1. TOP
  2. 豊胸・胸の​整形
  3. シリコンバッグ豊胸は一生持ちますか?
Q&A / No.314

シリコンバッグ豊胸は一生持ちますか?

大橋昌敬

情報提供医師

大橋 昌敬masanori ohashi

THE CLINIC 総院長 / 日本美容外科学会専門医 / 第112回日本美容外科学会会長

大幅にバストアップしたくてシリコンバッグ豊胸を検討しているのですが、10年程度でバッグの入れ替えが必要と言われて迷っています。 特に異常がなければ、一生持つということもあるのでしょうか?

豊胸シリコンは一生持つものではなく、寿命は10年程度と言われています。
近年、シリコンバッグは触感や形などかなり進化してきましたが、人工物であるためどうしても寿命があり、FDA(米国の医療や食品に関する国家機関)も「乳房インプラントは生涯のデバイスではない」という見解を示しています [※]。挿入から10年前後経つと、シリコンバッグに何らかのトラブルが起きやすくなってくるので注意が必要です。

(※出典:What to Know About Breast Implants | FDA

シリコンの劣化で起こるトラブル① 硬くなる

シリコンバッグは挿入後、薄い膜(被膜)に覆われます。この被膜が時間の経過とともに少しずつ厚くなり、バッグを締め付ける現象がカプセル拘縮(被膜拘縮)です。被膜が厚くなるほどバストの触感は硬くなります。

バストの触感に変化を感じた時は、まず施術を受けたクリニックへご相談ください。カプセル拘縮を放置してしまうと、体液中に含まれるカルシウムが結晶化し、被膜に沈着する石灰化が起こり、バストは石のように硬く、変形も強くなってしまいます。

カプセル硬縮の様子

カプセル拘縮で被膜が非常に硬くなると、周囲の乳房組織や皮膚などに炎症が起こり、痛みが生じることがあります。

また、経年劣化でバッグが破損してしまった場合も、周りの組織が炎症を起こし、痛みが生じます。被膜内で破損すると痛みを感じないこともあるのですが、その後被膜が破れると炎症が広がってしまうため、痛みがなくても違和感があったら、必ずクリニックを受診してください。当院ではエコー検査でバスト内を詳細に確認後、施術方法をご提案いたします。

敗れたシリコンバッグ

一生持つ豊胸は脂肪豊胸

豊胸をしたいけど、シリコンバッグのように入れ替えが必要な施術には抵抗がある….。そんな方には、脂肪豊胸がおすすめです。脂肪豊胸は自己脂肪を採取・加工し注入します。異物が含まれないため、脂肪が定着すれば入れ替えの必要はなく、バストアップ効果が長期間持続します。
シリコンバッグに比べると、一度で大幅なバストアップは見込めませんが、より自然なバストに仕上がります。

当院の脂肪豊胸が気になる方は、ぜひ一度無料カウンセリングへお越しください。カウンセリングではお客様の要望に合わせ、どの豊胸術が最適かを診断いたします。

▶︎無料カウンセリング予約

当院ではシリコンバッグ豊胸後のご相談も承っております。経年劣化したシリコンバッグの除去はもちろん、除去したスペースに脂肪注入する施術も可能です。
施術の詳細についてはこちらをご覧ください。

▶︎豊胸シリコンバッグ除去

まずはお気軽にご相談ください

関連するコラム記事

お悩みから探す​

<情報提供医師>

大橋 昌敬

大橋 昌敬

THE CLINIC 総院長 / 日本美容外科学会専門医 / 第112回日本美容外科学会会長

経歴
  • 1965年
    福岡県生まれ
  • 1990年
    久留米大学医学部 卒業
    久留米大学医学部 第二外科 外科学 入局
    (胸部外科学、救急医学、麻酔全般を習得/博士号取得)
  • 1994年
    Toronto General Hospital(Canada)
  • 2000年
    聖心美容外科 東京院副院長 就任
  • 2003年
    聖心美容外科 福岡院院長 就任
  • 2009年
    THE CLINIC 福岡院院長 就任
  • 2012年
    THE CLINIC 東京院院長 就任
  • 2015年
    THE CLINIC 技術指導医 就任
  • 2017年
    THE CLINIC 統括指導医 就任
  • 2022年
    THE CLINIC 総院長 就任
  • 2023年
    第112回日本美容外科学会長就任
資格
  • 日本胸部外科学会認定医
  • 日本外科学会認定医
  • 日本美容外科学会専門医
  • TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos 認定医
所属学会
  • 日本外科学会
  • 日本胸部外科学会
  • 日本形成外科学会
  • 日本美容外科学会(JSAS)
  • アメリカ形成外科学会(ASPS)

当院には、
多種多様な専門医・認定医・学会員が
在籍しています

<専門医/認定医>

日本美容外科学会専門医(JSAS)、日本形成外科学会専門医、日本形成外科学会指導医、日本形成外科学会 再建・マイクロサージャリー分野指導医、日本形成外科学会 小児科形成外科分野指導医、日本泌尿器科学会専門医、乳房再建用エキスパンダー/インプラント 責任医師、日本頭蓋顎顔面外科学会専門医、コンデンスリッチファット(CRF)療法認定医、VASER Lipo認定医、VASER 4D Sculpt 認定医、TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos 認定医、サーメージ認定医、カンタースレッズ認定医、Botox VISTA認定医、Juvederm Vista認定医、ビスタバイクロスシリーズ認定医、日本胸部外科学会認定医、日本外科学会専門医、日本消化器外科学会消化器癌外科治療認定医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、マンモグラフィ読影認定医、日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会 指導医、蘇生法指導医、日本心臓血管麻酔学会 指導医、日本老年麻酔学会 指導医、日本専門医機構 麻酔科専門医、アメリカ心臓病協会BLS・ACLSプロバイダー、日本呼吸器外科学会認定登録医、日本呼吸器学会専門医

<所属学会>

日本外科学会、日本臨床外科学会、日本胸部外科学会、日本消化器外科学会、日本形成外科学会、日本呼吸器学会、日本内視鏡外科学会、日本泌尿器科学会、日本美容外科学会(JSAS)、日本美容外科学会(JSAPS)、日本乳癌学会、日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会、日本内分泌外科学会、日本甲状腺外科学会、日本頭蓋顎顔面外科学会、日本麻酔科学会、日本蘇生学会、日本臨床モニター学会、日本心臓血管麻酔学会、日本老年麻酔学会、日本臨床麻酔学会、日本医療ガス学会、米国麻酔学会(ASA)、米国形成外科学会(ASPS)

本サイトは
医療広告ガイドラインを遵守した情報を
掲載しています

THE CLINIC では、医師監修のもと「医療広告ガイドライン」に則り、以下の2点を遵守するとともに、状況に応じた改善を適宜行っています。
1. 治療に関する体験談は掲載致しません。
2. 症例写真を掲載する際は、施術内容とリスク、および標準的な価格を必ず明記します。