豊胸シリコンのデメリットと、本当にあったトラブル10選

豊胸シリコンのデメリットと、本当にあったトラブル10選

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当院には、豊胸バッグ(豊胸インプラント)を除去したいというご相談が数多く寄せられます。バッグの種類にはシリコンバッグプロテーゼや生理食塩水バッグなどありますが、その除去や入れ替え手術は、どれも決して気軽なものではないでしょう。では、なぜ彼女たちは除去を決断したのか?
今回は、その行動を起こさせた10種の失敗やトラブルを、画像とともに公開します。

この記事の監修ドクター

大橋 昌敬
大橋 昌敬 医師
(THE CLINIC 総院長 / 日本美容外科学会専門医 / 日本美容外科学会会長

シリコンバッグ豊胸のメリット・デメリット

シリコンバッグ豊胸は、挿入したバッグの大きさ(量)に応じてサイズアップすることができ、体型に関係なく施術を受けることができるためメジャーな豊胸術です。(ただし、挿入できるバッグの大きさは、個人によってバスト内のスペースに個人差があるため、異なります。)
ただ、こうしたメリットがある一方で、デメリットをきちんと把握していなかったゆえに、術後に後悔される方もいらっしゃいます。
以下にメリット・デメリットをまとめました。

シリコンバッグ豊胸のメリット・デメリット
メリット デメリット
  • 体型に関係なく施術が受けられる
  • 挿入したバッグの大きさの分だけサイズアップ可能
  • 脇や乳房下縁に傷が残る
  • サイズの合わないバッグを入れると固さ(異物感)を感じることがある
  • バッグが動かない(体の動きに合わせて揺れない)
  • バストの中でバッグがずれるリスクがある

バッグは挿入時、脇の下か乳房の下縁を切開するため、脇や乳房下縁にが残ってしまいます。また、豊胸時に使用するシリコンには硬さがあるため、挿入後のバストの手触りに柔らかさを感じられないといったデメリットも…。
さらに、バッグは基本的に体動に合わせて揺れることがないため、動きが見られないバストに違和感を覚える方もいます。なかには、術後にバッグがズレてしまいバストの形が左右上下、不対象となってしまったことに悩まされる方もいらっしゃいます。

シリコンバッグの寿命は約10年。これが世界の常識

豊胸シリコンバッグの寿命

シリコンバッグ豊胸に関するもう一つの負の特徴として、一定期間でバッグの除去や取り替えが必要になるということがあげられます。実際、手術後10年以内で何らかの不具合を訴えるようになる方が一定数存在するのです。 実際にFDA(米国の医療や食品に関する国家機関)の公式サイトを見ても、「乳房インプラントに関して知っておくべきこと」というページの一部に「乳房インプラントは生涯のデバイスではない」という見解が示されています[1]。これはモティバやベラジェル のような新しいシリコンバッグでも同様と考えます。

【画像解説】除去した理由TOP10

豊胸シリコンバッグの除去手術を希望されるゲストの多くも、10年以上前に豊胸手術を受けた方。なかには40年ほど経過していて、「胸の異常にはもっと早く気づいていたけれど、怖くて誰にも言えなかった……」という方も。なかでも、豊胸シリコンバッグの除去を決断したゲストが話す理由として多い失敗やトラブルが、次にあげる10例です。

1:胸が硬く変形したから(カプセル拘縮)

豊胸シリコンバッグのカプセル拘縮の症例

「胸が硬くなった」「胸の形がいびつで不自然」と除去の理由を語るゲストがたくさんいます。カプセル拘縮(被膜拘縮)の症状ですが、なかには診察する前にカプセル拘縮であることを豊胸シリコンバッグの除去理由にあげる方もいらっしゃるほど。
カプセル拘縮は、10人に一人は発症すると言われている豊胸シリコンバッグの代表的なトラブルです。胸に挿入された豊胸シリコンバッグは、例外なく線維組織の膜、被膜(=カプセル)で覆われます。これは、異物を体内に閉じ込めようとする体の正常な反応。ただ、放置すると被膜がどんどん厚くなり、豊胸シリコンバッグは強く締め付けられてしまいます。すると胸は不自然に盛り上がった見た目になり、触り心地も非常に硬くなってしまうのです。
カプセル拘縮(被膜拘縮)が進行すると、痛みをともなったり、豊胸シリコンバッグが締め付けに耐えられず破損したりすることも少なくありません。

