顔脂肪吸引のダウンタイムは何日ツラい?ピークや早く治す方法を解説
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頬や顎下といった顔の脂肪吸引は、フェイスラインがスッキリして、印象を変える効果が期待できます。ただ、顔は目につきやすいので、「腫れや内出血がどのくらい続くの?」「仕事はいつから復帰できる?」といったダウンタイムの期間や症状に不安を抱く方が少なくありません。
一方で、当院で脂肪吸引された方からは「思ったより痛くなかった」「ダウンタイムが不安で悩んだ時間がもったいなかった」という声も。
事前に症状の程度や経過、過ごし方を知っていれば、ダウンタイムは決して怖くありません。美容外科医歴25年以上の大橋医師が、腫れや内出血や痛みの経過から、軽減のためのコツまで、経験も交えて詳しく解説します。
顔の脂肪吸引後の効果
まずは、顔の脂肪吸引でどの程度フェイスラインが引き締まるかご覧いただき、そうした効果を得るためのダウンタイムについてそのあと詳しく説明していきましょう。
THE CLINIC の脂肪吸引は、基本的にすべてベイザー脂肪吸引で行います。ベイザー脂肪吸引には周辺組織のダメージを抑えながら脂肪を除去するだけでなく、皮膚の引き締めを促す作用も得られるので、顔の施術としてとても有効です。



| 執刀医 | 大橋 昌敬 |
| 施術名 | ベイザー脂肪吸引 |
| 施術概要 | ベイザー波という超音波を皮膚の内側から脂肪組織に照射して、脂肪細胞を柔らかく遊離。その後カニューレ(吸引管)で脂肪細胞を吸引除去する。 |
| 施術費用 | 1部位 ¥270,000(税込¥297,000) モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。 ▷少ないダウンタイムで小顔に【お顔の脂肪吸引モニター募集】 |
| 施術の副作用・リスク | 痛み、浮腫み、内出血、こわばりなど。(※この他にも予期しない症状が現れる可能性があるので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。) |
顔の脂肪吸引後のダウンタイム症状と期間
顔の脂肪吸引後は、腫れ・むくみ・内出血・痛みといった症状が現れます。また、術後1週間あたりから硬縮という、皮膚の硬さや軽い突っ張り感などの違和感も生じます。
強く出ると不安を感じやすいですが、これらは脂肪吸引後の自然な反応です。皮下組織が回復していく過程で一時的に生じるもので、時間とともに必ず和らぎます。一般的に顔の脂肪吸引のダウンタイムは、2週間~1ヵ月ほどです。
| 経過日数 | 症状や程度の目安 |
| 術後1〜3日目 | 腫れやむくみ、痛みのピーク。 |
| 術後1週間頃 | 内出血が黄色く変化し、目立たなくなってくる。 腫れやむくみも減少。 |
| 術後1~2週間 | 術後1~2週間 硬縮が始まる時期。 むくみがほぼ解消し、輪郭がスッキリする。 |
| 術後1ヶ月 | 硬縮の突っ張り感は少しあるものの、周囲からはまったくわからない状態。 |
| 術後2~3ヶ月 | 硬縮が終了。皮膚が引き締まり、小顔効果が定着。 |
顔の脂肪吸引の術後1~3日目

1日目はフェイスラインがかなりスッキリしていますが、腫れやむくみは2~3日目の方が強く出ます。ただ、ご覧いただいてわかるように、それほど腫れません。他のケースでも顔の脂肪吸引でパンパンになるようなことはなく、「意外と腫れなかった」とおっしゃる方がほとんどです。
痛みは日を追うごとに少しずつ楽になっていきます。鎮痛薬で十分にコントロールでき、「思ったより軽かった」と感じる方が多いのでご安心ください。
首元に紫色の内出血が出ていますが、例えば同じく頬と顎下の脂肪吸引を行った下のケースだと、腫れやむくみは見られるものの、内出血はほぼ出ていません。このように、ダウンタイムの程度には個人差があります。

