ヒアルロン酸豊胸で後悔するしこりの実態報告!回避策までを医師が解説

ヒアルロン酸豊胸で後悔するしこりの実態報告!回避策までを医師が解説

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気軽に受けられることから人気のヒアルロン酸豊胸。しかし、施術後に修正手術が必要となる“まさかの事態”が起こる可能性もあります。実際、当院にもヒアルロン酸豊胸の失敗に関するご相談が後を絶ちません。
ヒアルロン酸豊胸で特に多いトラブルが「しこり」です。このしこりを放置すると、さらなる問題に発展するリスクも。
豊胸後のトラブルや違和感を感じたら、早めに専門医へ相談し、適切な対処を受けることを強くおすすめします。
豊胸後の不安、このまま悪化する前に…今すぐ専門医に無料相談!

この記事の監修ドクター

大橋 昌敬
大橋 昌敬 医師
(THE CLINIC 総院長 / 日本美容外科学会専門医 / 日本美容外科学会会長

治療件数100件以上! 急増するヒアルロン酸豊胸のしこり

ヒアルロン酸豊胸のしこり治療件数

メスを使わず20〜30分でバストアップが叶うプチ豊胸がヒアルロン酸豊胸です。シリコンバッグとは異なり、通常1年程度で体内に吸収されてなくなることも、ヒアルロン酸豊胸が気軽に感じるポイントのひとつでしょう。しかし、しこりのトラブルが多発しています。
THE CLINICに寄せられるヒアルロン酸豊胸のしこり相談も2014年から急増し、2015年12月時点の計測だけでも実際に治療したケースは108件。相談だけのものまで含めるとそれをはるかに上回る数の方々がお悩みであることが分かります。
また、せっかく豊胸したもののヒアルロン酸を溶解しようという人も少なくありません。2024年5月現在で、240件以上のヒアルロン酸溶解処置を行っています。費用をかけて受けた施術なのに、さらに費用をかけて溶解することを決意したゲストのお気持ちを考えると、いたたまれません。
あまり知られていませんが、フランスやアメリカではヒアルロン酸を豊胸目的で使用することが禁じられています。また、2018年11月、日本美容外科学会の調査によって「ジェル状充填材を使った豊胸術による健康被害」が明らかになりました。”健康被害が出た患者に使われた充填剤は、体内に吸収されない化学物質でできたものが76%、ヒアルロン酸が17%だった”と報告されています(参考:nhk web news)。

当院で対応したヒアルロン酸豊胸のしこり治療症例

こちらは、実際にしこりができてしまったことでヒアルロン酸豊胸を後悔され、当院に来院されたゲストの症例です。
豊胸手術後のバストは、触診だけでは正確な情報は得られません。特にヒアルロン酸豊胸のしこりは数や大きさ、位置など様々な要素を的確に把握することが重要です。私たちTHE CLINIC では、全院に導入しているデジタル乳腺用エコー「エラストグラフィ」での検査を徹底し、的確な診断の元、治療を行っています。
ご紹介している症例ではバストの形が変化してしこりが見た目にもわかりますが、エコーで確認しながら確実に除去したのち、脂肪注入でボリュームを補い形を整えました。ボリュームは変わらず、バージスラインの崩れがキレイに治っているのがお分かりいただけるかと思います。

施術名 豊胸ヒアルロン酸除去
施術概要 乳腺用エコーを用いて、しこりの状態を確認。症状に応じて、ヒアルロン酸溶解注射や切開手術を行いこれを除去する。除去後、バストの皮下にコンデンスリッチファット(老化細胞や不純物を取り除いて濃縮させた自己脂肪)を注入。
施術費用(会員価格) しこり除去/1個 ¥200,000~(税込¥220,000~)+コンデンスリッチ豊胸料金
ヒアルロン酸豊胸の失敗でお悩みの方は、コチラからご相談ください。
施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。
【当院では脂肪吸引の失敗修正もお受けしています。詳しくはコチラをご覧ください。】。

