【糸フェイスリフトの失敗5】ダウンタイムからデメリット回避法まで全解説

【糸フェイスリフトの失敗5】ダウンタイムからデメリット回避法まで全解説

  • UPDATE

手軽さと種類の豊富さが人気の「糸を使ったフェイスリフト」ですが、デメリットもあります。効果が長続きしなかったり、時にはひどい失敗や後遺症を招くことも少なくありません。
結論から言うと、解決の鍵はあなた自身の脂肪細胞にあります。
詳しくご紹介してますので、ぜひご覧ください。

この記事の監修ドクター

大橋 昌敬
大橋 昌敬 医師
(THE CLINIC 総院長 / 日本美容外科学会専門医 / 日本美容外科学会会長

糸を使ったフェイスリフトの失敗や後遺症は、後を絶たない

顔のリフトアップ糸を使った切らないフェイスリフト(スレッドリフト)は、メスを使わず気軽に受けられる美容施術として、大変な人気を博しています。また、フェイスラインを引き上げることでより小顔効果を実感しやすいため、おすすめの美容施術の一つにも挙げられます。
しかし、デメリットがあることも事実。時にひどい失敗や後遺症の生じるケースも。数年前には、治療を受けた女性40人が、施術を行った某大手美容外科クリニックを相手取って集団訴訟を起こしたことが話題にもなりました。さらに海外では、47歳の女性が糸リフト治療をリサーチ不足のまま受けたばかりに顔が変形してしまったといったニュースもありました。[1]
ここでは、糸を使った従来のフェイスリフトをおさらいするとともに、失敗を回避する方法とその限界を克服した新しいフェイスリフト法とその効果をご紹介したいと思います。

失敗リスクを軽減できる新しいフェイスリフトとは?

お顔のたるみや大きさのお悩みは女性だけでなくメンズにも多いですが、より小顔に近づきたいという方におすすめなのが、糸リフトに皮膚のタイトニング効果も得られるベイザー脂肪吸引[2]を掛け合わせた施術です。主に顔の皮下脂肪が多く、顎下など皮膚にたるみのある方が適応になります。顔が大きく見える原因は、頬や顎下の脂肪とぼやけたフェイスラインにありますが、この点を改善する施術です。

【症例】糸フェイスリフト+脂肪吸引の効果

ベイザー脂肪吸引で皮膚のたるみを防ぎながら余分な脂肪を除去し、糸リフトですでにある顔全体のたるみをしっかり引き上げました。どの症例も輪郭がシャープになったのがお分かりいただけると思います。このように、単に糸で皮膚を引き上げるだけでなく、あご下の余分な脂肪をしっかり除去した上で引き上げることで、糸への負担が軽減されます。その結果、効果が長持ちしやすくなって失敗のリスクも減らせると考えられます。

糸リフトと脂肪吸引の併用で小顔効果になった症例①

糸リフトと脂肪吸引の併用で小顔効果になったメンズ症例

糸リフトと脂肪吸引の併用で小顔効果になった症例③

施術名 ベイザー脂肪吸引シルエットソフト
施術概要 ベイザー脂肪吸引:ベイザー波という超音波を皮膚の内側から脂肪組織に照射して、周辺組織と脂肪細胞を遊離。その後カニューレという専用の管で脂肪細胞を吸引除去する。術後は脂肪採取部位を圧迫固定。カニューレ挿入口には、5mm程度の小切開を加える。
シルエットソフト:円錐状のバイオコーンが付随した特殊構造の糸を皮下に挿入し、顔のたるみを引き上げる。
施術費用(標準モニター) ベイザー脂肪吸引:¥270,000(税込¥297,000)
シルエットソフト:¥360,000(税込¥396,000)
詳しくはこちらをご覧ください。
【脂肪専門クリニックの小顔整形術 小顔Vリフトモニター募集】
施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

糸リフトのデメリットとは?実際に起こっている失敗・後遺症

では次に、リフトアップ糸によるフェイスリフトにはどのようなデメリットがあるのか、実際にある失敗・後遺症の例とその原因について解説します。

引きつった顔になる

ミントリフトと他の糸の違い

この失敗は糸の特性に見合った施術が行われなかったことが原因で起こります。たとえば、ミントリフトやスプリングリフトのようにリフトアップ効果の高い糸を使った際に、強く引っ張られ過ぎてしまった場合です。後遺症で表情が作れなくなり、結果、引きつった顔になってしまうというわけです。

