ヒアルロン酸やレディエッセで失明!?フィラー注射の危険性

ヒアルロン酸やレディエッセで失明!?フィラー注射の危険性

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プチ整形によって失明、皮膚の壊死といった医療事故が起きてしまいました。「気軽で簡単」だからといって安心ではない!? 今回は、プチ整形による医療事故の重篤な被害の裏側に迫ります。

この記事の監修ドクター

大橋 昌敬
大橋 昌敬 医師
(THE CLINIC 総院長 / 日本美容外科学会専門医 / 日本美容外科学会会長

鼻のヒアルロン酸注入で失明!?実際に起こった医療事故とは

医療事故の被害に注意

シワの改善や顔の輪郭形成などが注射だけで気軽にできると人気のフィラー注射。ヒアルロン酸などのフィラー(充填剤)を注入する、切らない美容施術です。最近、そんなプチ整形で医療事故が起きたと新聞に取り上げられ話題になっているのです。
それは鼻を高くする為に、あるフィラーを注入した20代の女性が右目の視力を失い、右眉から鼻にかけての皮膚が壊死したという、「プチ整形」という言葉からは想像できないような内容でした。[1]
記事からすると、鼻の付け根付近に注入した、レディエッセと思われるフィラーが原因とされています。
実はこういった医療事故の被害は、鼻の施術だけに限りません。法令線に注入したヒアルロン酸で鼻の半分が欠損するなど、特に法令線、眉間、鼻筋への施術で多く起こっているようです。実際、このような事例は海外でも多数あり、ネット上ではこのような医療事故に見舞われた人々の、直視できない衝撃的な症例画像も少なくありません。
注射によるプチ整形は、メスを使わないから手軽で簡単と思われがちの施術ですが、なぜそのような重篤なトラブルが起こってしまうのでしょうか。

危険なのはヒアルロン酸?レディエッセ?

ヒアルロン酸の画像

レディエッセの画像

フィラー注射においては、安全性が保証されていない注入剤を使用することを問題視する声もあります。しかし、失明や皮膚の壊死が起こったそもそもの要因は、ヒアルロン酸レディエッセといった注入剤によるものではないと大橋ドクターは言います。
実際、ヒアルロン酸は元々体内に存在する成分で、副作用やアレルギー反応を起こすことはほとんどありません。では、記事になった医療事故で使われていたレディエッセはどうでしょうか。レディエッセは、歯や骨を形成するハイドロキシアパタイトを主成分としたもので、鼻筋などの形成に有効と数年前から使われるようになりました。
ヒアルロン酸とレディエッセのどちらも、いずれ体内に吸収・分解される成分として使用されています。
主に使用されているこれら2つの注入剤の違いは、注入後に異変が起きた場合、最悪な事態の回避方法があるかどうかという点。ヒアルロン酸はヒアルロニダーゼを成分とする溶解注射で溶かすことができますが、レディエッセは溶解注射で溶かすことが出来きません。この点においては、フィラー自体にも懸念が残るでしょう。

安全性の高い施術は自己脂肪注入

ヒアルロン酸やレディエッセのような手軽に行えるプチ整形のほかに、ひそかにブームとなっているのが「脂肪注入」によるエイジング治療です。この施術は、失われた脂肪を自己脂肪で補うといったシンプルな方法で、老化に伴うシワやたるみ、コケ、肌質の改善などに効果を発揮します。
脂肪は自己組織であるため、薬剤注入のようにアレルギーが起こる確率が低く、触った感触や見た目も自然で安全性の高い施術といわれています。

【顔の脂肪注入】当院で行った実際の症例

こちらは、実際に当院で行った自己脂肪注入によるエイジング治療の成果です。
おでこのボリュームアップや涙袋の形成、ほうれい線・目元のクマ・目の上のくぼみ・眉間のシワの改善が実現しています。

顔の脂肪注入の症例画像(おでこ・涙袋・ほうれい線・目の下のクマ・目の下のくぼみ・眉間のシワ)