顔の脂肪吸引の術後1~2週間目

術後数日は紫色で目立っていた内出血が、1週間も過ぎれば黄色くなり目立たなくなっていきます。こちらのゲストは12日目でも黄色が薄く残っていて少し長いケースですが、一般的にはもう少し短い期間で気にならなくなることが多いです。
また、1~2週間ほどでむくみも完全に解消し、顔の輪郭はスッキリします。ただこの時期に硬縮で皮膚が硬くなってきます。ツッパリ感などの違和感はありますが、痛みはありません。
顔の脂肪吸引の術後1~3ヵ月目

術後1ヵ月となると、人から見たら何も気になるところはありません。皮膚が突っ張った感じの硬縮の違和感が少し残っている方もいますが、多くの場合、1ヵ月くらいでその違和感は気にならなくなります。その後、2~3ヵ月かけて皮膚は引き締まり、さらにシャープに小顔になっていくのですが、その頃になれば、長い方でも硬縮の違和感は消えています。
顔の脂肪吸引の腫れ・むくみは2~3日がピーク
ダウンタイムの症状や期間を説明しましたが、それぞれの症状にはピーク期間があります。ですので、ダウンタイム期間中、ずっとツラいわけではありません。
痛みは1~2日がピークですが、正直、痛みで生活に支障が出るなどのトラブルになることはまずありません。支障が出るほどの痛みが出る場合は逆に問題なので、ドクターに連絡することをおすすめします。
腫れのピークは2~3日ほどです。不思議に思われる方もいるのですが、顔の脂肪吸引後の圧迫で用いるフェイスバンドを外す術後1日目は、フェイスラインはすごくスッキリしています。そのあと翌日より腫れやむくみが強くでることでピークを迎え、1週間くらいで徐々に引いていきます。
仕事復帰は最短翌日からOK
仕事復帰のタイミングは職業によるとは思いますが、マスクがつけられる職場なら腫れも隠せるし、翌日から可能でしょう。最近は在宅の方も増えていますが、そういった勤務なら、痛みも支障をきたすほどではないので、翌日からでまったく問題ありません。
ただ、マスク着用が難しい職場で、腫れが気になるようなら、ピークが過ぎた後の方が良いかもしれません。
腫れやむくみを軽減するおすすめの方法
私が推奨するのは、軽くさする程度のマッサージで血流を良くすることです。それで十分だと考えています。
他にあげるなら、首を動かすストレッチなども血流を良くするのに有効です。首を回したり上下させたりなど、いくつかの方法で適度に動かすことで、むくみはもちろん、硬縮も楽になる効果が期待できます。

ダウンタイムを軽くするために注意すべき過ごし方
ダウンタイムを軽くするためには、施術直後からの過ごし方とケアの習慣が大切です。むやみに冷やしたり、安静にしすぎたりすると、かえって腫れやむくみを長引かせる原因になります。
ここでは、特に顔の脂肪吸引後に注意したい過ごし方のポイントを6つご紹介します。
寝るときは顔を心臓より高い位置にする
顔の脂肪吸引後に起こるむくみは、吸引部に体液が一時的に溜まることで生じます。横になって寝ると、顔と心臓の高さが同じになって水分が溜まりやすく、どうしてもむくんでしまいます。そのため、まずは長時間ゴロゴロしないよう気を付けることが大切です。
また、少し体を起こして寝るというのは効果的です。顔が心臓より高い位置に来るよう意識すると、むくみが軽減されます。

フェイスバンドは手術当日〜翌朝まで外さない
むくみを抑えるためのもう一つの重要ポイントが フェイスバンド(圧迫バンド)の着用期間です。
施術方法や手技によってダウンタイムはまったく変わってくるので、フェイスバンドをいつまで着用かはクリニックによって違いますが、THE CLINIC では以下のようにお願いしています。
- 当日〜翌朝まで:必ず装着して圧迫を維持する
- 翌日以降:横になるタイミングや就寝時のみでOK
THE CLINIC では、組織を温存しつつ施術できるベイザー脂肪吸引を使って、やさしく丁寧な手技で脂肪を吸引しているので、比較的ダウンタイムは短く、着用が必須なのは当日から翌朝までです。ただ、着用していれば内出血も抑えられますし、横になるとむくみは強くなりやすいので、3~7日間くらいは寝ているときでも着ければ楽になるのでおすすめです。