【陥りやすい糸リフトの種類】
・アトプス
・スプリングリフト
・ミントリフト

凸凹になる

  • 金属アレルギーによる炎症
    金属アレルギーによる炎症
    金属アレルギーで体が拒否反応を起こす
  • 表皮に糸をにいれた場合
    表皮に糸を入れた場合

原因としては、挿入した糸がバランスを崩した結果だと考えられます。表皮と平行に入っていたはずの糸の位置がずれ、一部だけが深い真皮に刺さってしまうと、歪みが生じて肌の表面がポコッとふくらんでしまったり、逆にくぼむことがあります(ただし経験が多く、高度の技術を持った医師は、立体を作るために、わざと皮下組織内の深さを変える場合があります)。特にシルエットリフトなどの突起が大きい糸だと目立つでしょう。
また金属アレルギーの人に「金の糸」を使うと、拒否反応で肌が凸凹になってしまうこともあります(なお、金の糸は、現在医療検査MRIができないという理由から使われません)。

期待していた効果が得られない

  • リスクと効果を説明しないドクター
    リスクと効果を説明しないドクター
  • 強引に薦める悪質なクリニック
    強引に薦める悪質なクリニック

効果が得られないと「糸リフトは意味がない」と思ってしまうかもしれませんが、これはドクターがゲストの意図をきちんとくみ取れなかった場合や、施術前にリスクや効果について十分な説明が行われなかったことで起こり得ます。また、ゲスト側もクリニックから意図とは異なる施術を勧められた際に、断ることができず了承してしまったことで失敗に繋がってしまうこともあります。なかにはクリニック側が商売気を出し、意に反する施術を強引に進めてくる場合もあるため注意が必要です。いずれにせよ、医療機関とのコミュニケーション不全が原因かと思われます。回避するには、複数のクリニックでカウンセリングを受け、じっくり比較検討されることが大切です。

ハゲる

寝ても流れない不自然なバストの写真
糸を止めるための頭皮が禿げてしまう

この後遺症には、施術直後に一気にハゲてしまう場合と、術後しばらくして髪が抜け始めるケースがあります。前者の原因は、糸を固定する際、毛根の一部を切ってしまったことです。後者は、糸を固定した箇所の周辺に血行障害が生じたことや、皮膚の引っ張り過ぎが原因です。

糸が透けて見える

薄い皮膚に太い糸をいれた場合
薄い皮膚に太い糸を入れた場合
皮膚が薄いと糸の形状が浮き出てしまう

ミントリフト、アプトスといった太い糸だと、肌の上から透けて見えてしまったり、トゲのギザギザ感が触るだけで分かってしまうことがあります。失敗原因は、ドクターの技術不足です。個人差のある皮膚の厚みを考慮して、皮膚の薄い患者さんには、糸を肌の深い層に入れたり、より細い糸を用いたりするべきでしょう。

失敗以外にも懸念される効果の限界とは?

糸を使ったフェイスリフトは手軽さが一番のウリですが、その反面、失敗が絶えないというリスクの他に、効果が実感できない、長続きしないといった限界があります。糸の力だけで組織を持ち上げているという構造的な問題と、使用される糸の多くが数年で体内に吸収されるという、糸自体の材質的な問題が主な要因です。しかしそれ以上に、老化が大きな要因として絡んでいます。その老化の根本原因を考慮して施術を行っていない点が一番のネックということが分かってきました。
では、老化の根本原因とは一体何でしょう? それは脂肪量の減少です。

糸を使ったフェイスリフトの限界
糸を使ったフェイスリフトの限界
左:糸だけの力に頼っているため、効果が弱い。中:糸が体内に吸収されるため、効果が時限的。右:糸で引き上げられる組織(脂肪)がない。

失敗するのは「糸」だけに頼っているから?

