豊胸ブログや口コミの噂を論破! コンデンスリッチ豊胸の “ホント”
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豊胸ブログや口コミを参考に、クリニックやどの豊胸術かを検討している方に読んでほしいコラムです。失敗しないためには、正しい情報を得ることが大切。
ここでは、噂に惑わされない「真実の情報」をお届けします。
コンデンスリッチ豊胸とは?
コンデンスリッチ豊胸とは、脂肪注入豊胸のひとつです。
自身の身体から採取した脂肪から、コンデンス(濃縮)技術により生成された良質な脂肪細胞と定着に働く幹細胞だけ(コンデンスリッチファット:CRF)を注入することで、しこりなどの術後のリスク回避はもちろん、高い定着率を期待できます。
施術名 | コンデンスリッチ豊胸 |
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施術概要 | 太もも、腹部などの皮下脂肪を採取し、そこから老化細胞や血液等の不純物を特許技術の遠心濾過で除去。これをバストの皮下に注入する豊胸手術。ベイザー脂肪吸引を併用することで、より美しいボディラインに仕上がる。 |
施術費用(標準モニター) | ¥864,000(税込¥950,400) モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。 ▷【技術指導機関のコンデンスリッチ豊胸モニター募集中】 |
施術の副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 |
美容外科医のブログでも真実とは限らない
豊胸手術を考えている人のほとんどが、ブログや体験談、豊胸口コミサイトをチェックして参考にしているのではないでしょうか。しかし、その情報は本当に信じて良いものですか?
THE CLINICのドクターに聞いたところ、これら豊胸の噂には根も葉もないウソもまぎれているようです。なかには、美容外科医の豊胸ブログでも間違った情報を見かけることがあるそう。その理由には、自分が取り扱っていない新しい施術への理解不足が考えられます。
施術をご検討の際は、そんな間違った噂に惑わされず、正しい情報を見極めることが大切です。
そこで今回は、コンデンスリッチ豊胸についてよく見かける間違った噂を取り上げ、裏付けとともに正しい情報を解説します。
「通常の遠心分離と変わらない」を論破!
回転数で重力が変わるのでおもりは不要?
これは美容外科医の豊胸ブログでも目にすることがある内容です。ご存知の通りコンデンスリッチ豊胸では、ウェイトフィルターという特殊なおもり兼フィルターを使って脂肪を遠心分離にかけます。このおもりで押し潰された老化細胞のオイルをフィルターで分離することで、良質な脂肪細胞や定着に有効な成分だけを濃縮することができるのです。
見かけた豊胸ブログでも、ここまでは同じ見解です。しかし問題は「遠心分離というのは回転数によって重力が変わるので、回転数を変化させればおもりは不要」という点です。
コンデンスリッチ豊胸では最適な重力を選択可能
遠心分離の回転数によって重力が変わることは本当です。しかし、実際にどの程度の重力がかかっているのかを知ることはできません。内容量やシリンジの本数、遠心分離機の半径が違えば、加わる重力が変わってくるのです。
この事実は、脂肪研究の権威である元東大医学部の吉村孝太朗教授の研究グループによる学術論文に記されています[1]。また、吉村教授は論文の結論として1200gの重力を推奨。このことからも、ウェイトフィルターが脂肪に加える重力を簡単に設定することができるコンデンスリッチ豊胸の遠心分離機には、優位性があると言えるのです。
「細胞に圧力がかかるので良くない」を論破!
細胞注入後の生存率が低下する?
上述の通り、コンデンスリッチ豊胸は脂肪細胞にあえて負荷を与えることで、衰え肥大化した老化細胞を破壊します。「この工程が健康な脂肪細胞にも大きなダメージを与えてしまい、注入後の生存率が低下する」という見解をまとめた豊胸コラムがありました。
ポイントは1200gの重力で3分の遠心分離
こういった見解はコンデンスリッチ豊胸が広まり始めた頃によく見受けられました。しかし、今では多くの研究によってその見解の誤りが明らかにされています。
例えば、『形成外科 第54巻 増刊号』(克誠堂)に収録された、前出の吉村光太郎氏の論文「美容医療:私の方法と合併症回避のコツ」によると、1200gの重力で3分間の遠心分離なら、老化細胞だけが壊れ脂肪幹細胞は残るため、脂肪幹細胞の密度が高まり定着に有利だと記されています。
その他にも、日本美容外科学会誌に収録されているTHE CLINIC山川・大橋ドクターの共著論文でも、正しい方法で注入すればしこりにならずに有効な結果が出ることが証明されています[2][3]。
「ピュアグラフトの方が水分を除去できる」を論破!
