豊胸の失敗修正

2021.12.08 Last Update

ご相談が多いシリコンバッグ豊胸の失敗例

カプセル拘縮

症 状 胸が硬くなり、バッグの変形も見られる 主な原因 バッグ周辺の被膜の肥厚と締め付け

失敗例1
35歳・挿入時期不明

カプセル拘縮のため、シリコンバッグが球状に変形してしまい、かつバストの中央に寄っているので、非常に不自然な形になっていました。施術ではバッグを除去した後、脂肪注入豊胸によってバランスが整った自然なバストに修正しています。カプセル拘縮は10人に1人の割合で見られる症状なので、もし手触りや形に違和感を感じたら早めにご相談ください。

失敗例2
35歳・10年前に挿入

重度のカプセル拘縮。挿入直後から違和感があったそうですが、恐くてどこにも相談できずにいた結果、どんどん悪化してしまった模様です。痛みも生じていたので、抜去したところ変形したバッグと共に大量の血腫が摘出されました。抜去後は胸が凹んでしまった為、コンデンスリッチファット(CRF)を注入して自然な触感と形を取り戻しました。被膜の周りの炎症がひどくなると石灰化してしまうので、違和感があったら早めにご相談くださいね。

バッグの破損

症 状 バストにシワが寄り、ペコペコしたしぼんだ触感になる 主な原因 老朽化やカプセル拘縮

失敗例3
48歳・20年前に挿入

シリコンバッグの耐久性も良くなっていますが人工物なので必ず老朽化します。この方も、10年前くらいから形や位置に不自然さを感じていたそうですが当院を知るまではどこにも相談してできなかったのです。エコーで確認したところ、両胸ともにバッグが破損していたので、すぐに抜去しました。

失敗例4

左胸が波打って、しぼんでいるのが分かります。診察したところ、カプセル拘縮によってバッグが圧迫され破れてしまっていました。取り出したバッグは内容物が漏れ出していたため、抜去後に洗浄を行い漏出物も除去。

リップリング

症 状 バストにシワが寄り、部分的に尖って見える 主な原因 バッグのふちが折れ曲がっているため

失敗例5

左胸の下に折れ曲がったバッグの縁が突き刺さってるのが確認できます。見た目と触感に不自然さがあるため、パートナーにも後ろめたさがあったようです。

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シリコンバッグ豊胸の失敗修正のポイント

上記のようなトラブルを解決するための当院の技術をご紹介します。

胸に傷を残さないようバッグは脇から抜去する

他院では、取り出しやすいという理由から乳輪やアンダーバストにメスを入れて抜去するところが多いですが、これではバストに傷跡が残ってしまいます。脇だと傷口がシワに沿って、目立つことなく仕上げられる利点があるので、当院ではその方法を採用。技術が必要な箇所ですが、症例数を多く持つTHE CLINICでは可能な施術です。

様々なリスクを軽減するため被膜は取らない

バッグを包み込んでいる被膜は自己組織のため、バッグが被膜にくっついたまま取り出そうとすると被膜が破れて大量の出血を伴います。また、抜去後にコンデンスリッチファットなどの脂肪注入によるボリューム維持を行う場合、被膜が破れているとバッグを抜去したスペースに脂肪が入り込んで壊死してしまいます。そのようなリスクを回避するため、当院では被膜をきれいに残すよう、経験と技術を駆使して抜去します。

自然な胸に仕上げる抜去と同時の脂肪注入

バッグの抜去後は、周辺組織が圧迫されていたぶん、挿入前より胸が小さくなっています。そのため、バッグ抜去だけの施術の場合、術後に凹んだバストを見て大きなショックを受ける方が少なくありません。
その場合、当院ではバッグの代替フィラー(注入材)として、自身の健康な脂肪のみで形成されたコンデンスリッチファットを、抜去直後に注入してボリュームを補強。拘縮や破損によって変形していた胸がふっくらと自然な胸になるため、バッグ挿入当時とほぼ変わらないサイズ感を得ることができます。他院では、この方法を抜去施術日から期間を開けて行うところがありますが、その手順だと皮膚が収縮して十分な量のコンデンスリッチファットを注入できなくなる上、ボリューム感がいびつになってしまう恐れがあります。同時施術はドクター側の技術難度が高くなりますが、そのぶんリスク回避できるメリットは大きいのです。

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ご相談が多いヒアルロン酸豊胸の失敗例

ヒアルロン酸のしこり

症 状 胸を指の腹で押したとき、硬い異物感がある 主な原因 吸収されないほどの塊での注入や注入量が多過ぎるため

失敗例1
58歳・5年前に注入

5年間で複数回、ヒアルロン酸を注入していたそうです。本来ならば2年ほどで全て吸収されるはずですが、炎症が起こり無数の細かいしこりが広範囲にできています。このようなケースの治療はかなりの難易度と言えますが、当院はエコーで目視しながら1つずつ、ていねいにしこりを溶解・除去するため全て取り除くことができました。

失敗例2
30歳・3年前に注入

左胸のみ、しこりができてしまったようです。最新エコーで診察したところ、最大5cmもの大きなしこりであるため、豊胸施術時に吸収されないほどの大きな塊で注入されたことが原因でしょう。ヒアルロン酸は吸収・消失される程度のサイズで注入することが重要です。

失敗例3
42歳・2ヶ月前に注入

触感が硬いため、ヒアルロン酸を除去したいと来院されたゲストです。エコーによる診察で、乳腺下と皮下に蜂の巣状のしこりが確認できました。近年、このような細かい無数のしこりトラブルが後を絶ちません。当院ではエコーでしこりの位置とサイズを目視しながら、ヒアルロニダーゼという溶解液で溶かして治療しています。

