豊胸シリコンバッグ抜去後の噂の真相を解明

豊胸シリコンバッグ抜去後の噂の真相を解明

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豊胸シリコンバッグを入れたものの、形や触感が不自然でお悩みではありませんか? そうなると、人工物である豊胸バッグを除去が必要です。ただ、シリコンバッグ除去を希望される方が後を絶たない一方、除去後のお胸のボリューム維持にお悩みの方も少なくありません。
そこで、除去後に再度豊胸する場合はどの施術が良いのか、どのくらいの期間をあけて再手術をするのがベストなのか、シリコンバッグ除去後のベストな乳房再建方法について、数多くの修正施術を担当している医師が理由も交えて解説します。

この記事の監修ドクター

大橋 昌敬
大橋 昌敬 医師
(THE CLINIC 総院長 / 日本美容外科学会専門医 / 日本美容外科学会会長

シリコンバッグ除去後にベストな豊胸術とは?

まず、当院では脂肪注入豊胸をおすすめしていることをお伝えしておきます。シリコンバッグのトラブルにお悩みだったこちらの2名のゲストも、シリコンバッグ除去と同時に脂肪注入豊胸を行うことで、自然で美しいバストへ仕上がりました。
シリコンバッグやヒアルロン酸などの人工物とは異なり、脂肪という自己組織を使用することで触感はもちろん、見た目も自然なバストを得られることが最大のメリットです。また、定着すれば長期的な効果が得られる他、許容量や注入方法などポイントを守ればしこりや石灰化となることも防ぐ事が可能です。

シリコンバッグ除去後の脂肪注入豊胸の症例

施術名 シリコンバッグ除去コンデンスリッチ豊胸
施術概要 乳腺用エコーを用いて、バスト内の状態を確認。その後、腋下か乳房下を切開してバッグを除去する。同時に、太もも、腹部などの皮下脂肪を採取し、そこから老化細胞や血液等の不純物を特許技術の遠心濾過で除去。これをバッグ除去後のバストのスペースに注入する。
施術費用(標準モニター) ¥1,064,000(税込¥1,170,400)
モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。
▷【自然な胸がよみがえる|バッグ摘出/再生豊胸モニター募集】
施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

シリコンバッグ除去のみ

豊胸バッグを除去すると当然、その分のボリュームが減り、胸がしぼみます。残念ながら、豊胸手術前のバストに戻ることはありません。
また、長期間バッグが挿入されていたり、挿入されている豊胸バッグが大きければ大きい程、除去時のバストがしぼみやすくなってしまいます。

シリコンバッグ除去のみを行いバストがしぼみ、たるんでしまった症例

施術名 シリコンバッグ除去コンデンスリッチ豊胸
施術概要 乳腺用エコーを用いて、バスト内の状態を確認。その後、腋下か乳房下を切開してバッグを除去する。同時に、太もも、腹部などの皮下脂肪を採取し、そこから老化細胞や血液等の不純物を特許技術の遠心濾過で除去。これをバッグ除去後のバストのスペースに注入する。
施術費用(標準モニター) ¥1,064,000(税込¥1,170,400)
モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。
▷【バッグ摘出/再生豊胸モニター募集】
施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

シリコンバッグの入れ替え

シリコンバッグは、大きさ・形・質感と様々な種類があるため、手術直後は理想に近い大きさや形を実現でき、満足度の高い施術と言えるでしょう。
実際にもバッグを入れ替えるという方法で、長くシリコンバッグ豊胸と向き合われる方もいらっしゃいます。ただし、シリコンバッグは人工物である限り劣化は避けられません。長くて10年に1度のメンテナンスが必要となります。
シリコンバッグの入れ替えは、トラブルの根本的な解決とはならないのはもちろん、お体に目立った傷跡が残り、その都度心身ともに大変な負担になります。「今の満足度」にプラスして「将来の満足度」も踏まえて受けるかどうかを判断することが必要です。

シリコンバッグ豊胸のトラブルついてはこちらをご覧ください。
「寿命を過ぎると危険!シリコンバッグ豊胸のトラブル10選」

シリコンバッグ除去後のヒアルロン酸豊胸

シリコンバッグ除去後のヒアルロン酸注入豊胸で失敗してしまった症例

シリコンバッグ除去後に、自然さと手軽さを求めヒアルロン酸注入豊胸を行うことがあります。
シリコンバッグとは対照的に切らない、腫れないバストアップ法ではありますが、ヒアルロン酸は体内に吸収される物質なので、豊胸の持続効果は約1〜2年です。そのためヒアルロン酸注入による豊胸を維持する場合は定期的にヒアルロン酸を注入しなければなりません。
また、必要量以上の注入や、一気に押し込むように入れるなど、粗雑な施術を行うことで仕上がりがデコボコになってしまうなどの失敗、さらには豊胸シリコンバッグの除去ルートにヒアルロン酸が流れ出てしまい、胸が不自然になるケースもあります。

