二の腕の脂肪吸引をしたのに細くなっていません。失敗でしょうか?
3週間前に二の腕を脂肪吸引したのですが、あまり細くなっていません。こんなに変化がないと、失敗したんじゃないかと心配です。
二の腕の脂肪吸引をしても、すぐに細さを実感できないのは自然な経過です。術後すぐは腫れやむくみなどのダウンタイム症状があるため、一時的に太く見えることがあります。
ただし、適切に施術されていれば、腫れやむくみが引いて皮膚が引き締まる1〜3か月後に細くなったと実感する方が多いです。一方で、3か月以上経っても変化が乏しい場合は、吸引量や吸引範囲、皮膚の状態が仕上がりに影響している可能性があり、医師の診察が必要です。
二の腕が細くならないと感じる主な理由
1. 腫れやむくみによる一時的な変化
施術直後は腫れやむくみが出やすく、1〜2週間ほどは腕全体が膨張して見える時期があります。これは炎症やリンパの停滞による一時的な反応で、時間とともに自然に落ち着いていく正常なプロセスです。
焦って判断せず、医師の指示に従って圧迫固定や軽いストレッチを行うことで、回復がスムーズになります。
2. 筋肉や骨格によるラインの影響
二の腕の太さは、脂肪量だけでなく筋肉の張りや骨格ラインにも左右されます。特に上腕二頭筋の奥には厚い筋肉があり、脂肪を除去しても筋肉で太く見えることがあります。
そのため、脂肪を取るだけでなく、どの層まで吸引し、どの角度から見たときに自然に見えるかを設計することが大切です。
3. 吸引範囲やデザインの問題
二の腕・肩の脂肪吸引では、吸引しやすい箇所の脂肪だけを取っても、細く見えない場合があります。 つまり、細く見えるデザインと、それを形にする吸引技術が必要です。
THE CLINICでは、まず術前に 360°マーキング を用いて肩〜二の腕〜付け根・背中側まで立体的にデザインを行います。具体的には、「脇を締めた姿勢で外側に張り出している脂肪を丁寧に除去する」「肘側よりも腕の付け根側の脂肪を重視して取り除く」ことが、女性らしくスッキリした二の腕を作るためのポイントです。
このように、吸引範囲を 外側+付け根+背面のように全方向から捉えることで、取りムラや横から見たときの太さ残りを防ぎ、自然な細さを実現できます。
吸引量=仕上がりの良さではない理由
「脂肪を多く取れば細くなる」というイメージを持つ方もいますが、これは誤解です。
二の腕は皮膚が薄い部位のため、脂肪を取りすぎると皮膚が支えを失い、凸凹やたるみが生じるリスクがあります。
脂肪吸引は単に「量を多く取る」ことではなく、皮膚の収縮力を計算に入れて、残すべき脂肪をデザイン的に残すことが大切です。
むしろ、取りすぎると皮膚の支えが失われて凹凸が生じたり、皮膚がダメージを受けてたるむ原因にもなります。
THE CLINICでは、皮膚の収縮力を計算に入れた設計を行い、ベイザー脂肪吸引を用いた皮膚を内側から引き締める技術を採用しています。
脂肪を「取る」ではなく、「形を整える」が理想的な二の腕を作るための医療的アプローチです。

二の腕を美しく見せるデザインのポイント
理想的な二の腕の仕上がりを得るためには、どこをどれくらい吸引するかだけでなく、どの角度から見ても自然に細く見えるかが重要です。
THE CLINICでは、肩から肘にかけてのラインを滑らかに整えるため、二の腕の前・振り袖・肩といった複数のエリアを一人ひとりの体型に合わせてデザインします。
| 吸引部位 | 特徴 |
| 前側 | 筋肉量も事前にきちんと把握して、吸引量や細見えするようデザイン |
| 振袖部分 | たるみやすい部位のためベイザー脂肪吸引で引き締めを促しながら脂肪を除去 |
| 肩~腕の付け根 | 腕の外側に張り出した脂肪を整えることで、横から見たときの太さを軽減 |
術後に細く見せるためのケアと経過の目安
脂肪吸引は「回復の過程」で徐々に細くなっていきます。
皮膚の再生・収縮には時間がかかるため、焦らず経過を見守ることが大切です。
また、以下のポイントを意識することで仕上がりをより美しく保てます。
- 圧迫固定をしっかり行う:皮膚と内部組織を密着させ、たるみを防止
- マッサージは医師の許可後に開始:リンパの流れを促進し、むくみ軽減
- 塩分を控えめにする:体内の水分滞留を防ぎ、腫れを早期に改善
- 日常動作を徐々に再開する:軽いストレッチで筋肉を動かし、回復促進
経過の目安:
| 期間 | 状態 |
| 1週間以内 | 腫れ・むくみでやや太く見える |
| 2〜3週間 | 腫れが引き始め、細さが出てくる |
| 1〜3か月 | 皮膚が締まり、ラインが明確に |
| 6か月前後 | 最終的な仕上がりに定着 |
二の腕はむくみが長引きやすい部位ですが、適切なケアを続ければ半年以内に自然でしなやかなラインになります。

| 施術名 | ベイザー脂肪吸引 |
| 施術概要 | ベイザー波という超音波を皮膚の内側から脂肪組織に照射して、周辺組織と脂肪細胞を遊離。その後カニューレという専用の管で脂肪細胞を吸引除去する。術後は脂肪採取部位を圧迫固定。カニューレ挿入口には、5mm程度の小切開を加える。 |
| 施術費用(標準モニター) | 二の腕(1部位):¥200,000(税込 ¥220,000) モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。 ▷スッキリ細く【二の腕の脂肪吸引モニター募集】 |
| 施術の副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 |
二の腕の脂肪吸引で後悔しないために
「思ったより細くならない」と感じる背景には、仕上がりのイメージと実際の体型とのギャップが関係していることがあります。SNSや症例写真を見て「自分も同じように細くなれる」と思ってしまうケースもありますが、実際の仕上がりは骨格・筋肉量・皮膚の弾力によって異なります。
THE CLINICでは、このような認識のズレを防ぐために、施術前のマーキングでシミュレーションを行っています。マーキングとは、ゲストと鏡の前で相談しながら、どの角度から見てどこをどれくらい吸引するかをマーカーで細かく描き込む工程です。
このプロセスによって、吸引範囲や仕上がりイメージを立体的に共有できるため、ゲストに納得感を持って施術に臨んでいただけます。
過度な吸引ではなく、「自分の体に調和する細さ」を目指すことこそ、後悔しない脂肪吸引のポイントです。
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