首を曲げたままの姿勢は避ける
下を向いて首を曲げるなど、一部にシワが寄るような姿勢でずっといるとシワがついてしまうので、同じ姿勢は避けるようにしましょう。スマートフォンを長時間見る方やデスクワークの方は特に注意して、首を動かすストレッチなどを意識的に行ってみてください。
術後は冷やさなくてもOK。温めは2~3日後から
「冷やしたほうが良い」「温めたほうが良い」など、術後ケアに関する情報はさまざまですが、冷やしすぎも温めすぎもNGです。
私はゲストに冷やす必要はないとお話していますが、腫れの症状がつらい場合は、軽く冷やしても構いません。ただ、施術で血流が乱れているのに過度に冷やすとさらに悪化し、様々なトラブルの原因になるので注意しましょう。
逆に、当日に温めてしまうと血管が拡張し、内出血が悪化する可能性があります。温めるのは2~3日後から少しずつ始めて、1週間後から入浴時にしっかり温めて血流を良くしましょう。
水分補給はしっかりと。食事は消化が良ければ何でもOK
脂肪吸引後は、まず脱水を絶対に避けるためにしっかりと水分を摂取してください。ただし、塩分が多い飲み物を摂りすぎるとむくみやすいです。ですので、スポーツドリンクや熱中症対策の飲み物よりは、ミネラルウォーターがダウンタイム中は適しています。
脂肪吸引を受けたスタッフに聞くと、塩分を排出するカリウムが豊富なトマトジュース(無塩)や利尿作用のあるコーン茶を飲んだりしているとのことでした。
食事については、「何は食べるべき」「何は食べてはいけない」などあまり気にするのはストレスになってしまうので、消化が良ければなんでも構いません。顔の脂肪吸引の場合、手術直後は口をあまり動かさなくても食べられる、ゼリーやおかゆなども良いですね。

喫煙は控える
脂肪吸引の回復を妨げる大きな要因のひとつが「喫煙」です。タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、内出血やむくみの回復スピードを低下させる原因になります。
そのため「絶対にやってはいけない」とは言いませんが、できる限り本数を減らす、または術後だけでも控えることが、負担の少ない回復につながります。
ダウンタイム軽減のためにTHE CLINIC が行っている工夫
THE CLINICでは、仕上がりの質を保ちながら、できるだけ短く・楽に過ごせるための工夫を複数取り入れています。顔の脂肪吸引で代表的な取り組みを紹介します。
ベイザー脂肪吸引で組織を傷つけないよう吸引
THE CLINIC が脂肪吸引で用いるベイザー脂肪吸引は、吸引前に特殊な超音波で脂肪組織をバラバラに柔らかくできることが最大の特長です。従来の脂肪吸引ではその工程がないので、先端が尖った吸引管で脂肪をこそぎ取るような手法でしたが、ベイザーなら吸引管で吸い取るだけです。これにより、周辺組織のダメージを大幅に少なくすることができます。
さらに、ドクターは顔の解剖学を詳しく把握していて、筋肉や血管や神経に配慮しながら、丁寧な吸引管の操作が可能です。もちろん、担当ドクターが術後の経過診察やケアまで担当します。