2:胸が石のように硬い(石灰化)

豊胸シリコンバッグと同時に除去した石灰化

カプセル拘縮(被膜拘縮)だけの発症でも胸が硬さが除去理由になることはありますが、石灰化を起こしているゲストも多数。石灰化とは豊胸シリコンバッグを包み込む被膜(カプセル)に、カルシウムの結晶が沈着することを言います。この現象が強く出ると、胸が石のように硬くなってしまい、明らかに不自然な触り心地になるのです。
石灰化は豊胸シリコンバッグ破損の原因にもなってしまうため、放置は危険。また、強い石灰化が出ているとエコー検査してもそれより内部を映し出すことができず状態を確認できません。さらに、豊胸シリコンバッグを脇から除去することが困難になり、胸を切開する可能性も出てきてしまいます。

3:乳がん検診が受けられない

豊胸シリコンバッグとマンモグラフィー検査の関係

物理的な失敗やトラブルではありませんが、豊胸シリコンバッグの除去理由としては上位にランキングするこのお悩み。正確には、豊胸シリコンバッグを挿入していても乳がん検診は受けられます。エコー検査なら問題ありませんし、マンモグラフィー検査も絶対にできないわけではありません。
ただ「豊胸していることがバレてしまう……」という不安から、足が遠のいてしまう人が多いようです。また、健康診断などに含まれる乳がん検診だと、豊胸シリコンバッグが破損するかもしれないことを理由に断られるケースも少なくありません。そんな状況の中、乳がんの不安に耐えられないと、豊胸シリコンバッグの寿命に達する前に除去される方がいるのです。

4:胸が冷たい

豊胸シリコンバッグで胸が冷たくなる理由

意外に感じるかもしれませんが、豊胸シリコンバッグの不自然さのご相談の中では上位にランキングするお悩みが、胸の冷たさ。実際に寄せられた声ではありませんが、彼氏に指摘されたという方もいるよう。つまり体への被害というよりは、豊胸していることがバレるのではないかと不安になり、豊胸シリコンバッグの除去を希望されるようです。
原因は、豊胸シリコンバッグが血流のない人工物という点。冷たい外気によってバッグが冷えてしまい、胸全体も冷たく感じるのです。豊胸シリコンバッグのサイズが大きいほど、実感も大きくなります。
また、イメージ的に豊胸シリコンバッグが皮膚表面に近い乳腺下法の方が冷たく感じそうですが、そういうわけでもありません。大胸筋下でも外胸下側は大胸筋にバッグが大胸筋に覆われていないため、冷たいと感じるのです。

5:胸が痛い

豊胸シリコンバッグで胸が痛くなる原因

豊胸シリコンバッグの除去理由で処置に緊急を要するのが、胸が痛いという訴えです。もっとも多い原因は、カプセル拘縮(被膜拘縮)と言えるでしょう。進行すると豊胸シリコンバッグの締め付けやバストの変形から、胸に痛みが生じるのです。他にも、豊胸シリコンバッグの破損による炎症や、豊胸バッグの縁が当たることで胸に痛みを感じることも。
この胸が痛いという症状も放置して良くなることはないので、原因となっている豊胸シリコンバッグを除去する他、治療法はありません。そのため、除去理由にあげる方も多いのです。

6:胸の左右差

豊胸シリコンバッグで生じた胸の左右差

胸の左右差は見た目に分かってしまうので、豊胸シリコンバッグの除去理由としてはよく耳にします。他のトラブルの影響で生じることが多く、そのひとつが、豊胸バッグの破損。生理食塩水バッグが漏れ出して片方の胸だけ小さくなることもそうですが、破損後の炎症がひどいと、左右差が明らかにわかるほど腫れることも。さらに、両胸に同じように生じるわけではないカプセル拘縮(被膜拘縮)でも、いびつな胸の左右差を確認しています。
豊胸手術の前からあった胸の左右差がシリコンバッグを挿入したことで、より目立つようになってしまうケースも。また、加齢や出産・授乳と言った体の変化に対応できず、胸に左右差が生じることもあります。

