顔の脂肪吸引の腫れが引かないのは失敗ですか?
1週間前に顔の脂肪吸引をしました。まだフェイスラインがパンパンに腫れています。周りからも「なんか顔腫れてる?」と言われて不安です。これは失敗でしょうか?
結論からお伝えすると、1週間で腫れが残っているからといって、失敗とは限りません。多くの場合は、回復過程の一部です。 顔の脂肪吸引では、術後2〜3日が腫れのピーク・1〜2週間で大きな腫れが落ち着く・1ヶ月で見た目は自然に近づく3ヶ月で完成という経過をたどることが一般的です。そのため、1週間で腫れが引かないと感じるのは珍しいことではありません。
なぜ腫れが長引くことがあるの?
腫れが続く主な理由は、脂肪の取り残しではなく
・内部の炎症反応
・組織の拘縮(こうしゅく:硬くなる時期)
・リンパ循環の一時的な低下
といった、体の自然な回復過程によるものです。特に術後1〜4週間は、むくみと拘縮が重なるため、「まだ腫れている」「逆に硬くなった」と感じやすい時期です。
顔(顎下・頬)の脂肪吸引の腫れを抑えるためには?
顔(顎下・頬)の脂肪吸引後「できるだけ腫れを抑えたい」「早く落ち着かせたい」と考える方は多いでしょう。腫れは体の自然な炎症反応のひとつですが、術後の過ごし方によって、症状の出方に差が出ることがあります。腫れをできるだけ抑えるために意識したいポイントを3つをまとめました。
① 術後は患部をやさしく冷やす
脂肪吸引直後は、組織が炎症を起こしている状態です。
そのため、術後数日は冷却を行うことで腫れや熱感を和らげられる場合があります。
冷やす際は、タオルで包んだ保冷剤を使用する・直接肌に当てない・長時間連続で冷やし続けないといった点に注意してください。
冷やしすぎると血流が悪くなり、凍傷のリスクもあるため、適度な時間で行うことが大切です。
※冷却期間や方法は、必ず担当医の指示に従いましょう。

② フェイスバンドで適切に圧迫・固定する
顔の脂肪吸引後は、フェイスバンドによる圧迫固定が推奨されることが一般的です。
圧迫には、内部出血の広がりを抑える・むくみを軽減する・皮膚の癒着を促すといった目的があります。
装着期間の目安は術後約1週間とされることが多いですが、クリニックごとに指示が異なるため、必ず説明を受けた方法を守りましょう。
腫れを抑えたい場合は、自宅にいる時間帯はできるだけ装着することが推奨されます。

③ 就寝時は枕を高めにして寝る
横になったときに顔が心臓より低い位置になると、むくみやすくなることがあります。
術後数日は、枕をやや高めにする・可能であれば仰向けで寝るといった工夫をすると、腫れの軽減につながる可能性があります。
正常なダウンタイムとトラブルの違い
| 正常なダウンタイム | 要相談のサイン | |
| 時期 | 徐々に軽減していく | 日に日に症状が悪化している |
| 見た目 | 顔全体がむくむ | 片側だけ強く膨らむ |
| 感触 | 突っ張る・硬い | 明らかなしこり・凹凸 |
| 痛み | 日に日に軽くなる | 強い痛みや熱感が続く |
「日に日に少しでも変化している」なら、正常範囲の可能性が高いです。
ただし、
・左右差が明らかに強い
・赤みや熱感が長引く(感染の可能性)
・感覚麻痺が強い
・時間が経っても全く変化がない
このような場合は、執刀医への相談をおすすめします。
THE CLINICの顔の脂肪吸引【腫れないための7つのポイント】
顔の脂肪吸引で「腫れが引かない」「失敗では?」という不安が生じる原因の多くは、脂肪の取りすぎ・浅層のダメージ・吸引の不均一さにあります。当院では、ダウンタイムの軽減とトラブル回避のために、以下の7つを重視しています。
① ベイザー脂肪吸引で組織への負担を軽減
顎下は特にたるみが出やすい部位です。当院では、線維組織や血管への刺激が少ないベイザー脂肪吸引[1]を採用。
脂肪をやわらかく乳化してから吸引することで、腫れや内出血を抑え、皮膚の引き締まりをサポートします。

② 「取りすぎない」デザイン
顔の脂肪吸引で多い失敗は、脂肪の取りすぎです。
頬には
✔️取ってもよいネガティブゾーン
✔️残すべきポジティブゾーン
があり、これを見誤ると「こけ顔」「老け顔」につながります。当院では、あえて残す脂肪を見極める設計を重視しています。

③ 部位ごとに専用カニューレを使い分け
顔は非常に繊細な部位です。
吸引部位や層に応じて、長さや太さの異なるカニューレを使い分けることで、浅層を傷つけず均一に吸引します。
これが、凹凸や長引く腫れを防ぐ重要なポイントです。

④ イメージ共有を徹底したカウンセリング
「思っていた仕上がりと違う」という失敗は、多くが認識のズレから生まれます。
カウンセリングから施術まで同じ医師が担当することで、術後イメージのブレを防ぎます。

⑤ 腫れを抑える吸引法と麻酔管理
ダウンタイムを最小限にするためには、機器だけでなく吸引方法と麻酔管理が重要です。
吸引時の層のコントロールや出血管理を徹底することで、術後の腫れやむくみの軽減につなげています。

⑥ 傷跡を守るスキンポートの使用
耳の後ろや顎下に作る吸引口には、スキンポートを装着。
摩擦や熱ダメージから皮膚を守り、傷跡の広がりやトラブルを防止します。

⑦ 解剖学に基づいた層の見極め
顔には神経・血管・筋肉が複雑に走行しています。解剖学を熟知し、層を見極めた吸引を行うことで、後遺症リスクの軽減・不必要な腫れの抑制・自然なフェイスライン形成を心がけています。

まとめ
顔の脂肪吸引後に腫れが残っていると、「失敗では?」と不安になるのは自然なことです。しかし、術後1週間でパンパンに腫れていると感じるのは珍しいことではありません。1〜2週間はむくみや腫れが重なる時期であり、多くの場合は回復過程の一部です。顔の脂肪吸引は完成まで約3ヶ月と言われています。
大切なのは、
・少しずつでも変化しているか
・痛みや熱感が強くないか
・明らかな凹凸や強い左右差がないか
を冷静に見極めることです。
もし症状が悪化する、あるいは3ヶ月経っても改善しない場合は、専門医に相談しましょう。
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