうから分泌される胆汁酸の一種で、脂肪の細胞膜を破壊する働きがあります。
BNLS Ultimate(アルティメット)
BNLS neoよりもデオキシコール酸の配合量を増量し、脂肪溶解効果が15%アップした、最新の脂肪溶解注射です。脂肪燃焼に関わる有効成分(L-カルニチン、 アーティチョーク、カテキン、コエンザイムQ10)も新たに配合され、より高い痩身効果が期待できます。
カベルライン
カベルラインは、BNLS neo に含まれる有効成分であるデオキシコール酸を高濃度に含む点が特徴です(BNLS neo に含まれるデオキシコール酸の濃度が0.001% なのに対して、カベルラインに含まれるのは0.5%)。その分強い脂肪溶解効果が期待できるのですが、濃度が高い分、脂肪以外の細胞も溶かすなどの影響も出やすくなるので、投与量や回数には注意が必要です。
脂肪吸引注射と脂肪溶解注射は何が違う?
脂肪吸引注射と脂肪溶解注射は、どちらも同じ注射を用いた施術ですが、脂肪へのアプローチ方法が異なります。
脂肪吸引注射は、気になる部位に直接吸引管を注射し、脂肪を抽出する韓国で話題の施術です。一般的な脂肪吸引のカニューレの太さが3mmなのに対し、脂肪吸引注射は1.6mm程度と細く、組織へのダメージが少ないと言われています。一方、脂肪溶解注射は気になる部位に薬剤を注入し、薬の力で脂肪を溶解、減少させていく施術です。薬の注入量によって、溶かす脂肪の量を調整します。
脂肪溶解注射の効果については、次の段落で詳しく解説していきます。
脂肪吸引注射 | 脂肪溶解注射 |
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注射器を使い、 直接脂肪を抽出する |
注射で薬剤を注入し、 脂肪を溶かす |
脂肪溶解注射の効果が期待できる顔、できない太もも/お腹
脂肪溶解注射は部分痩せには大変効果的ですが、部位や脂肪量によっては不向きであったり現実的でなかったりする場合があります。ここでは、当院が採用しているBNLS neo を使用した場合について、部位別に詳しく解説していきます。
顔(頰・アゴ)
【おすすめ度:★★☆(2/3)】
3センチ四方ごとに1ccの薬剤を注入します。これを4〜5回繰り返すと効果が実感できることが多いです。注射の間隔は通常1〜2週間あけるので、完成までに早ければ1ヵ月ちょっと、長ければ2ヵ月半ぐらいかかります。
メーラーファットや頬骨のあたりなど、脂肪吸引が適さない部位のボリュームを減らしたいという方にはおすすめです。あるいは、どうしても手術は避けたいという方の選択肢にもなり得ます。
逆に不向きな方は、完成までの期間を短くしたい方(時間がないという方)、1回の施術で確実に効果を出したい方、皮膚のたるみが懸念される方などです。こうした方々には脂肪吸引をおすすめします。意外に思われるかもしれませんが、施術回数が少なくすむ分、ダウンタイムを考慮しても、完成までの期間は脂肪吸引の方が短くなるのです。施術回数や仕上がりまでの期間など、ご自身のニーズによって選択されることがベストになります。
施術名 | BNLS Neo 注射(脂肪溶解注射) |
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施術概要 | 治療の概要:極細の注射針でBNLS Neo を注入する。麻酔は不要。1週間に一度のペースで、3回ほど施術を繰り返すことで十分な効果が得られる。 |
施術費用(会員価格/1cc) | ¥8,800(税込¥9,680) |
施術の副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 |
施術名 | ベイザー脂肪吸引 |
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施術概要 | ベイザー波という超音波を皮膚の内側から脂肪組織に照射して、周辺組織と脂肪細胞を遊離。その後カニューレという専用の管で脂肪細胞を吸引除去する。術後は脂肪採取部位を圧迫固定。カニューレ挿入口には、5mm程度の小切開を加える。 |
施術費用(標準モニター) | 頬(両側)¥270,000(税込¥297,000)/顎下(二重あご)¥270,000(税込¥297,000) モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。 ▷【お顔の脂肪吸引モニター募集】 |
施術の副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 |
顔(頰・アゴ)の脂肪溶解注射 | |
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おすすめ度:★★☆ | |
向いている人 |
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向いていない人 |
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二の腕