施術名 コンデンスリッチフェイス
施術概要 皮下脂肪を採取し、老化細胞や血液等の不純物を遠心濾過で除去したもの(コンデンスリッチファット)を術部に注入します。
施術費用(標準モニター) ¥480,000(税込¥528,000)※おでこ
モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。
▷自然な整形【おでこの脂肪注入モニター募集】
施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。
施術名 マイクロCRF注入
施術概要 皮下脂肪を採取し、そこから老化細胞や血液等の不純物を特許技術の遠心濾過で除去。この中から粒子の細かい細胞群(マイクロCRF)を抽出して術部に注入するエイジング治療。
施術費用(標準モニター) ¥275,000(税込¥302,500)※涙袋・ほうれい線・目元のクマ・目の上のくぼみ・眉間
モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。
▷自然な整形【お顔の脂肪注入モニター募集】
施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

脂肪注入による施術を安全に行うための工夫

脂肪は自己組織であるため、薬剤注入のようにアレルギーが起こる確率が低く、触った感触や見た目も自然で安全性の高い施術といわれています。
一方で、脂肪を注入する際、ドクターの技量によってはしこりが残ってしまう、凸凹になってしまったといったケースもあります。当院では、ゲストに安心、そして安全に施術を受けていただくために脂肪注入の際は、脂肪を注入する量をしっかりと見極めた上で、塊で注入しないことを徹底しています。

しこり回避のため脂肪の適量を見極め細かく注入

マフトガンの画像

脂肪を注入する際は、「マフトガン」という特殊な注射器を使って細かく注入していきます。顔は皮膚が薄く、デリケートなため、手動での注入は非常に困難とされており、マフトガンを使用することにより人間の手技では不可能な「1/90~1/240cc」といった非常に細かい粒での脂肪注入が可能になります。こうすることで、しこりのリスクを軽減することができます。
脂肪注入によるエイジング治療にご興味ある方はこちら
お顔の脂肪注入モニター募集

プチ整形であっても知識と技術が重要な理由

美容整形における医療事故の原因

統括指導医である大橋ドクターは、「皮膚壊死や失明といったトラブルの場合、医師による手技的な問題が大きい」と指摘します。そう、失明や皮膚が壊死するといったトラブルは、全ての注入剤で起こり得ることだったのです。
失明や皮膚の壊死は、注入したフィラーが血管を圧迫し、皮膚や目に届くはずの血流を止めてしまうことが直接的な原因で、フィラーが血管内に入ってしまった場合は、99%という高い確率で失明は避けられないと言います。実際、失明や皮膚の壊死といった医療事故に遭った女性も、レディエッセと思われるフィラーが血管に入り、周辺の血流を止めたことが原因だったと検査結果で判明しています。
フィラー注射を行う際には、血管を傷つけないよう先の丸い鈍針を使い、鼻の両脇にある太い血管を避けるように注入するなどの注意が必要。ただ、「十分な解剖学の知識を持ち、経験を積んでいる医師であれば、本来ありえない医療事故です」と大橋ドクターは言います。
「気軽で簡単」「メイク感覚」といったイメージが強いプチ整形。しかし、こういった失敗や事故以外にも、薬剤注入や脂肪注入による”しこり”や”凸凹”になってしまったというお悩みを抱えている方も少なくありません(詳しくは「【顔ヒアルロン酸注入の失敗】しこりの原因と治療法」をご覧ください)。

失敗回避にはドクター選びが重要

こうした失敗を避けるためにも、施術を任せても安心と思えるドクター選びが最も重要になります。
カウンセリング時に、きちんとリスクや効果について十分な説明をしてくれるかどうかはドクター選びの判断基準になります。ご自身でも納得いくまでドクターと話し合い、不安な点や違和感をなくしておくことも大切です。
また、医師のスキルや経験不足による失敗を避けるためにも、そのクリニックで行ったドクターの症例写真や症例数を確認し、得意な施術とそうでない施術の目安にすることもドクター選びのポイントです。さらに、施術に失敗した際にリカバリーできる能力があるかどうか判断することも重要で、その確認においては失敗修正を引き受けているかどうかといった点をみると良いでしょう。
一方で、現段階でどういった施術を選択するか検討中の方やエイジング治療について詳しく聞きたい方、クリニック選びで迷われている方もいらっしゃるかもしれません。
当院では、ドクターによる無料カウンセリングにてお一人おひとりにあった施術をご提案・説明しています。どんな些細なことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
無料カウンセリング

コラムのポイント

  • プチ整形での皮膚壊死や失明といった重篤なトラブル事例がニュースに
  • 注入するヒアルロン酸やフィラー等の薬剤自体の問題というよりは、ドクターの技術による問題が大きい
  • プチ整形であってもドクターによる解剖学の知識と熟練された技術が必要

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