7:胸の表面が不自然(リップリング)

豊胸シリコンバッグのリップリング症例

リップリングの症状は、胸の表面が波打ったり、一部が突起したり、ぺこぺこした不自然な触感になったりするというもの。とても多いトラブルというわけではありませんが、見た目や触り心地に影響するため、豊胸バッグ除去の理由としては十分なようです。
原因は、豊胸シリコンバッグの縁がよれて折れ曲がってしまったから。手術後すぐにリップリングが生じている場合、医師の技術不足で豊胸シリコンバッグ挿入時によれてしまったことが考えられます。手術後しばらくしてから起こったリップリングは、胸の中で動いてよれた可能性も。表面がつるつるしたスムースタイプの豊胸シリコンバッグに多いトラブルです。また、カプセル拘縮(被膜拘縮)の締め付けでそうなることもあります。
リップリングを放置すると、突起になった豊胸シリコンバッグの縁が皮膚を突き破る可能性もゼロではありません。

8:バッグが破れた(バッグの破損)

破損した豊胸シリコンバッグ

豊胸シリコンバッグの破損は、症例数としてはカプセル拘縮(被膜拘縮)と1、2を争うほど多いトラブル。しかし、気づく人が少ないため、たいていの除去理由は胸が硬い、変形しているなど他の要因です。
豊胸インプラントの中でも、破損すると中身が漏れ出して胸が急にしぼむ生理食塩水バッグなら、気づく人も多いでしょう。ただ、近年主流のコヒーシブシリコンタイプの豊胸インプラントは破損しても中身の粘性が強いため、生食バッグのようには流れ出ません。エコー検査して始めて豊胸シリコンバッグの破損が発覚、というケースも多いのです。しかし、これがデメリットにも……。破損を長く放置してしまったことで炎症を起こしたり、体液と混ざってシリコノーマ(シリコンが塊になったしこり)が形成されたりすることも。すると、痛みや発赤、触り心地にも硬い異物を感じたりします。

9:胸に段差ができた(ダブルバブル)

豊胸シリコンバッグで生じた胸の段差

豊胸シリコンバッグが本来のアンダーバストから逸脱し、胸が鏡餅のように二段になってしまうことがあります。この症状が豊胸手術後すぐに確認できる場合は、豊胸シリコンバッグのサイズが大き過ぎた、豊胸手術時の剥離の仕方が適切ではなかったなどの原因が考えられます。
また、カプセル拘縮(被膜拘縮)による豊胸シリコンバッグの変形で生じることも。軽度の症状なら除去後に改善することも可能です。しかし、アンダーバストに左右差が生じてしまうと、きれいに修正できないことがあります。胸に段差ができてしまったらすぐ相談するのが賢明です。

10:血腫(しこり)

豊胸シリコンバッグと一緒に除去された血腫

豊胸シリコンバッグでも稀に、「しこりができた」というお悩みを聞くことがあります。触感としてはしこりですが、正確には血腫の場合がほとんど。手術時の出血が多かったケースや、長年にわたって豊胸シリコンバッグの周囲に溜まった血液が固まったケースなどがあります。画像は後者のもの。
他にも、石灰化がひどくエコーで診察できないためMRI検査を行ったところ、しこりのようなものを認め、豊胸シリコンバッグの除去と同時に摘出したら血腫だったという症例も実際にありました。

除去? 入れ替え? 豊胸シリコンバッグのトラブルの対処法比較

豊胸シリコンバッグにこういったトラブルが生じた場合、ほとんどのケースで取り出す他に改善する方法はありません。しかし、ただ除去するだけなのか、それとも何かに入れ替えるのか、対処法は様々です。