今回はTHE CLINIC の症例を基に、どういったトラブルが起こり得るのか、他院では語られないヒアルロン酸豊胸の闇の部分をご紹介しましょう。

Case.1 しこりが無数に広がるバスト

ヒアルロン酸のしこりが多発していた症例

これまでTHE CLINIC が治療にあたったヒアルロン酸豊胸のしこりには、8cm以上の巨大なものもありました。一方で近年多いのが、細かいしこりが無数にできているケース。細かく注入しているためかもしれませんが、「体内で流れるヒアルロン酸の性質が関係しているのでは?」とも推測できます。ヒアルロン酸が流れるなんて初耳! という方も多いかもしれませんが、事実、胸骨の上や上腹部までヒアルロン酸が移動している症例が論文で報告されています。つまり、ある程度のまとまりで注入されたものの、流れて細かく分散し、それぞれが被膜に覆われしこり化したとも考えられるのです。
THE CLINIC の実際の診療でも、40個以上のしこりが術前のエコー診断で確認されたケースがありました。通常の治療なら局所麻酔で可能ですが、多発している場合は静脈麻酔が必要になり、体への負担が増えてしまいます。ご紹介している症例はどれも一つ一つ丁寧に吸引してすべて除去しましたが、ドクターにもゲストにも多大な時間と労力がかかったことは言うまでもありません。

Case.2 瘢痕化したしこりを切開除去

ヒアルロン酸のしこりが瘢痕化していた症例

ヒアルロン酸はそもそもシリコンバッグのような個体ではないから、溶解注射で簡単に除去できるイメージがあるかもしれません。ただ、実際にはそう簡単にはいかない例が少なくないのです。
その最たる例をご紹介します。この症例でも、しこりはバスト内に無数に広がっていました。一部は溶解注射後に吸引という通常の治療で対応できましたが、問題は炎症を起こして瘢痕化(はんこんか)しているしこり。ヒアルロン酸の周囲に形成された厚い被膜が線維化したものなので、溶解することはできません。治療するには切開して摘出するしか方法がないのです。
その場合も、乳輪に沿って切開するなど、THE CLINIC では傷が目立たないようできる限り工夫します。しかし、乳輪から遠い位置にしこりがあった場合、目立つ場所に傷ができることも考えられます。幸い、この症例では乳輪部分から除去することができました。
ちなみに、右の画像にある摘出したしこりは片胸分のみ。長時間の施術となるため、ゲストの体の負担も考慮し、もう片方の胸のしこりは、日を改めて治療しています。

ヒアルロン酸豊胸のリスクやデメリットの原因

ヒアルロン酸豊胸でしこりが生じる原因

ヒアルロン酸豊胸は効果が1年程度と短いため、頻繁に繰り返す方も少なくありませんが、それがしこりを増やす要因となっているかもしれません。しこりができるのには体質も関係するため、1回の注入でもしこりになる人は、回数を重ねるごとにどんどん増えていくと考えられます。さらに、しこりに気付かずその中にヒアルロン酸を注入してしまい、悪化させているケースもあるかもしれないのです……。
まさかプチ豊胸の代償で切開手術まですることになるとは誰も思っていないかもしれません。ただ、これが現実なのです。しこりの原因は、他にもヒアルロン酸の質や注入量(大量注入)、注入方法など、様々考えられます。
日本皮膚科学会や日本美容外科学会など5つの団体が共同作成したガイドラインには、大量注入による乳がん検診への影響や、繰り返しによる炎症や乳がん発生リスクが高まる可能性などを考慮しないといけないことが記されています[1]
こういったことを知った上で慎重に豊胸方法を決めることがヒアルロン酸豊胸で後悔しないための第一歩と言えるでしょう。

ヒアルロン酸豊胸のリスクについて解説した動画も併せて参考になさってください。

THE CLINIC が安全面からもおすすめする豊胸術とは

上位の動画で触れられていたように、ヒアルロン酸豊胸で使用する充填剤には架橋剤という異物が含まれています。そのため、人によっては拒否反応で被膜を形成してしまい、これは技術力どうこうでは回避できません。
こうした背景から私たちTHE CLINIC では、ヒアルロン酸豊胸をおすすめしていません。加工法や注入技術でしこりのリスクを未然に防ぐことのできる脂肪注入豊胸をおすすめしています。日本美容外科学会の診療指針の推奨度でも、脂肪豊胸は「治療を希望する患者には行うことを強く推奨する」と明記されています[2]

しこりを作らないための脂肪注入豊胸3つのポイント

自己組織を活用する脂肪注入豊胸でも、しこりのリスクはあります。ただしヒアルロン酸豊胸と異なるのは、下記の方法を守れば、しこりのリスクは回避できるという点です。

①不純物や老化細胞を徹底的に取り除いた良質な脂肪を使用
②注入脂肪が塊にならないように細く長く、分散注入
③バストの許容量以上の脂肪を注入しない

当院ではこの3点を厳守した脂肪注入豊胸をご提供しています。また当院が担当している脂肪注入豊胸のドクター向け技術指導セミナーでも、脂肪吸引での失敗回避方法と併せて重点的にお伝えしているポイントです。