“顔の老化の根本原因は、脂肪量の減少にある”。
この考え方は、美容先進国のアメリカでは今や常識です。下の図をご覧ください。こちらは、加齢に伴う顔の脂肪量の変化を解剖学的に示したものです。
年齢とともに、脂肪のボリュームがいかに少なくなるかがお分かりいただけると思います。注目すべきは脂肪がなくなった位置です。3大老けラインと言われる「ほうれい線」、「ゴルゴライン」、「マリオネットライン」、さらに上まぶたやこめかみなど、加齢とともに窪みが目立つ部分とも見事に一致します。
この図を見ると、糸によるフェイスリフトがいかに無力かが、お分かりいただけるのではないでしょうか。老化によって脂肪などの組織が少なくなった場所に糸を入れても、持ち上げるべき組織(脂肪)そのものが存在しないため、効果が得にくくなっているというわけです。
最近出された海外の論文にも、顔の老化は加齢に伴う皮膚のたるみだけでなく、脂肪量の減少も原因であること、そしてその解決のためには、脂肪の補充が必要であることが明記されています。[4]

加齢と脂肪量の関係
加齢と脂肪量の関係

【新提案①】糸フェイスリフトの失敗回避&たるみ根本解決なら糸×脂肪注入

以上を踏まえ、当院ではたるみの原因に脂肪量の少なさが関係するケースには、糸と脂肪注入を組み合わせたフェイスリフトをご提案することが多くなっています。
糸で皮膚のたるみを引き締めると同時に、加齢によって失われたお顔の脂肪を補うことで、若々しい印象に仕上げていきます。

糸と脂肪注入を組み合わせた新施術「3Dセルリフト」

3Dセルリフトとは、幹細胞を豊富に含む脂肪細胞の注入と、定着・固定を維持する特殊な糸を併用するリフトアップ施術です。
従来の糸を挿入して引き上げるリフト方法では、たるみはなくせますが自然な立体感までは取り戻すことができません。脂肪を注入しボリュームを出すことで、その人本来の輪郭を再現することができるのです。
3Dセルリフトは、吸収性のある特殊な糸を本来ボリュームがあるべき位置に挿入し、スペースを作ります。その確保されたスペースに脂肪を注入することで立体感を生み出します。注入する脂肪は、不純物や老化細胞を取り除いて濃縮した良質な脂肪細胞、コンデンスリッチ ファット(CRF)です。脂肪の定着率もよいため、長期的なボリュームアップ効果が見込めます。さらに脂肪幹細胞も豊富に含まれているため肌質の改善も期待できます。

【3Dセルリフト症例】糸と自己脂肪で効果的にリフトアップ&頬コケやたるみも解消!

3Dセルリフトによる、たるみ解消の若返り症例をご紹介します。
1例目は59歳女性ゲストです。脂肪の減少により本来のボリュームが失われ、頬の皮膚がたるんでしまっています。そこでまず、顎周辺を糸でリフトアップして口元のたるみを改善。加えて、頬やこめかみの凹みに脂肪を注入し、ほうれい線やおでこのシワにもアプローチしています。周囲から若くなったと言われたそうで、大変満足いただける結果となりました。

3Dセルリフトの症例①

2例目は68歳の女性ゲスト。ほうれい線からフェイスラインにかけて糸で引き上げ、たるみやへこみが見られる、頬や目の下などに脂肪を注入しています。フェイスラインが引き締まったのと同時に、頬にふっくらボリュームが戻り、目の下のクマも解消されました。

3Dセルリフト症例②

施術名 3Dセルリフト
施術概要 皮下脂肪を採取し、老化細胞や血液等の不純物を遠心濾過で除去。これを術部に注入した後、吸収性の糸で引き上げる。
施術費用(標準モニター) ¥575,000(税込¥632,500)
詳しくはこちらをご覧ください。
顔のたるみ根本改善【エイジング治療のモニター募集】
施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

【新提案②】同時に小顔を目指すなら糸リフト×脂肪吸引

上記のような脂肪減少とは逆に、脂肪が多く、その重みが原因でお顔のたるみが生じているケースも少なくありません。冒頭でも少し触れましたが、その場合にとても有効なのが、ベイザー脂肪吸引で余分な脂肪を除去しつつ、糸リフトで顔全体のたるみをしっかりリフトアップする方法です。

