授乳する際のバストの痛みは豊胸が原因でしょうか?
妊娠前に豊胸を受けました。現在授乳中なのですが、バストに痛みがあり心配です。この痛みは豊胸のせいでしょうか?また、母乳に悪影響が出ることはないでしょうか?
一概には言えませんが、豊胸が原因となっている痛みの可能性もあります。
特にシリコンバッグ豊胸は、授乳期のバストの張りが強くなったり、乳腺炎の原因になることもあるので注意が必要です。母乳への影響については、ヒアルロン酸、シリコンバッグ、脂肪注入では基本的に悪影響はありません。
シリコンバッグ豊胸は痛みを感じることも
授乳期は乳腺が発達して大きくなり、バストの張りを感じます。シリコンバッグ豊胸をしている場合、入っているバッグのサイズが大きいと皮膚に余裕がなくなり、通常より強い張りと共に痛みが生じる場合があります。
また、シリコンバッグが原因で、乳腺炎が起こる可能性もあるので注意が必要です。
乳腺炎は、母乳が上手く出ずに乳腺内に溜まってしまうことで起こる、授乳期トラブルです。一般的には乳腺が細かったり、授乳間隔が空きすぎた時に起こりやすいですが、授乳期に発達した乳腺がシリコンバッグに圧迫されることで、乳腺炎になるケースもあります。症状は痛み以外に腫れや発熱が伴うこともあるため、症状が続く場合は早めに医療機関を受診しましょう。
脂肪豊胸やヒアルロンアン豊胸は、授乳で痛みを感じることはほぼありません。注入後にうまく定着せず、しこりになってしまうと痛みを感じる場合があります。
豊胸が母乳に与える影響は?
母乳は乳腺で作られ、乳管を通って赤ちゃんに届きます。豊胸手術では乳腺や乳管に触れることはないため、どの豊胸術も基本的に悪影響はないのでご安心ください。未熟な手術で、乳腺や乳管を傷つけられる可能性もゼロではないため、豊胸する場合は豊胸の施術経験豊富な医師がいるクリニックで施術を受けていただくことをお勧めします。
アクアフィリング豊胸は要注意
今ではほとんど見かけなくなりましたが、アクアフィリング豊胸後の授乳には注意が必要です。アクアフィリングは非常に柔らかい充填材で、その柔らかさのために正しく注入しても術後に思いがけない場所に移動してしまう可能性があります。乳腺に移動すると炎症が起こり、乳管まで広がると母乳にアクアフィリングが混ざってしまうことも考えられ、とても危険です。
他にも、豊胸や授乳に関するお悩みがあれば、ぜひ当院へご相談ください。
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<情報提供医師>
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大橋 昌敬
THE CLINIC 総院長 / 日本美容外科学会専門医 / 第112回日本美容外科学会会長
- 経歴
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- 1965年
- 福岡県生まれ
- 1990年
- 久留米大学医学部 卒業
久留米大学医学部 第二外科 外科学 入局
(胸部外科学、救急医学、麻酔全般を習得/博士号取得)
- 1994年
- Toronto General Hospital(Canada)
- 2000年
- 聖心美容外科 東京院副院長 就任
- 2003年
- 聖心美容外科 福岡院院長 就任
- 2009年
- THE CLINIC 福岡院院長 就任
- 2012年
- THE CLINIC 東京院院長 就任
- 2015年
- THE CLINIC 技術指導医 就任
- 2017年
- THE CLINIC 統括指導医 就任
- 2022年
- THE CLINIC 総院長 就任
- 2023年
- 第112回日本美容外科学会長就任
- 資格
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- 日本胸部外科学会認定医
- 日本外科学会認定医
- 日本美容外科学会専門医
- TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos 認定医
- 所属学会
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- 日本外科学会
- 日本胸部外科学会
- 日本形成外科学会
- 日本美容外科学会(JSAS)
- アメリカ形成外科学会(ASPS)