3回ろ過すればコンデンスリッチ豊胸よりも除去率が高い?
コンデンスリッチ豊胸とピュアグラフトの違いについてのご質問はよくいただきます。
大きな違いは、その加工方法にあります。コンデンスリッチ豊胸が加重遠心分離で不純物の除去と濃縮を行うのに対し、ピュアグラフトは採取した脂肪を洗浄液でフィルターに流し、不純物をろ過するというもの。
「3回ろ過すると遠心分離機よりも水分を除去できる」という内容も記されていました。
ピュアグラフトした脂肪を加重遠心分離した結果
ピュアグラフトも、空気感染を避け、麻酔液や血液成分などを取り除くという点では有効です。しかし、洗浄液を使用してろ過するため、注入する脂肪の中にはその洗浄液が残ってしまうのです。この事実は、正規のコンデンスリッチ豊胸普及のために活動するCRF協会が行った、ピュアグラフトをコンデンス処理した実験結果(右画像)に見ることができます。この洗浄液は体内に吸収される成分なので、ピュアグラフトした脂肪を注入しても、30~40%は体に吸収されてしまうようです。
一方、コンデンスリッチ豊胸は洗浄液などを使わずに不純物を破棄できるため、不要なものが含まれていません。つまり、同じ量を注入しても、サイズアップに有効な脂肪量はコンデンスリッチ豊胸の方が多いということになるのです。
コンデンスリッチ豊胸に次ぐ新たな豊胸術【エクソソーム豊胸】
定着率をさらに高め、大幅なバストアップが期待できる新たな豊胸術が誕生しました。それがエクソソーム豊胸です。
脂肪注入豊胸の効果に脂肪幹細胞が大きく関係することは、今では広く知られています。幹細胞のこうした働きは幹細胞から分泌されるエクソソームによってもたらされることが、最近の研究から分かってきました。そこでエクソソーム豊胸では、幹細胞から分泌されるエクソソームだけを抽出し、これを脂肪に添加してバストに注入。エクソソームの働きによって、脂肪定着率の大幅アップ、これまで以上のバストアップ効果が期待することができます[4]。最先端の再生医療技術による豊胸術です。
施術名 | エクソソーム豊胸 |
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施術概要 | 気になる部位の皮下脂肪を採取し、不純物を除去したコンデンスリッチファットに、エクソソームを添加してバストの皮下に注入する豊胸手術。 |
施術費用(標準モニター) | ¥1,004,000(税込¥1,104,400) モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。 ▷【技術指導機関のエクソソーム豊胸モニター募集中】 |
施術の副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 |
「採取した脂肪を全て注入しない手術は手抜き」を論破!
「脂肪をたくさん注入するほどバストは大きくなる」という誤解はいまだに根強く残っています。
実際には、バストに注入できる脂肪量には限度があって、それ以上の脂肪を注入したところでバストアップは期待できません(限度を超えて注入された脂肪は定着せずしこりになってしまいます)[2]。このことは医学的にも証明されている事実であり、専門家の間では常識です。
ですから、担当医があなたのバストの許容量を考慮して、採取した脂肪の全てを注入しない(あえて余らせる)という提案をすることもあり得るということはご認識ください。
ちなみに、バストに注入できる脂肪の限度量はどのぐらいかというと、これは人によってさまざまです。痩せていて皮膚の伸びが良くない方の場合は少ないですが、授乳経験があったり過去にシリコンバッグ を入れていたことがあるような方は比較的たくさんの脂肪を注入できます。
経験のあるドクターなら、どのぐらいの脂肪を注入できるかは、実際にお胸を拝見すれば判断できます。カウンセリングの際にぜひ確認してみてください。
コンデンスリッチ豊胸には偽物もあるので要注意
コンデンスリッチ豊胸を受けることにした後は、そのクリニックが正規のコンデンスリッチ豊胸を行なっているかどうかをチェックすることが重要です。
コンデンスリッチ豊胸は、特許技術のウェイトフィルターと専用のシリンジがなければ実施できません。
これらは使い捨てなので、施術を受ける方は全て固有のシリアルナンバーが振られた機材を使用することになります。
正規の施術を行う施設は必ずこの証明書の発行に応じることができるはずなので、不安な場合は事前に確認されることをお勧めします。
コラムのポイント
- 従来の遠心分離は重力の程度が不明だが、コンデンスリッチ豊胸は設定可能
- 老化細胞を破壊・分離すると、細胞密度が高まり定着に有利
- ビュアグラフトの30〜40%は洗浄液で、体内に吸収される