バッグの除去のみ バッグの入れ替え バッグ除去+ヒアルロン酸注入 豊胸シリコンバッグ除去+脂肪注入
メリット
  • 価格が抑えられる
  • ダウンタイムが少ない
  • バストの大きさが維持される
  • 現状抱えるトラブルが解消される
  • ダウンタイムが少ない
  • 手術時間が短時間(30〜40分ほど)
  • 自然な質感や見た目
  • 効果が半永久的
デメリット
  • 胸の垂れが強調されたり、陥没する可能性がある
  • 同様のトラブルを繰り返す可能性がある
  • 効果の持続期間が短い
    (半年〜2年程度)
  • しこりや石灰化のリスクがある

■バッグ除去すべきかお悩みの方へ■
ご自身にはどんな対処法が適しているのか、トラブル治療の経験豊富な医師が診断します。まずはお気軽にご相談ください。

バッグの除去のみ

シリコンバッグを除去した直後の様子

まずは、豊胸シリコンバッグの除去を決めた人が必ず通るこの施術。他の対処法と違い除去後の工程がないため、値段やリスク、ダウンタイムの面で優位性があります。
しかし、豊胸シリコンバッグを除去するだけだと、胸のボリューム変化を避けることができません。さらに、皮膚が伸びていること、空洞となった被膜(カプセル)が収縮してアンダーバストの位置が上がることなどで、胸の垂れが強調されます。豊胸シリコンバッグの挿入期間が長いほど周辺組織への影響も大きく、除去後に胸が陥没するケースも見られます。こちらの画像は、バッグ除去後の状態となりますが、取り出した直後でも、肋骨まで凹み、変形している様子がお分かりいただけるかと思います。

バッグの入れ替え

胸の大きさを維持したままトラブルを改善するには、豊胸シリコンバッグを入れ替えるという方法があります。ただし、適応外となるケースも。カプセル拘縮(被膜拘縮)が強く出ている場合、豊胸シリコンバッグを入れ替えても大幅には改善されません。それどころか再手術の出血で、かえって悪化することも考えられます。また、入れ替え後も同様のトラブルを繰り返す可能性があります。

バッグ除去+ヒアルロン酸注入

豊胸シリコンバッグを別のものに入れ替える方法の中で、もっともダウンタイムが少ないヒアルロン酸注入。手術時間も30〜40分ほどで済みます。
ヒアルロン酸の効果は時限的で、持続期間は半年〜2年程度と言われています。そのため、ヒアルロン酸が早々に吸収されないよう、空洞になった被膜(カプセル)内に注入して、持続性を高める手法がよく用いられます。しかし、なかには豊胸シリコンバッグの除去ルートにヒアルロン酸が流れ出てしまい、胸が不自然になるケースも。
他にも、他院でヒアルロン酸豊胸を受けたというゲストを診察すると、塊で残っていたり、瘢痕化したしこりが見つかったりといったトラブルも少なくありません。

【症例画像あり】当院のおすすめはバッグ除去+脂肪注入

脂肪の加工や注入技術が進歩したこともあり、近年とてもメジャーな選択肢となった脂肪注入豊胸。何と言っても、もともとのバストと同じ組織である脂肪(自己脂肪)を活用するため、触り心地が自然になることが最大のメリットでしょう。
一方で、不純物の混じった脂肪の注入や、被膜(カプセル)内への注入、大量注入や塊での注入などにより、しこりや石灰化のリスクが高まるといったデメリットもあります。
しかし、裏を返せば、良質な脂肪と正しい注入技術を持ったドクターに施術を依頼するといった条件をクリアすることで、リスクを回避することができます。

シリコンバッグ抜去+コンデンスリッチ豊胸

施術名 シリコンバッグ除去コンデンスリッチ豊胸
施術概要 乳腺用エコーを用いて、バスト内の状態を確認。その後、腋下か乳房下を切開してバッグを除去する。同時に、太もも、腹部などの皮下脂肪を採取し、そこから老化細胞や血液等の不純物を特許技術の遠心濾過で除去。これをバッグ除去後のバストのスペースに注入する。
施術費用(標準モニター) ¥1,064,000(税込¥1,170,400)
モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。
▷【バッグ摘出再生豊胸モニター募集】
施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