小顔整形の新常識になりつつある「小顔Vリフト」

ベイザー脂肪吸引と糸リフトの小顔Vリフト

ベイザー脂肪吸引では、ダイエットやマッサージなどで落ちにくい頬や顎下の脂肪をキレイに取り除くことできることに加え、皮膚のタイトニング作用が得られます。そのため、フェイスラインを整えるだけでなく、顔全体をすっきりさせる効果があります。それだけでも小顔効果を得られることは多いですが、糸リフトを併用することでたるみの改善効果が高まり、より小顔効果を実感することができるのです。
当院では「シルエットソフト」や「VOVリフト」という、安全性と機能性を備えた糸を使用しています。シルエットソフトは皮下組織を立体的に引き上げることが可能なため、チクチクした痛みや、裂けたりすぐ戻ったりといったことも無く、安定した効果が持続。VOVリフトは皮膚表面に響きにくい構造なので、脂肪吸引と併用しても引き攣れやでこぼこになるなどの失敗・後遺症が起きにくいことが特長です。

【小顔症例】糸と脂肪吸引で引き締まったフェイスラインを実現!

ベイザー脂肪吸引や糸リフトを併用した、当院の小顔症例をご紹介します。
まずは23歳の女性の症例です。二重顎のお悩みでご来院されました。二重顎の場合、脂肪吸引だけでは余計にたるみがひどくなることもありますが、ベイザー脂肪吸引で皮膚を引き締めつつ脂肪を除去したことで、自然な小顔に仕上げることができました。

ベイザー脂肪吸引の小顔効果

また、こちらの症例のように糸を併用することで、もともと生じているたるみもスッキリ改善して小顔効果を高めることが可能です。

糸リフトと脂肪吸引の併用で小顔効果になった症例③

施術名 ベイザー脂肪吸引シルエットソフト
施術概要 ベイザー脂肪吸引:ベイザー波という超音波を皮膚の内側から脂肪組織に照射して、周辺組織と脂肪細胞を遊離。その後カニューレという専用の管で脂肪細胞を吸引除去する。術後は脂肪採取部位を圧迫固定。カニューレ挿入口には、5mm程度の小切開を加える。
シルエットソフト:円錐状のバイオコーンが付随した特殊構造の糸を皮下に挿入し、顔のたるみを引き上げる。
施術費用(標準モニター) ベイザー脂肪吸引:¥270,000(税込¥297,000)
シルエットソフト:¥360,000(税込¥396,000)
詳しくはこちらをご覧ください。
【脂肪専門クリニックの小顔整形術 小顔Vリフトモニター募集】
施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

糸リフトと脂肪吸引のダウンタイムはどれくらい?

糸リフトだけでも気になるデメリットのひとつがダウンタイム。「脂肪吸引も一緒にやるとかなり大変なのでは?」そんな心配をされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、糸リフトと脂肪吸引を併せて行ったとしても、ダウンタイムの期間や症状が倍になるようなことはありませんのでご安心ください。それぞれ、どのような症状がどれくらいの期間現れるかご説明しておきましょう。

糸リフト×脂肪吸引のダウンタイム症状タイムライン

糸リフトのダウンタイム

糸リフトだけの場合、ダウンタイムはおよそ3週間程度で落ち着く場合がほとんどです。症状としては、内出血や赤み、少し引きつったような違和感、痛みなどがみられます。短期間で自然に解消される症状が多く、痛みはあっても3日程度、赤みや違和感も1週間前後で気にならなくなるでしょう。内出血は体質によって2週間ほど残ることがありますが、メイクで隠せる範囲とお考えください。

顔の脂肪吸引のダウンタイム

脂肪吸引では痛みを心配される方も多いですが、糸リフト同様に3日間がピークです。他、腫れやむくみ、硬縮(組織の修復の影響で脂肪吸引部が一時的に硬くなったりデコボコする症状)などの症状が現れます。症状の程度がイメージしづらいかと思うので、顎と頬の脂肪吸引を行った症例写真で実際のダウンタイムの経過を確認してみましょう。
術後3日目くらいまでは首元の内出血が気になるかもしれませんが、内出血はタートルネックやストールで隠せる範囲です。1週間後には肌の色近くまで薄くなり、2週間ほどで消失します。また、3日後あたりから顔にむくみが少し生じますが、1週間程度で落ち着くでしょう。その頃くらいから硬縮が始まり、2ヶ月前後で気にならなくなってきて、フェイスラインがさらにすっきりしてきます。

顔の脂肪吸引のダウンタイム経過の変遷

施術名 ベイザー脂肪吸引
施術概要 ベイザー波という超音波を皮膚の内側から脂肪組織に照射して、周辺組織と脂肪細胞を遊離。その後カニューレという専用の管で脂肪細胞を吸引除去する。術後は脂肪採取部位を圧迫固定。カニューレ挿入口には、5mm程度の小切開を加える。
施術費用(標準モニター) ¥270,000(税込¥297,000)
モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。
▷二重あご解消【顔の脂肪吸引モニター募集】
施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

フェイスリフトで使われる糸の種類とは?