結論が出たはずの“脂肪豊胸手術いつやる論争”

シリコンバッグ除去後の脂肪豊胸手術

では、豊胸シリコンバッグの抜去(摘出)後に脂肪豊胸手術を行う場合、数か月あけた別日に行うべきか、それとも同時に行うべきか。これは長く美容外科業界で議論されてきた内容ですが、数年ほど前からは抜去と同時に行うことが推奨されています。これには専門的なものも含め、いくつかの理由があるのですが、他院で説明を受けた方からどちらが良いかとご相談いただくこともいまだに少なくありません。
確かに、いくらコラムやブログで「同時がベスト」と目にしても、主治医に「数か月あけた方がいい」と言われたらそう思ってしまうのも当然です。

始まりは手術の安全性

シリコンバッグ抜去後の脂肪注入のリスク

そもそもなぜ豊胸シリコンバッグ除去(抜去)後の脂肪豊胸手術の時期が議論されているのか、その経緯についてご説明します。
論点は、脂肪豊胸手術の安全性です。豊胸シリコンバッグを抜去すると、挿入していたスペースが空洞となります。当然ですが、空洞なので血流はありません。つまり、この中に入った脂肪は栄養を得られず壊死し、炎症を起こしたりしこりとして残ったりしてしまうのです。これを回避する策として、以前は3か月ほど期間を設け、空洞が塞がるのを待つという方法が常識で、THE CLINICもそれに準じていたと統括指導医の大橋ドクターは言います。

抜去と同時がベストの理由

シリコンバッグ抜去と脂肪豊胸を同時に行うメリット

しかし、他院で豊胸シリコンバッグを除去したゲストに脂肪注入豊胸を施すことが増えてきた頃、気づいてしまったのです。注入器を挿入する際、「スポンと抜けるような」(大橋ドクター談)組織の手応えをまったく感じない部分があることに。そして出した結論が、数ヶ月待っても豊胸シリコンバッグを除去した空洞が完全に塞がる確証はないということ。つまり、除去時に傷口から空洞を確認しつつ脂肪注入する方法が最も安全なのです。加えて、ボリュームを失ったまま数ヶ月過ごす心のダメージまで解決できると考え、バッグ除去と脂肪注入豊胸を同時に行うことがベストだと判断しました。

同時に行う3つのメリット

1. しこりのリスクを回避できる
シリコンバッグの除去(抜去)と脂肪注入が別の日だと、シリコンバッグを抜いた空洞の確認が取りずらくなります。バッグを抜去した箇所は、血が通っていないため、この部分に脂肪を注入してしまうと、しこりや脂肪が壊死して強い炎症を起こす恐れがあります。
その点、バッグの摘出直後だと、空洞の位置が明確なので、確認しながら注入することができます。また、除去する際に切開した脇の下がまだ開いているので、万が一、空洞に脂肪が注入されてしまっても、洗浄し取り除くことができます。
バッグ抜去直後の皮膚の伸びの良さも、しこりの回避に繋がります。許容以上の脂肪を注入してしまうと、脂肪が壊死してしまう可能性がありますが、皮膚が一度伸びていることで、脂肪の注入スペースを十分に確保できます。その結果、脂肪の定着率が高く、リスクも最小限に抑えられます。

2. 美しいバストに仕上がる
シリコンバッグを取り出した後に空洞ができますが、その後数ヶ月経つと空洞は閉じようと周りの皮膚や組織が癒着していきます。この癒着後に脂肪を注入するのは大変難しく、皮膚がきれいに持ち上がらないので、うまく膨らまず仕上がりの形が悪くなってしまいます。バッグ除去直後だと、癒着の問題がないことに加えて、分散して細かく脂肪が注入できます。そのため、自然で美しいバストに仕上げることができます。

シリコンバッグ除去後の皮膚の癒着について

3. ボリューム喪失のストレスがない
シリコンバッグ除去後は、バストの変化にショックを受ける方も少なくありません。それは、バッグによって周囲の皮下脂肪、大胸筋、肋骨などが圧迫されて、シリコンバッグ挿入前より凹んでしまうケースがあるためです。また、実際にバストラインにそこまでの劣化がなかったとしても、シリコンバッグ挿入前のボリュームに戻った喪失感でストレスを感じる方も多くいらっしゃいます。
そのため、麻酔から起きた時に、バストのボリューム、形、柔らかさが揃うことで、そういった心の負担を減らすことができます。また、ダウンタイムが1度で済むことも、不要なストレスを追わないことに加えて、時間の有効活用にもなるでしょう。

