セルライト除去は自分でできるの? 脂肪専門医が原因となくす方法を解説
- UPDATE
お尻や太ももの表面に現れるボコボコとしたセルライト。セルライトを除去したいと思っても、実際のところ何をしたらいいか悩まれている方も多いのではないでしょうか。今回は、セルライトの原因や特徴をお伝えすると共に、セルライトをなくす方法について紐解いていきたいと思います。また、エステやマッサージの効果はあるの? セルライトは潰すとなくなるの? 放っておくとどうなるの? といった気になる疑問にもお答えします。
効率よくセルライトを除去したいなら脂肪吸引がおすすめ
お尻や太ももによくできるセルライト。実はエステやマッサージでは、根本的な解決はできません。
当院では、セルライトの改善に効果的な方法として「ベイザー脂肪吸引」をおすすめしています。
【セルライト除去方法の比較】
| ベイザー脂肪吸引 | ダイエット・筋トレ・運動 | エステ・マッサージ・専用クリーム等 | |
|---|---|---|---|
| メリット | ・脂肪を確実に除去できる ・皮膚の引き締め効果 ・リバウンドしにくい ・短期間で効果を感じられる |
・脂肪を減らせる ・運動不足の解消 ・リンパの流れや血流改善 |
・リンパの流れや血流改善 ・予防効果 |
| デメリット | ・ダウンタイムがある ・費用がかかる |
・時間と労力を要する ・リバウンドする可能性がある ・皮膚がたるむ可能性がある |
・脂肪量は変化しない ・ついてしまったセルライトには効果が乏しい ・効果があっても一定期間経つと再発する |
| 効果 | ★★★ | ★☆☆ | ★☆☆ |
| ベイザー脂肪吸引 | ダイエット・筋トレ | エステ・マッサージ・専用クリーム等 | |
|---|---|---|---|
| メリット | ・脂肪を確実に除去できる ・皮膚の引き締め効果 ・リバウンドしにくい ・短期間で効果を感じられる |
・脂肪を減らせる ・運動不足の解消 ・リンパの流れや血流改善 |
・リンパの流れや血流改善 ・予防効果 |
| デメリット | ・ダウンタイムがある ・費用がかかる |
・時間と労力を要する ・リバウンドする可能性がある ・皮膚がたるむ可能性がある |
・脂肪量は変化しない ・ついてしまったセルライトには効果が乏しい ・効果があっても一定期間経つと再発する |
| 効果 | ★★★ | ★☆☆ | ★☆☆ |
おすすめ理由①脂肪をしっかり除去できる
脂肪吸引が優れている点は、落としにくい部分の脂肪を確実に除去できること。エステやダイエットではなかなか効果が得られなかった脂肪も、効率的よくボリュームダウンできます。
当院で採用しているベイザー脂肪吸引は、特殊な超音波を照射し、脂肪組織を柔らかくした後、刃のないカニューレ(吸引口)で脂肪を除去します。皮下脂肪の約90%の除去が可能な上、従来の脂肪吸引では困難とされていた硬くなったセルライトの除去にも対応できます。
おすすめ理由②皮膚の引き締め効果がある
従来の脂肪吸引は、脂肪組織と一緒に線維組織を削り取るため、術後に皮膚がたるんでしまいます。その点、ベイザー脂肪吸引は周囲の組織にダメージを与えることなく、皮下脂肪の除去が可能です。脂肪を吸引した後、傷つくことなくそのまま残った線維組織が収縮して皮膚を引き締めます。
脂肪の除去と同時に皮膚を引き締めることで、セルライトも目立たなくなります。
当院のセルライト除去症例
セルライト除去と同時に美尻・美脚に(24歳 女性)
セルライト除去の方法として、当院ではベイザー脂肪吸引を有効なひとつの方法だと考えています。実際にベイザー脂肪吸引でセルライトを除去した症例をご覧ください。ボコボコとしたセルライトが滑らかになると同時に、お尻と太ももの形が整いました。
太もも周りセルライトが改善(28歳 女性)
写真は術前と脂肪吸引から6カ月後の比較です。こちらのゲストは産後に体重が増加したことがお悩みで、来院されました。腰部、臀部下、太ももにベイザー脂肪吸引を行いました。