脂肪吸引と掛け合わせることで小顔効果を発揮する糸リフトですが、冒頭でも述べたようにその失敗や後遺症は後を絶ちません。
リフトアップ糸を使ったフェイスリフトは、顔に埋め込んだ糸で、頬や首のたるみ、目尻の下がりなどを物理的に引き上げます。多くの場合、体内に吸収される医療用の糸が用いられますが、その数はおよそ20種類。実際にはどのような糸があるのか、代表的なものをご紹介しましょう。

【フェイスリフトで使われる糸の特徴や効果】

  ミントリフト アプトス 金の糸 スプリングスレッド シルエットリフト N-COGスパイラル テスリフト VOVリフト
形状と特徴
  • トゲがある
    (同じ向きで交互にトゲ)
  • 太い
  • トゲがある
    (両端から中央に向かい毛羽立ち)
  • 純度の高い純金の糸
  • トゲはない
  • 細い
  • 純度の高い純金の糸
  • トゲはない
  • 細い
  • トゲがある
    (トゲの先端は丸い)
  • 伸縮性や柔軟性がある
  • 円錐形のコーンがある
  • 結び目にコラーゲン繊維がある
  • トゲ状の突起が360度螺旋状にある
  • トゲがある
  • メッシュに覆われている
  • トゲがある(トゲの先端は丸い)
  • 柔らかくしなやかなPCL(ポリカプロラクトン)で作られた糸を使用
期待できる効果
  • 持続性が高い
  • 立体感が作れる
  • 細胞の活性化によるたるみ改善
  • 周辺組織に与えるダメージが最小限
  • 高いリフトアップ効果
  • 高いリフトアップ効果
  • 高いリフトアップ効果
  • 長期の持続時間と高いリフトアップ効果
吸収性
(糸が溶けるか)

(糸の種類による)
× ×

ミントリフト

ミントリフトの拡大画像

一般的な糸は、糸に切れ目を入れてトゲがつくられますが、ミントリフトは、糸にトゲが取り付けられている構造です。このため糸の強度・リフト力はともに高くなっています。また、糸が太いため、体内に吸収される速度も遅く、持続時間が長めなのが特長です。
ちなみに最近よく耳にするシークレットリフトは、改良されたミントリフトを使用した糸リフト施術です。

アプトス

アプトスの拡大画像

両端から中央に向かって毛羽立ちがあるため、フェザーリフトとも呼ばれる糸です。糸の両端から中央に向けて組織が引っ張られる形になるので、立体感のあるフェイスラインを作るのに適しています。スレッドリフトの先駆け的な存在であり、安全性が高く評価されています。アプトスには溶けるタイプと溶けないタイプの2種類があります。

金の糸

金の糸の拡大画像

純度の高い純金の糸です。太さはおおよそ直径0.1mmほどで、体内に埋め込むと、周辺組織は純金を異物として認識し、血行やコラーゲンの生成が促進されます。この肌の活性作用を利用して、たるみ改善を狙う施術です。ただし、体質によってはアレルギー反応(拒否反応)を起こすデメリットも。なお、MRI検査に影響があるため、現在は使われていません。
(また数年前、金の糸を入れたことにより合併症が起こったことについて訴訟も起こっています[3])。

スプリングスレッド

スプリングスレッドの拡大画像

伸縮性・柔軟性が高く、皮下組織の動きに合わせて伸び縮みします。このため、自然な仕上がりが期待できます。また、糸に付いているトゲの先端が丸いので、組織に与えるダメージを最小限に抑えながら、たるみを引き上げられます。周辺組織への負担を大幅に軽減した糸ですが、現状は溶けないタイプのものしかないため、引きつった場合などの修正が困難なのがデメリットです(よってトラブルが増えています)。

