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Q&A / No.488

ヒアルロン酸豊胸のデメリットにはどんなものがありますか?

大橋昌敬

情報提供医師

大橋 昌敬masanori ohashi

THE CLINIC 総院長 / 第112回日本美容外科学会会長 / CRF療法・VASER Lipo技術指導医

豊胸手術の中でも比較的手軽に受けられるヒアルロン酸豊胸を検討しているのですが、デメリットはありますか?

ヒアルロン酸豊胸には、効果が一時的であること、触ったときの感触が硬くなりやすいこと、しこりができるリスクがあることなど、いくつかのデメリットがあります。
おっしゃる通り、シリコンバッグ豊胸や脂肪注入豊胸に比べてダウンタイムが少なく、1回の施術費用も比較的安価である気軽さから、ヒアルロン酸豊胸は人気の施術ですが、デメリットも事前に理解して検討することが重要です。

ヒアルロン酸豊胸のデメリット

【触感の硬さ】

ヒアルロン酸豊胸というと「柔らかそう」というイメージを持たれる方もいますが、実際には硬く感じられるケースが多いのが実情です。ヒアルロン酸と一口に言っても種類はさまざまで、用途によって使い分けられています。ボリュームアップを目的とする豊胸では、粒子が大きいタイプを使用するため、触感が硬く感じられやすいのです。

施術後、思っていた触感と違ったために、ヒアルロン酸の除去手術を希望される方もいらっしゃいます。

【効果が一時的】

ヒアルロン酸は体内で分解・吸収されるため、効果は長期的には持続しません。ヒアルロン酸豊胸の持続期間は、一般的に半年〜2年程度と言われています。

ただし、これは「半年〜2年は同じ大きさを保つ」という意味ではなく、時間の経過とともに徐々にサイズダウンしていくということです。そのため、「思っていたより早く小さくなった」と感じるケースもあるようです。

【しこりのリスク】

ヒアルロン酸豊胸は、注入量や注入技術、体質などによってはしこりができるリスクがあります。「しこりができても溶解剤で溶かせば大丈夫」と思われる方もいらっしゃいますが、実際には溶解したあとに吸引除去が必要になるケースも少なくありません。

場合によっては、バストを切開してしこりを摘出しなければならないケースもあります。

【大幅なサイズアップは難しい】

ヒアルロン酸豊胸では、一度に大量のヒアルロン酸を注入して大幅なサイズアップを目指すと、しこりのリスクが高くなるため推奨されません。

個人差はありますが、一度に注入できる量は 150〜200cc 程度で、1.5〜2カップのサイズアップが目安になります。

手軽さで決めずに、デメリットも知った上でご検討ください

ヒアルロン酸豊胸は手軽に受けられる反面、いくつかのデメリットもあります。施術を受ける際は、後悔しないためにも、こうした点を正しく理解した上で検討していただきたいと思います。

どの方法がご自身に適しているか悩まれている方は、ぜひ一度ご相談ください。無料カウンセリングでは、施術方法のメリット・デメリットの両面を丁寧にご説明し、納得して選んでいただけるようサポートいたします。
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