術前は皮膚のたるみやセルライトも目立っている様子だったため、ベイザー脂肪吸引でしっかり引き締めながら脂肪を除去。セルライトのない滑らかな肌となり、下半身全体のボディラインも整いました。ゲストには出産前の服が着れるようになったとお喜びいただけました。
お尻の凸凹がなくなり美しいヒップラインに(43歳 女性)
ベイザー脂肪吸引であれば、セルライトの除去はもちろん、下半身全体のボディラインを整えることも可能です。
こちらのゲストは左右の太ももの間に隙間ができ、ヒップラインも美しく整えることができました。
| 施術名 | ベイザー脂肪吸引 |
|---|---|
| 施術概要 | ベイザー波という超音波を皮膚の内側から脂肪組織に照射して、周辺組織と脂肪細胞を遊離。その後カニューレという専用の管で脂肪細胞を吸引除去する。術後は脂肪採取部位を圧迫固定。カニューレ挿入口には、5mm程度の小切開を加える。 |
| 施術費用(標準モニター) | ¥270,000~(税込¥297,000~) モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。 ▷【セルライトのお悩みを解消|太もも脂肪吸引モニター募集】 |
| 施術の副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 ▷効果やリスクを含め、ドクターが丁寧にご説明いたします【無料カウンセリング予約】 |
セルライトとは
セルライトとは、硬くなってしまった脂肪細胞と線維組織が皮膚表面に現れ、肌がデコボコに見える状態のことを指します。通常、血液が酸素を運び、リンパ液には体の老廃物を排出する働きがあります。しかし、脂肪細胞が肥大化すると、血管やリンパ管を圧迫して循環障害を引き起こします。循環が滞ると、処理しきれなかった老廃物は蓄積されるのですが、それに伴って脂肪細胞に線維組織が固く絡み付くようになります。その脂肪細胞と線維組織の塊が、セルライトの中身です[1]。
セルライトの原因
海外では思春期以降の女性の80~90%に存在すると言われているセルライト[2]。その原因には肥満、加齢、生活習慣における運動不足、ホルモンバランスの乱れなどが考えられます。その多くに共通するのはリンパや血液循環の悪化です。
肥満
肥満は、皮下脂肪が過剰に蓄積された状態を指します。皮下脂肪が多いと周辺組織が圧迫され、循環の妨げとなります。また、期間に関係はなく、長年の脂肪の蓄積はもちろん、短期間で体重が増加した場合にも、急な脂肪細胞の肥大化に周辺組織が対応できず、セルライトが発生します。
加齢
加齢もセルライトが付きやすい特徴の一つです。その理由は、歳を重ねるごとに代謝が低下するためです。歳をとると代謝を支える筋肉が徐々につきにくくなり、筋肉量も減ります。すると、若いころと同じ運動をした場合でも消費するエネルギー量が減少します。こうして脂肪が燃焼しにくくなることで、セルライトがつきやすい身体になってしまいます。
生活習慣(運動不足・偏った食生活・喫煙)
生活習慣における運動不足や偏った食生活、喫煙も同様に循環機能を低下させます[3]。運動不足や同じ体勢が長時間続くと、リンパが停滞してしまいます。食生活や喫煙は、コレステロールやニコチンの影響で脂肪の増加や血行不良を招きます。
また、ホルモンバランスの乱れも、リンパの流れに悪影響を及ぼします。これは、ストレスや睡眠不足が原因の他、特に女性に起こりやすい症状です[4]。
総じて代謝が低下することによって、リンパや血液の流れが悪くなり、セルライトが生じる要因となります。
セルライトが付きやすい部位
セルライトは、お腹やお尻、太ももなど、下半身に付きやすい傾向にあります[5]。下半身ダイエットという言葉があるように、下半身は重力の関係もあり、血流やリンパが滞りやすい部分。デスクワークや運動不足で、身体を動かす機会が少なくなると、代謝の低下からセルライトが蓄積されてしまいます。
特に女性の場合は皮下脂肪がつきやすく、なかでもお尻や太ももは皮下脂肪が多いためセルライトもつきやすくなります。
セルライトはエステではなくならない?