シルエットリフト

シルエットリフトの拡大画像

円錐形のコーンが付いた糸です。このコーン(3D構造)ですくうように皮下組織を引き上げるため、非常に高いリフトアップ効果が期待できます。糸が吸収された後も、糸の結び目周辺にコラーゲン線維が形成されて、肌のハリの改善効果が持続します。全ての素材が吸収されるタイプの糸(安全性が高い)の中では、最も効果的です。

N-COGスパイラル

N-COGスパイラル

トゲ状の突起をコグが360度螺旋状についた糸です。スプリングスレッドと同じくトゲがついている糸ですが、トゲがジグザグについているため、皮下組織をしっかり引き上げることができます。また溶ける糸なので、シルエットリフトと同じく肌のリフトアップ効果が見込めます。

テスリフト

韓国製のトゲのついた糸と網目状のメッシュがセットになっている特殊な糸です。皮下脂肪を引き上げるのは他のトゲ状の糸と同様ですが、メッシュが加わることで長期間の安定したリフトアップ効果が期待できます。
徐々に吸収されるため糸が皮下に残ることはありませんが、他素材の吸収性の糸に比べて分解速度が早く、効果の持続時間は若干短めです。

VOVリフト(ボブリフト)

一般的なスレッドリフトとは素材の異なる糸「VOVリフト・プレミアム」を用いた、次世代スレッドリフトです。従来は吸収性のリフト糸の持続期間は1年~1年半ほどだったの対し、VOVリフトは2年以上と長期的な効果が期待できます。コグ(棘のような突起物)は特許技術を用いて成形されており、糸の強度を最大限に高め、顔のたるみをしっかりリフトアップできます。

糸リフトの失敗は解決できる!

ここまで、糸フェイスリフトでよくある失敗と回避する方法についてご紹介してきました。糸リフトの施術で失敗を回避したい方や、今まで糸リフトは効果がないと思っていた方も、是非一度ご相談にお越しください。お一人お一人のご希望に合わせて、より自然な若返りと効果が長持ちするエイジング治療をお届けします。
また当院では、糸リフトの失敗や脂肪吸引併用の小顔施術の失敗修正も多くご相談を受けています。糸だけの失敗なら時間とともに吸収されて改善しますが、それまで気になる方は糸と皮膚の間に脂肪注入することで目立たなくなります。また、併用した脂肪吸引で脂肪を取り過ぎて、頬がコケたりたるみがひどくなった失敗にも脂肪注入は有効です。お悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

ご興味のある方はぜひご覧ください
【失敗修正にも|顔のエイジング治療モニター募集中】

コラムのポイント

  • 糸を使ったフェイスリフトは、気軽に受けられる一方で、失敗も絶えない施術
  • そんな中、近年、失敗のリスクが少ない新しいフェイスリフト(SRF注入)が登場
  • THE CLINICは糸と脂肪注入を組み合わせた施術を導入している

よくある質問

  • 糸リフトのダウンタイムを長引かせないために注意すべきことはありますか?

    糸リフトのダウンタイムは、適切なケアで短縮できます。
    以下の点に注意して、ケアを心がけてください。
    まず、施術直後から数日は、患部を冷やすことで腫れや痛みを和らげることができます。
    顔に触れたり、強い刺激を与えることは避け、メイクや洗顔時にも強い圧をかけないように注意が必要です。
    また、糸が組織に馴染むまで口を大きく開ける動作は避けるようにしましょう。口を大きく開けて笑ったり、食事をしたりすると、皮下組織が刺激を受けてダウンタイムが長引くことがあります。
    さらに、激しい運動や飲酒、喫煙は血流や回復に影響するため、控えることをおすすめします。

  • 糸リフトの施術をした後、笑うと少し引きつって痛いのですが大丈夫なのでしょうか。

    糸リフトの施術後から1週間程度は引きつったような感覚が残ります。
    引きつけは、挿入した糸が皮膚を引っ張っているため起こっている症状で、通常は術後、数日から1週間程度で慣れてくるかと思います。
    万が一、数週間経っても引きつれが改善されずに、痛みを感じるようでしたら、お早めに施術を担当したドクターにご相談ください。

  • 糸リフトを入れた後に気をつけることがあれば教えてください。

    施術後から1ヵ月はお顔のマッサージを控えてください。
    糸リフト後に、お顔をマッサージすることで、ひきつれや違和感が強くなる危険性があります。たとえ抜糸が済んでいたとしても、縫合部分がすぐには安定しないため、こすったり、引っ張ったりするような刺激が加わるとリフトアップの効果が薄れてしまう可能性があります。

  • 糸リフトと脂肪注入・脂肪吸引を併用した場合、効果の持続時間はどのくらいですか?