【おすすめ度:★☆☆(1/3)】
「できなくはない」というレベルであって、実は積極的にはおすすめしません。二の腕で痩身効果を実感するには、少なくとも片腕で100ccは脂肪を除去する必要があります。この効果を溶解注射(BNLS neo)で得るには、少なくとも薬剤を1,000ccは注射する必要があるのですが、その間にかかる費用や時間を考慮すると脂肪吸引の方がむしろ効率的と言えます。
脂肪吸引では腕の付け根と肘上の脂肪をしっかり吸引することができるので、よりきれいでほっそりとした、華奢で女性らしい二の腕に仕上げることができます。とはいえ、脂肪吸引後は内出血やむくみなどの比較的派手な症状がみられますので、そうした症状がどうしても気になるという方は、医師と相談の上、部分的に検討してみても良いでしょう。
施術名 | ベイザー脂肪吸引 |
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施術概要 | ベイザー波という超音波を皮膚の内側から脂肪組織に照射して、周辺組織と脂肪細胞を遊離。その後カニューレという専用の管で脂肪細胞を吸引除去する。術後は脂肪採取部位を圧迫固定。カニューレ挿入口には、5mm程度の小切開を加える。 |
施術費用(標準モニター) | ¥200,000(税込¥220,000) モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。 ▷【二の腕の脂肪吸引モニター募集】 |
施術の副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 |
二の腕の脂肪溶解注射 | |
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おすすめ度:★☆☆ | |
向いている人 |
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向いていない人 |
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太もも/お腹
【おすすめ度:☆☆☆(0/3)】
少なくとも当院では、太ももやお腹の脂肪溶解注射をおすすめすることはまずありません。これは仕上がりもさることながら、安全面を考慮してのことです。1ccの脂肪を分解するのに必要な脂肪溶解注射(BNLS neo)の量は10cc(1瓶分)です。一方、太ももやお腹で痩身効果を得るには数1,000ccもの脂肪を除去する必要があるので、少なくとも瓶で1,000本以上の薬剤が必要になることになります。これはどう考えても現実的な量ではありません。脂肪溶解注射は、脂肪を溶かした後、尿と一緒に体外に排出されるのですが、こうした代謝は腎臓で行われます。ですから、薬剤の量が増えるほど腎臓には大きな負担がかります。過去には脂肪溶解注射の大量投与が腎不全を引き起こし、人工透析が必要になった例もあるほどです。
体への負担と得られる痩身効果を考えると、こうしたリスクを冒してまで脂肪溶解注射で太ももやお腹の施術を行う理由はありません。
太ももやお腹のダイエットをお考えの場合は、脂肪吸引がおすすめです。脂肪吸引では、一度で高い痩身効果が期待できるだけでなく、デザイン性を重視した施術が可能なため、お腹のくびれや太ももの隙間を手に入れることができます。また、太もものような皮下脂肪の多い部位から採取した脂肪は、脂肪豊胸時に活用することも可能です。
施術名 | ベイザー脂肪吸引 |
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施術概要 | ベイザー波という超音波を皮膚の内側から脂肪組織に照射して、周辺組織と脂肪細胞を遊離。その後カニューレという専用の管で脂肪細胞を吸引除去する。術後は脂肪採取部位を圧迫固定。カニューレ挿入口には、5mm程度の小切開を加える。 |
施術費用(標準モニター) | ¥270,000(税込¥297,000)※一部位 モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。 ▷【脂肪吸引モニター募集】 |
施術の副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 |
施術名 | コンデンスリッチ豊胸 |
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施術概要 | 太もも、腹部などの皮下脂肪を採取し、そこから老化細胞や血液等の不純物を特許技術の遠心濾過で除去。これをバストの皮下に注入する豊胸手術。ベイザー脂肪吸引を併用することで、より美しいボディラインに仕上がる。 |
施術費用(標準モニター) | ¥864,000〜1,064,000(税込¥950,400〜1,170,400) モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。 ▷【美バスト豊胸モニター募集】 |