耳の後ろの傷をあえて縫わずにむくみ軽減
私は耳の裏から吸引することが多いのですが、この2〜3mmの小さな傷をあえて縫合せず、開けておきます。傷口を開けておくことで、麻酔液や体液が吸引箇所に溜まりにくくなるので、結果としてむくみの軽減につながります。
翌日縫合もできますが、多くのケースで翌日には自然に塞がり、感染リスクもほぼありません。
腫れや内出血を軽減する麻酔へのこだわり
脂肪吸引では、吸引前に施術部位の組織内にチュメセント液という止血剤と麻酔薬を混ぜ合わせた薬液を注入します。その際にもただ注入するのではなく、施術する部位や体重に対して最適な配合になるようゲストによって調合を変えたり、出血を抑えるために皮下組織の中でもより深い層から注入することで、腫れや内出血を最小限に抑えるようにしています。

まとめ|正しい知識で不安を減らし、理想の小顔へ

顔の脂肪吸引のダウンタイムはボディの施術に比べるとかなり軽く、腫れ・むくみ・内出血といった一時的な症状を伴いますが、多くは1〜2週間でなくなり、1か月ほどで引き締まった自然なフェイスラインへと仕上がっていきます。ただ、ダウンタイムをできるだけ軽く済ませたいのであれば、クリニックやドクターにダウンタイム軽減の設備やテクニックを持っているかどうかを、ぜひチェックしてみてください。
気になる点や不安があれば、LINEで個別相談いただければアドバイスします。カウンセリングに来ていただければ、直接お顔や肌質を診察できますし、私も顔の脂肪吸引を受けた経験があるので、参考にお話しできます。ぜひ気軽にご相談ください。
よくある質問
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脂肪吸引したところが硬くなっているのは失敗ですか?
脂肪吸引後に硬くなるのは、失敗ではなく、硬縮というダウンタイムの症状のひとつです。
直後は脂肪がなくなってスペースができている状態ですが、1週間後くらいから体が修復しながら皮膚が引き締まっていきます。その過程で必ず起こる正常な反応になります。2~3週間で皮膚の硬さや突っ張り感などは気にならなくなることがほとんどです。
この症状をなくすことはできませんが、同じ姿勢にならず、首を前後左右に動かしたり回したりとストレッチすることで、症状を軽減することはできます。また、マッサージや保湿で血流を促進することも有効です。THE CLINICで推奨している、そのためのダウンタイム専用クリームもあります。 -
顔の脂肪吸引後はいつから他の美容施術が受けられますか?
糸リフトやレーザー治療など、定期的にお顔の施術を受けられている方もいるかと思います。
レーザー治療は基本、内出血が消えてから行います。だいたい2~3週間後くらい、1か月くらいあければ安心でしょう。糸リフトは硬縮が落ち着いてからなので、2~3ヵ月後が良いです。
これはあくまで目安なので、脂肪吸引後に別の施術を受けられる場合は、いつ何の施術を受けたかをきちんと伝えて、事前に相談しておきましょう。
<監修医師紹介>
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大橋 昌敬 (THE CLINIC 総院長 / 第112回日本美容外科学会会長)
- ■経歴
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- 1990年
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久留米大学医学部 卒業
久留米大学医学部 第二外科 外科学 入局
(胸部外科学、救急医学、麻酔全般を習得/博士号取得)
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- 1994年
- Toronto General Hospital(Canada)
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- 2000年
- 聖心美容外科 東京院副院長 就任
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- 2003年
- 聖心美容外科 福岡院院長 就任
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- 2009年
- THE CLINIC 福岡院院長 就任
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- 2012年
- THE CLINIC 東京院院長 就任
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- 2015年
- THE CLINIC 技術指導医 就任
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- 2017年
- THE CLINIC 統括指導医 就任
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- 2022年
- THE CLINIC 総院長 就任
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- 2023年
- 第112回日本美容外科学会長就任
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- 資格
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- 日本胸部外科学会認定医
- 日本外科学会認定医
- 日本美容外科学会理事
- 日本美容外科学会専門医
- VASER Lipo認定医
- TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos 認定医
- 所属学会
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- 日本外科学会
- 日本胸部外科学会
- 日本形成外科学会
- 日本美容外科学会(JSAS)
- 日本美容外科学会(JSAPS)
- アメリカ形成外科学会(ASPS)