    効果は長期間持続します。
    当院では立体的な特殊な吸収性の糸を使用しています。糸の挿入により、自身のコラーゲンに置き換わりることで、長期間にわたるリフトアップ効果を実感いただけます[5]
    。また、脂肪注入・脂肪吸引の効果は半永久的です。一度脂肪吸引した箇所は太りにくく、注入した脂肪も定着すれば、元に戻ることはありません。

  • 糸リフトと脂肪吸引を同時に行うと、ダウンタイムは重くなりますか?

    ダウンタイムは多少ありますが、症状は軽度です。
    術後は、お顔が腫れますが、2~3日程度で徐々に引いていきます。また、内出血が現れる可能性がありますが、範囲は狭く、1~2週間程度で回復します。いずれにしてもマスクやメイクでカバーできる程度の症状ですので、ご安心ください。

  • 3Dセルリフト(糸リフト+脂肪注入)の場合、なぜ半永久的な効果が期待できるのですか。

    糸の力だけでなく、注入した脂肪がお顔の立体感を保ち続けてくれるからです。
    お顔のたるみや頬コケ、マリオネットラインなどの原因は脂肪の減少です。根本的に解決するためには、失った脂肪を補う必要があります。そこで、特殊な糸を併用して、脂肪が必要とされる箇所にスペースをつくり、自己脂肪を注入します。こうすることで、お顔に立体感が生まれ、より若々しい見た目へと改善することができます。注入する脂肪は、幹細胞が豊富な良質な脂肪になので定着しやすく、定着後は自己組織になるため半永久的な効果が得られます。

  • 糸の力だけでは効果が感じられないのはなぜですか。

    脂肪などの組織が少なくなった場所に糸を入れても、持ち上げるべき組織(脂肪)が存在しないためです。
    従来のような、糸だけを挿入してお顔を引き上げるリフト方法では、たるみをなくすことはできますが、自然な立体感までは取り戻すことができません。皮膚のたるみを引き上げるときに糸の力と脂肪の力を合わせることでよりリフトアップ効果を得ることができます。

  • 糸リフトの施術後、急に痛みを感じるようになりましたが、大丈夫でしょうか?

    施術後しばらくしてから急な痛みが出る場合、以下が原因として考えられます:
    ・麻酔の効果が切れた
    ・炎症が起きている
    ・糸が神経や表情筋に影響を与えている

    対処法としては、痛み止めの服用、患部の冷却、顔をなるべく動かさない、また血行を促進する運動や入浴、飲酒を控えることが挙げられます。
    強い痛みや長引く痛みがある場合は、早めに医療機関へご相談ください。

<監修医師紹介>

大橋 昌敬

大橋 昌敬 (THE CLINIC 総院長 / 第112回日本美容外科学会会長)

■経歴
  1. 1990年
    久留米大学医学部 卒業
    久留米大学医学部 第二外科 外科学 入局
    (胸部外科学、救急医学、麻酔全般を習得/博士号取得)
  2. 1994年
    Toronto General Hospital(Canada)
  3. 2000年
    聖心美容外科 東京院副院長 就任
  4. 2003年
    聖心美容外科 福岡院院長 就任
  5. 2009年
    THE CLINIC 福岡院院長 就任
  6. 2012年
    THE CLINIC 東京院院長 就任
  7. 2015年
    THE CLINIC 技術指導医 就任
  8. 2017年
    THE CLINIC 統括指導医 就任
  9. 2022年
    THE CLINIC 総院長 就任
  10. 2023年
    第112回日本美容外科学会長就任
■資格
  • 日本胸部外科学会認定医
  • 日本外科学会認定医
  • 日本美容外科学会専門医
  • VASER Lipo認定医
  • TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos 認定医
■所属学会
  • 日本外科学会
  • 日本胸部外科学会
  • 日本形成外科学会
  • 日本美容外科学会(JSAS)
  • 日本美容外科学会(JSAPS)
  • アメリカ形成外科学会(ASPS)
■著書
技術教科書『安全で​失敗しない​脂肪吸引の​手術』​(克誠堂出版)​

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