施術の副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 |
太もも/お腹 | |
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おすすめ度:-(なし) | |
向いている人 | 安全面を考慮するとおすすめできない |
向いていない人 |
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脂肪溶解注射の注意点(よくある誤解)
手軽さで人気の脂肪溶解注射ですが、注意点もいくつかあります。期待外れの結果にならないよう、以下の点はぜひ事前に知っておいてください。
1回で効果が得られない
細さを実感できるようになるには、複数回施術を受けていただく必要があります。あくまで目安ですがBNLS neo 1本(1瓶=10cc)で消すことができる脂肪量はおよそ1cc程度です。ただし、1cc脂肪が減ったところで細くなったと感じることはまずないでしょう。
例えば顔(二重アゴ)の場合、脂肪吸引で変化を実感するには20cc程度は脂肪を除去する必要があるのですが、それを脂肪溶解注射で実現しようとするなら、単純計算で最低20本(200cc)は必要になってくることになります。安全面から、この量の注入はだいたい4〜5回に分けて(期間にして約1〜2ヵ月かけて)行うのが普通です。
当然、二の腕など、より面積が大きい部位を希望される場合は、薬剤の量、注射回数とも増えます。
均一に仕上げるのは難しい
施術時、薬剤が満遍なく行きわたるように注入したとしても、均一に効果を発揮するとは限りません。ある程度はムラが出てしまうことがあります。脂肪吸引であれば、脂肪を取るか残すかは術者のさじ加減にゆだねられますが、薬剤がどれぐらい効果を発揮してくれるかは体質との相性もありますので、読めない部分があるのです。場合によっては結果に左右差が出てしまうこともあります。
ダウンタイムが全くないわけではない
脂肪溶解注射はほとんどダウンタイムがありませんが、全くないというわけではありません。およそ3センチ四方ごとに細かく何回も注射針を刺すので、施術後は腫れや内出血といった症状がみられます。また、薬剤の種類によっては腫れが出やすいことがありますし、薬剤とお体の相性によってこうした症状が激しくなることもあります。
脂肪吸引と脂肪溶解注射はどちらを選ぶべき?
脂肪吸引と脂肪溶解注射はどちらも痩身効果が期待できる優れた施術ですが、それぞれの良さを発揮できるフィールドは異なると考えています。
例えば、目の周辺や鼻など、ごく限られた狭い範囲の脂肪を取り除きたければ、ダウンタイムが軽い脂肪溶解注射の方が断然適しています(わずか数ccでも効果的です)。一方、比較的広い範囲の脂肪を取り除いてダイナミックに変化したいなら、脂肪吸引がおすすめです。ダイナミックな変化とは、例えばボディラインに影響するお腹や太もも、二の腕の脂肪吸引などです。
改めて、それぞれの特徴を表にまとめてみました。特に注目いただきたいのが費用総額です。脂肪溶解注射は安いという印象をお持ちの方が少なくないかもしれませんが、先ほども述べたように、範囲が広くなると施術回数は複数回必要になり、総額はさほど変わらなくなります(表参照)。
もし迷われた場合は、どちらがより安全か、どちらがご自分の希望を満たしてくれるかという視点で検討されると良いと思います。どちらの施術がご自身にあっているかお悩みの方は、当院でも痩身に関するご相談は随時お受けしていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
▷無料カウンセリング
脂肪溶解注射 | 脂肪吸引 | |
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メリット |
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デメリット |
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向いてる人 |
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費用目安 | 例:アゴ周りで20ccの脂肪除去を目指した場合 ¥396,000※ ※1cc1,800円の脂肪溶解注射を200cc注入すると想定 |
例:アゴ周りで20ccの脂肪除去を目指した場合 ¥165,000〜¥385,000 |
コラムのポイント
- 脂肪溶解注射は限られた範囲の部分痩せに最適
- 一方、二の腕、お腹、太ももなどの大きな部位をダイナミックに変化させるのには不向き
- 脂肪吸引と脂肪溶解注射は適材適所に使い分けることが重要
よくある質問
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脂肪溶解注射はいくらで受けられますか? 太ももなど広範囲の場合は高いのでしょうか?