セルライトの原因はリンパや血液の悪循環によるものです。そうなると、これらの流れをよくするエステは効果的なようにみえますが、果たしてどうなのでしょうか。
エステは予防にはなるが、1度ついてしまったセルライトは除去できない
エステやマッサージは、リンパの流れや血流促進させる効果があります。セルライト専用オイルやクリームの使用も、マッサージの効果をより高めるものです。代謝が上がることで、むくみや冷え性の解消になり、セルライトの予防に繋がります。
ただし、代謝の改善はできても、すでに存在する脂肪を減らすことはできません。脂肪自体が減らなければ、相変わらずリンパや血液の循環の妨げとなったまま。まだ脂肪が蓄積されていない方や、これ以上セルライトを増やさないために予防として行う場合は、効果がありますが、すでについてしまったセルライトには効果的とは言えません。
自分でできるマッサージやストレッチは効果ある?
エステや医療などお金をかけずに自分でなんとかできないか、とお考えの方もいらっしゃるかと思います。セルフマッサージで解消はできるのでしょうか。
セルライトをなくすことはできないが、予防としてならOK!
脂肪を減らすことはできないので、セルライトはなくなりませんが、血流が促進されるので、予防やむくみの改善にはよいでしょう。ただし、痛みを我慢しながら根気よく揉みこんでいる方もいらっしゃるかと思いますが、下手をするとあざになってしまう場合もあります。セルライトが痛むのは、肥大したセルライトがリンパの流れを阻害しているためです。予防として自分でマッサージを行う際は、無理せずリンパ筋を優しく押す程度にとどめるようにしましょう。
「セルライトは潰すとなくなる」は本当?
エステやマッサージの他に、自宅で手軽にできる筋膜ローラーや除去グッズでセルライトを潰すという撃退法もよく目にします。たしかに、ボコボコしているセルライトを直接潰してしまうことができれば、目立たなくなりそうです。
ローラーで潰しても効果は一時的なもので再発の恐れあり
実際にセルライトを潰すと、なくなったかのように見えるときがあります。これは、一時的に脂肪細胞の位置が整っただけにすぎません。セルライトを潰すことでエステやマッサージ同様、リンパや血流改善効果がありますが、脂肪自体への効果はほとんどありません。脂肪量や脂肪の配置は変わらないので、一定期間経つと、セルライトは再発します。
▼東京院院長 村田医師のセルライト解説動画も合わせてご覧ください。
筋トレや運動をしたらセルライトはなくなる?
脂肪は減らせるが皮膚がたるむ可能性あり
筋トレや運動をすることで、運動不足の解消やリンパの流れや血流の改善に繋がります。脂肪細胞が小さくなるので、痩せて健康的なボディラインを作ることができます。ただ、効果が現れるまでに時間と労力がかかるうえ、リバウンドすると元に戻ったり、以前より太ってしまうことも考えられます。また、細くなった分、余った皮膚がたるんでしまう可能性もあるので、シワや凸凹のない滑らかな肌になるとは言い切れません。
セルライト改善に有効な「切らない」医療施術も登場
大量の脂肪を確実に除去できる方法として脂肪吸引はとても有効ですが、どうしてもダウンタイムの面で躊躇される方はいらっしゃるかと思います。そういった方にご紹介したいのが、皮膚を切らずに肥大化した脂肪と固くなった線維組織を同時に改善できるエンブレイスRFです。
脂肪分解と強力な引き締め効果でセルライト改善
エンブレイスRFは、RFAL(Radio Frequency Assisted Lipolysis)という特許技術のラジオ波で生じる熱エネルギーでたるみを改善する医療機器です。タイトニング機器はハイフやサーマクールといった皮膚表面から熱エネルギーを照射するものもありますが、エンブレイスRFでは2mm程度のカニューレを皮下組織に挿入し、その先端の電極から皮膚表面に当てたもう一つの電極に向かってRFALを照射します。
セルライト改善が見込める背景は2つの作用が関係します。ひとつは、脂肪、線維組織、真皮に対し最適な温度のエネルギーを与えられるため、身体の深部から強力に引き締められること。もうひとつは、脂肪に高温(最高70℃)のエネルギーを直接与えることで得られる、脂肪の分解(溶解)作用です[6]。メスを使うことなく皮下脂肪や線維組織、真皮がリモデリング(きれいに再構築)されることでセルライトの改善、つまり滑らかでハリある肌に仕上がることが期待できます。
脂肪吸引への併用で理想のボディを実現
エンブレイスRFは脂肪吸引との併用にもとても適しています。
脂肪分解データに基づきアメリカのFAD(医療機器の審査を行う政府機関)にも承認されているエンブレイスRFですが、脂肪量が多い場合、やはりベイザー脂肪吸引の方が効率的です。また脂肪吸引でたくさんの脂肪量を除去した場合、エンブレイスRFの強い引き締め効果が加わることで、より美しい肌に仕上げることができます。
セルライト除去と同時にしっかり細くしたい! そうした多くのニーズにお応えできるよう、THE CLINIC 東京院ではこの2つの併用によって、より理想的なボディラインと肌質を実現するモニターをお得な価格でご用意しております。