脂肪注入豊胸でしこりを回避し定着を高める3ポイント

当院の脂肪注入豊胸の症例

脂肪注入豊胸:37歳授乳後女性の症例

授乳後にデコルテが痩せてバストも小さくなったことにお悩みだった37歳のゲストです。ヒアルロン酸豊胸もデコルテのボリュームや谷間、左右差などの微調整のご希望で受けられる方がいますが、脂肪注入はより自然な仕上がりで効果を維持することができます。

脂肪注入豊胸:28歳痩せ型女性の症例

こちらはとても細身の28歳のゲストの例です。痩せ型だと脂肪注入はできないとヒアルロン酸豊胸を検討される方もいらっしゃるかもしれませんが、当院ではこれまで多くの痩せ型ゲストに脂肪注入豊胸をご提供して喜んでいただけています。

施術名 コンデンスリッチ豊胸
施術概要 太もも、腹部などの皮下脂肪を採取し、そこから老化細胞や血液等の不純物を特許技術の遠心濾過で除去。これをバストの皮下に注入する豊胸手術。ベイザー脂肪吸引を併用することで、より美しいボディラインに仕上がる。
施術費用(標準モニター) ¥864,000(税込¥950,400)
詳しくはこちらをご覧ください。
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施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

気軽さや安さで決めずにリスクやデメリットも含めて検討ください

ヒアルロン酸豊胸を検討されている方からすると、脂肪注入豊胸は脂肪吸引が必要なので、ダウンタイムの心配もあるでしょう。確かに脂肪注入のダウンタイムはヒアルロン酸豊胸より長く症状も強く出やすいです。そうした不安を少しでも減らすため、THE CLINIC ではお身体や気持ちの面でのご負担を軽減する工夫を、手術中から術後までにちりばめています。また、脂肪の定着やダウンタイム軽減に有効とされるエクソソームを用いた脂肪豊胸術もご用意しております。
(詳しくは、脂肪注入豊胸のデメリット回避方法についてのコラムが参考にしていただけます。)

ただ、どんな豊胸でも大切なのは、マイナス面もきちんと説明してくれる信頼できる医師を選ぶことです。ぜひ複数のクリニックでカウンセリングを受けて、比較検討してください。もちろん不安な点や疑問点があれば、当院にもお気軽にご相談ください。

【無料カウンセリング予約】

コラムのポイント

  • 気軽なはずのヒアルロン酸豊胸でしこり被害が急増している
  • 炎症を起こしたものや切開除去が必要なものまで、ケースは様々
  • ヒアルロン酸豊胸の失敗は回避しきれないが、脂肪注入豊胸は技術等でリスクをかなり低減できる

よくある質問

  • 脂肪注入豊胸はダウンタイムが不安なのですが大丈夫でしょうか?

    確かに脂肪注入豊胸では、ヒアルロン酸豊胸より強めのダウンタイムが生じます。
    当院ではそうしたご不安を少しでも払拭するため、下記のような様々なダウンタイム軽減の工夫を実践しています。

    ・脂肪採取部位に注入する止血剤と麻酔剤を混ぜ合わせた薬剤を、吸引部位や体重で変えて調合する
    ・その薬剤を、より出血が抑えられる方法で注入する
    ・脂肪採取部位の適切な圧迫固定
    ・ダウンタイムを抑えるお薬の処方(追加処方も無料)
    ・症状や期間の軽減が期待できるダウンタイム軽減オプションあり

    また、術後の不安な時期を少しでも安心してお過ごしいただくため、専用のマイアカウントでのケア情報の配信や、気になることをすぐにご相談いただけるよう術後専用LINEで1対1の対応やアドバイスを行っています。
    ぜひ一度、無料カウンセリングにお越しください。詳しい内容や流れをご説明いたします。

  • 痩せ型でも脂肪注入豊胸は可能ですか?

    はい、痩せ型の方でも脂肪注入豊胸は可能です。
    脂肪注入豊胸と同時に脂肪吸引の技術指導機関でもある当院では、痩せ型の方でも脂肪を安全に確保する技術を有しています。また、乳房拡張器の使用やリゴトミーという技術で、痩せ型でも注入スペースを確保することが可能です。
    実際、当院で脂肪注入豊胸を受けられる4人に1人が痩せ型(BMI値18.5以下)で、BMI値16未満のケースも複数の症例経験があります。もちろん自然な仕上がりで満足いただいておりますので、ご安心ください。

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