脂肪溶解注射の値段は、範囲というよりは使用する薬剤の量によって決まります。
脂肪溶解注射の値段は1ccあたり●●円という価格設定をしているクリニックが多いです。当院ではBNLS Neo という脂肪溶解注射を 1cc¥8,800(税込¥9,680)でご提供していますが、安いところだと¥2,000程度のクリニックもあります。
ただ、顎まわりの脂肪を除去する場合、およそ200ccの薬剤が必要になるので、総額となるとそれなりの費用がかかることはご承知おきください。費用総額は、脂肪吸引とさほど変わらないということになります。 -
脂肪溶解注射の後、脂肪はどうなりますか?
薬剤が脂肪細胞を分解・溶解します。溶けた脂肪は尿や汗として体外に排出されます。
注入した薬剤は脂肪を溶解(乳化)した後、血管やリンパの流れに乗って、一部は汗として、また一部は腎臓で代謝され尿として排出されます。
部位が広範囲に及ぶと薬剤の量が増え、その分腎臓にかかる負担も大きくなりますので注意が必要です。大量の薬剤を投与したり、少量でも長期間投与し続けるような使用のしかたは、当院ではお勧めしません。 -
脂肪溶解注射は、何回くらいで効果を実感できるようになりますか?
顔の場合、回数にして3〜5回ほど、通院期間は1ヶ月ほどで効果を実感いただけます。
除去する脂肪の量が増えたり施術範囲が広くなると、その分注射の回数は増えるため、完成までの時間や通院期間も長くかかります。
何度も通院できないという方や広範囲の施術をご希望の方には、脂肪吸引の方が適している場合があります。まずはご要望をお伝えいただき、目的にかなう最適な方法をご相談ください。
【無料カウンセリングはこちら】 -
顔痩せの場合、脂肪溶解注射と脂肪吸引のどちらがおすすめですか?
それぞれの良さを発揮できるフィールドが異なるため、アプローチする部位によって使い分けが必要です。
たとえば、目の周辺や鼻などの局所的なパーツの脂肪を取り除きたければ、ダウンタイムが軽い脂肪溶解注射(BNLS注射)の方がおすすめです。わずか数ccの脂肪を除去するだけでも十分な効果が感じられるからです。一方、頬から顎にかけてなど、お顔全体の脂肪のもたつきやたるみが気になる場合(つまり多くの脂肪を除去する必要がある場合)は、1度の施術で効果を実感できる脂肪吸引の方がおすすめです。 -
小鼻の大きさが気になっているのですが、脂肪溶解注射で小さくすることはできますか。
可能です。ダイエットしてもなかなか落としずらい鼻整形でも効果が期待できます。
脂肪溶解注射による鼻整形は、鼻筋の太さ、小鼻の広がり、鼻先が丸くなっている等、主に脂肪が原因による鼻のお悩みに適しています。そのため、鼻の皮膚が厚めな方や、軟骨の上に脂肪が乗っている方は効果を実感しやすいのです。しかし、余分な脂肪が少ない場合は、あまり効果が実感できないこともあります。