セルライトを除去して美しいボディラインとなめらかな肌を手に入れよう
今回は、セルライトの原因や、効果的な除去方法についてご紹介しました。セルライトが付きやすい人の特徴で、思い当たる節があった方もいらっしゃると思いますが、セルライトができる原因はひとそれぞれ違います。自分にあった方法でセルライトと上手く向き合いながら、美しい見た目と健康的な身体を目指しましょう。
当院では、脂肪に特化した専門クリニックです。セルライトの除去方法をお探しの方や、エステやストレッチなど色々試したけどなかなか効果が得られなかった方は、ぜひお気軽にご相談ください。
コラムのポイント
- セルライトの根本的な原因は脂肪の蓄積で、その多くの要因はリンパや血液循環の悪化
- エステやマッサージはリンパの流れや血流改善にはなるが、脂肪自体に効果はない
- 効率よくセルライトを除去するならベイザー脂肪吸引がおすすめ
よくある質問
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セルライト除去グッズは効果ありますか?
最近、ローラーやマッサージ機器をはじめとしたさまざまなセルライト除去グッズがよく見かけられるようになりました。これらは正しく活用することで血流が促進され、むくみの軽減につながります。また、セルライトはリンパや血流の停滞、運動不足が原因なため、これ以上セルライトを蓄積させないための予防には効果的です。
ただし、予防として使用する場合はよいかもしれませんが、すでについてしまったセルライトを改善することは困難です。効果をしっかり実感したい方には、蓄積した脂肪も一緒に除去できる脂肪吸引をおすすめしています。 -
セルライトを自力でなくす方法はありますか?
リンパの流れをよくするマッサージが一般的です。老廃物の排出を促すことで、セルライトの改善が期待できます。ただし痛みを伴うほど強く揉み込むことは避けてください。内出血して、アザが残る可能性があります。
<監修医師紹介>
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志田 雅明 (THE CLINIC 統括院長)
- ■経歴
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- 2001年
- 佐賀医科大学入学
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- 2007年
- 佐賀大学医学部医学科卒業
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- 2009年
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初期臨床研修終了後 佐賀大学 一般・消化器外科 入局
佐賀県医療センター好生館、佐賀大学医学部付属病院などで外科医として修練
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- 2013年
- 佐賀大学医学部医学科大学院 入学
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- 2015年
- 佐賀大学医学部医学科 博士課程早期卒業 医学博士取得
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- 2016年
- 独立行政法人国立病院機構 東佐賀病院 外科医長
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- 2017年
- THE CLINIC 入職
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- 2018年
- THE CLINIC 福岡院院長 就任
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- 2022年
- THE CLINIC 統括院長 就任
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- 2023年
- BUST CLINIC 院長就任(兼任)
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- ■資格
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- 日本外科学会外科専門医
- 日本抗加齢医学会専門医
- TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos 認定医
- ■所属学会
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- 日本外科学会
- 日本消化器外科学会
- 日本形成外科学会
- 日本美容外科学会(JSAS)