ししゃも足(ふくらはぎ)へのボトックス注射の効果を教えてください

ご相談内容

筋肉質な“ししゃも足”に悩んでいます。
改善のためボトックス治療を考えていますが、それと並行して、足の形を変えるためにマッサージやバレエポーズなどのエクササイズをしても問題ないでしょうか? ボトックスによる足への負担が気になります。
また、ボトックスの効果が薄れたら、ししゃも足に戻ってしまうかも心配です。繰り返し注射をすれば、完全に戻らなくなることもありますか? その場合、妊娠中でも注射できるのでしょうか?

※相談当時の内容のまま掲載しておりますので、サービスや料金については
現在のものと異なる場合があります。詳しくはお問合せください。

ドクターからの返答

ボトックスは、ふくらはぎの筋肉に注射することで筋肉のはたらきを抑制し、ふくらはぎを細く見せる効果が期待できます。

■ししゃも足の原因は?

ししゃも足とは、ふくらはぎのみが太くなることで、足が子持ちシシャモのような見た目になっている状態のことです。ふくらはぎの筋肉はヒラメ筋・腓腹筋で構成されています。これらの筋肉は立っている時にも常にはたらき、姿勢を保つために重要な役割を果たしています。また、腓腹筋は鍛えると太くなりやすい傾向があります。ふくらはぎは体の中でも日常的に絶えずはたらいているため筋肉が付きやすく、太くなりやすい部位なのです。

■ボトックス注射とは?

ボトックス(ボツリヌストキシン)は、ボツリヌス菌が作り出す天然のたんぱく質、ボツリヌストキシンを成分とする薬で、筋肉のはたらきを弱める作用があります。ふくらはぎの腓腹筋に注射して、神経のはたらきを抑えることで筋肉の緊張が緩み、ふくらはぎを細く改善する治療法です。注射してしばらくはふくらはぎの筋肉が収縮しにくいので、つま先を立てるポーズなどはしづらいことがありますが、特に運動に制限はありません。

■ボトックスのメリット

脂肪吸引よりも安価で手軽に治療を受けられるところです。治療時間は約5分、料金はボトックス1本につき40,000〜50,000円で受けて頂けます。
また、ふくらはぎは体の中でも特に筋肉質な部位のため、皮下脂肪を取り除く脂肪吸引ではししゃも足の改善が難しいケースがあります。対してボトックスは筋肉にはたらきかける薬のため、筋肉質な方にはおすすめです。

■ボトックスのデメリット

ボトックスは効果の持続期間に限りがあります。持続期間は約3ヶ月〜半年程度で、効果が切れるとふくらはぎは元の形に。筋肉の形を変えたり、脂肪を取り除く治療ではないため、1回の注入での効果はごく一時的なものになります。また、ボトックスが効いている期間の妊娠は避けた方が良いと言われているので、注意しましょう。

■ふくらはぎの細さを持続させる治療法・カーフメイク

ふくらはぎに脂肪が多い方の場合は、脂肪吸引である程度細くしたり、脚が長く見えるようにデザインすることは可能です。筋肉質で脂肪がほとんどなく、ふくらはぎの細さを持続させたい、という方にはカーフメイクがおすすめです。カーフメイクは高周波を腓腹筋に直接作用させる、切開しない治療法。高周波で腓腹筋を萎縮させることでふくらはぎが細く改善できるため、ボトックスよりも効果が長く持続します。

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