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ヒアルロン酸豊胸の失敗修正のポイント

上記のようなトラブルを解決するための当院の技術をご紹介します

痛みを和らげ安全に行うためのリラックス麻酔

ヒアルロン酸によるしこりは、ヒアルロニダーゼというヒアルロン酸溶解液の注射で治療することがほとんど。しこりが大きい場合は、溶解後にも吸収されず残ることがあるため、ベイザーリポという最新の吸引機器で吸い取って除去します。ただし、溶解注射、吸引治療のどちらもエコーできちんとしこりの位置を確認しながらアプローチすることが不可欠。クリニックによっては、触診だけのアバウトな判断で溶解注射を行っていますが、このような目視せずに行う治療は海外でも「暗闇の手術」と呼ばれ、正確性の無さが危険視されています。そのため当院では、大学病院でも使用されている「エコストラグラフィー」を導入し、しこりをきちんと目視しながら溶解しています。

最新エコーの目視下で確実に溶解除去

脂肪組織が残っている充実性のしこりの場合、穿刺・吸引だけでは除去できません。そのため、THE CLINICでは特殊な超音波で脂肪を柔らかくするベイザーリポ(ベイザー脂肪吸引)を用いて治療します。これは体への負担を最小限に抑えながらも、脂肪組織をバラバラに遊離できるのでしこり治療にとても有効。他院では充実性のしこりを切開治療するところもありますが、ベイザーリポの認定医が在籍する当院では吸引法だけで問題なく除去できます。

取り残しがないかゲストと一緒に確認する

ヒアルロン酸のしこりは、極小さいものが無数に散らばって存在するケースが多いのが特徴。そのため、除去治療後は本当に全部取り終わったのか不安になる方もいらっしゃいます。
 当院は、ゲストに安心していただくために、希望される方には担当ドクターの説明とともに術前・術後のエコー写真を見ていただいています。完全にしこりがなくなったことをご自身で確認できる環境を整えております。

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ご相談が多い脂肪注入豊胸の失敗例

脂肪注入のしこり

症 状 胸に大きな塊の異物感がある 主な原因 注入した脂肪周辺に厚い被膜ができため

失敗例1
42歳・3年前に挿入

3年前に脂肪注入したものの、思うようなバストにはなれなかったそうで、当初はコンデンスリッチ豊胸のご希望で来院された方の症例です。状態把握のためにエコー検査をしたら、壊死した脂肪のオイルで被膜内が満たされているオイルシストを発見。吸引針で穿刺して完治しました。

失敗例2
22歳・2年前に挿入

他院で2度、脂肪注入を行い両胸にしこりができてしまったケースです。エコーでは多数の小さなしこりが確認でき、一部石灰化もみられました。この症例写真のような、細胞膜が残った状態で脂肪が壊死しているしこりを充実性のしこりと言います(※細胞膜ごと壊死してオイル化しているしこりはオイルシストと呼ばれます)。

石灰化

症 状 胸が固くなる 主な原因 しこりを覆う被膜に固いカルシウムが沈着しているため

失敗例3
32歳・10年前に挿入

乳腺と大胸筋の間に4cmのしこりを確認。10年前に注入した脂肪が壊死している状態です。エコー検査をしたとき、超音波を反射して黒くなっていることから、しこりの周囲がカルシウムが沈着して石灰化していることが分かりました。このような場合は切開して摘出する治療法がベストです。

失敗例4
38歳・14年前に挿入

左胸のみ、しこりができてしまったようです。最新エコーで診察したところ、最大5cmもの大きなしこりであるため、豊胸施術時に吸収されないほどの大きな塊で注入されたことが原因でしょう。ヒアルロン酸は吸収・消失される程度のサイズで注入することが重要です。

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脂肪注入豊胸の失敗修正のポイント

上記のようなトラブルを解決するための当院の技術をご紹介します。

最新エコーの目視下で確実にしこりを除去

脂肪注入によるしこりや石灰化は、しこりの内部が壊死したオイルシストタイプのしこりであれば、注射器や3mm程度の吸引管でオイルを吸い取って治療します。壊死しているものの、脂肪組織の形を保っている充実性のしこりは、吸引機器で脂肪組織を崩して除去治療を行います。
重要なのは、どちらもエコーできちんと位置を確認しながらアプローチすること。クリニックによっては、触診だけのアバウトな状態でしこりの位置を定めて溶解注射を行っていますが、これは正確性のない「暗闇の手術」と呼ばれ、海外からも危険視されています。
そのため当院では、最新の乳腺用エコー「エコストラグラフィー」を導入し、しこりを正確に目視しながら治療しています。

極力切開せずに済むようベイザーリポを活用

脂肪組織が残っている充実性のしこりの場合、穿刺・吸引だけでは除去できません。そのため、THE CLINICでは特殊な超音波で脂肪を柔らかくするベイザーリポ(ベイザー脂肪吸引)を用いて治療します。これは体への負担を最小限に抑えながらも、脂肪組織をバラバラに遊離できるのでしこり治療にとても有効。他院では充実性のしこりを切開治療するところもありますが、ベイザーリポの認定医が在籍する当院では吸引法だけで問題なく除去できます。

傷口を目立たせない切開治療技術

注入した脂肪の周辺にカルシウムの厚い被膜ができ、固く石灰化したしこりの場合は、吸引治療が適さないため切開によって除去する方法がベスト。
当院の場合、傷口は目立たない乳輪に沿い、ゲストの術後に影響のないよう配慮します。また、この切開法は石灰化したカルシウムの細かい結晶まで除去できるメリットがあるため、吸引治療での完治が難しい状態や重度の石灰化のケースにも対応することができます。

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