シリコンバッグ除去によりバストがへこんでしまった症例

ついに見えた! シリコンバッグ抜去後の空洞

さらに「除去後の脂肪注入は数か月あけた方がいい」という定説には、根拠がなかったことが実際に来院されたゲストによって証明されました。
下のエコー画像は、10年前に他院で豊胸シリコンバッグを抜去され、コンデンスリッチ豊胸のご希望で来院された方のものです。当初なかった真っ黒な空洞が、右の画像には映し出されていることをご確認いただけるかと思います。エコーに映らないはずでは? と思った方は鋭い。この方が他と違ったのは、脂肪の定着を高めるため胸に陰圧をかけるBRAVAという器具を使用した点です。BRAVAとはドーム型のカップをバストに吸着させ、陰圧をかけて脂肪が注入できるスペースを作る装置です。大橋ドクターの話では、完全に塞がっていればいくらBRAVAで陰圧をかけてもこのように映ることはないとのこと。つまり、10年たっても空洞が完全に塞がらなかったという事実が明らかになったのです。
空洞が完全に塞がるかどうかには個人差がありますが、100%安全でない以上、豊胸シリコンバッグ抜去と同時に、空洞を避けながら脂肪注入することがベストと言えます。

シリコンバッグ抜去後のエコー画像

バッグ除去後の脂肪注入豊胸は同時に施術するのがおすすめ

シリコンバッグの挿入後のトラブルでせっかく大きくなったバストのボリュームがダウン。さらにはバッグ除去後に自然なバストを取り戻すには、いつ再手術すべきか、どんな施術を受けるべきか苛まれている方もいらっしゃると思います。そういった方にとって、心身ともに、ストレスが少ないことから同日施術をおすすめします。
当院では術後10〜20年の豊胸バッグの除去、並びにその後のバストの再生手術を数多く行っています。シリコンバッグ豊胸後やバッグ除去後、お悩みの方は当院にご相談ください。
無料LINE相談はこちら

バッグ除去後の脂肪注入豊胸の症例

施術名 シリコンバッグ除去コンデンスリッチ豊胸
施術概要 乳腺用エコーを用いて、バスト内の状態を確認。その後、腋下か乳房下を切開してバッグを除去する。同時に、太もも、腹部などの皮下脂肪を採取し、そこから老化細胞や血液等の不純物を特許技術の遠心濾過で除去。これをバッグ除去後のバストのスペースに注入する。
施術費用(標準モニター) ¥1,064,000(税込¥1,170,400)
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施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

コラムのポイント

  • シリコンバック除去後の手術時期は安全性に関わる
  • シリコンバッグ除去後の空洞は時間が経っても塞がる保証はない
  • 除去と脂肪豊胸手術は同時がおすすめ

<監修医師紹介>

大橋 昌敬

大橋 昌敬 (THE CLINIC 総院長 / 第112回日本美容外科学会会長)

■経歴
  1. 1990年
    久留米大学医学部 卒業
    久留米大学医学部 第二外科 外科学 入局
    (胸部外科学、救急医学、麻酔全般を習得/博士号取得)
  2. 1994年
    Toronto General Hospital(Canada)
  3. 2000年
    聖心美容外科 東京院副院長 就任
  4. 2003年
    聖心美容外科 福岡院院長 就任
  5. 2009年
    THE CLINIC 福岡院院長 就任
  6. 2012年
    THE CLINIC 東京院院長 就任
  7. 2015年
    THE CLINIC 技術指導医 就任
  8. 2017年
    THE CLINIC 統括指導医 就任
  9. 2022年
    THE CLINIC 総院長 就任
  10. 2023年
    第112回日本美容外科学会長就任
■資格
  • 日本胸部外科学会認定医
  • 日本外科学会認定医
  • 日本美容外科学会専門医
  • VASER Lipo認定医
  • TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos 認定医
■所属学会
  • 日本外科学会
  • 日本胸部外科学会
  • 日本形成外科学会
  • 日本美容外科学会(JSAS)
  • 日本美容外科学会(JSAPS)
  • アメリカ形成外科学会(ASPS)
■著書
技術教科書『安全で​失敗しない​脂肪吸引の​手術』​(克誠堂出版)​

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