除去するか決めるには、まずエコー検査

豊胸シリコンバッグの失敗やトラブルのお悩みで来院されるゲストのなかには、すでに除去を決めている方も、迷われている方もいるかと思います。
もし今、豊胸バッグの除去を悩まれている方がいましたら、まずはエコー検査を受けることからはじめてみてください。除去するしないに関係なく、バッグの状態を知ることが大切です。

こちらの動画では、シリコンバッグ豊胸に起きたバストのエコー検査の様子をわかりやすく解説しています。ぜひ参考にご覧ください。

コラムのポイント

  • THE CLINIC には豊胸シリコンバッグの除去相談が多数寄せられている
  • なかには、完璧に改善するのが難しいような深刻なトラブル症例も
  • 豊胸シリコンバッグを除去するか決めるには、まずエコー検査を

よくある質問

  • シリコンバッグ手術をうけてから10年以上経過しますが、自身の体感的に今のところ特に問題はありません。それでも交換すべきでしょうか?

    豊胸シリコンバッグが寿命を迎える10年が経過したら、たとえ問題がない場合でも、まずは一度、エコー検査をうけてバッグの状態を確認することをおすすめします。

    豊胸シリコンバッグの品質や耐久性は、昔に比べ確実に上がっています。また、最近では半永久的とうたうシリコンも増えてきているというのが事実です。
    しかし、シリコンバッグは人工物である以上、劣化はさけられません。つまり、半永久的に使えるわけではなく、必ず寿命があるということです。

    なお、シリコンバッグの種類にもよるため、必ず10年で寿命が訪れるわけではありません。
    10年というのは目安であり、それを過ぎるとリスクが格段に上がります。
    また、最近のシリコンバッグの多くはコヒーシブタイプと呼ばれるものが使われています。
    コヒーシブタイプは、破れても流れ出さない性質なので、露出したシリコンによる炎症が、生じていても気付きにくいことがあります。
    違和感等感じられない場合であっても、一度検査を受けることをおすすめします。

  • シリコンバッグをいれた胸が少し硬いように感じます。このまま放っておいても問題はないでしょうか?

    違和感を感じたら、早めに施術を受けたクリニックの主治医に相談をしてください。

    シリコンバッグを挿入したバストが固い場合、カプセル拘縮が考えられます。
    カプセル拘縮の診断では、Bakerの被膜拘縮分類が基準として用いられ、その重症度は、最も軽いグレード1から最重症のグレード4に分類されます。触れると少し硬いように感じる場合、現在はグレード2の進行状態なのかもしれません。

    シリコンバッグは挿入した瞬間から劣化がはじまり、止まることなく進行していきます。
    グレード4まで進行してしまうと、バッグを抜去したところで元の状態に戻すことは難しいと考えられます。手遅れとならないよう、違和感を感じた場合は早めにクリニックにご相談ください。

  • シリコンバッグは何回でも入れ替えすることはできるのでしょうか?

    可能ですが、バストへの負担が大きいためおすすめはしません。

    シリコンバッグは、挿入する位置を変えることで、かなりの回数の入れ替えができると推測できます。
    ただし、何度も同じ場所(傷口)から挿入を行うと組織が損傷してボロボロとなり、バスト自体も圧縮され続ける状態となるためカプセル拘縮やリップリングのリスクが高まってしまいます。
    さらにシリコンバッグの支えである筋膜も弱くなり、バッグの位置がズレる原因にもなります。
    バッグを入れ替えれば破損のリスクは軽減しますが、また別のトラブルを引き起こす要因になることも念頭に置いておきましょう。

    シリコンバッグの入れ替えを繰り返すのであれば、リスクが少なく、一度の注入で済ませることができる脂肪注入豊胸をおすすめします。ご興味がある方は、ぜひ当院へご相談ください。

  • シリコンバッグ除去を考えていますが、除去後の脂肪注入豊胸は同日に行うことができるのでしょうか。

    当院では、除去と脂肪注入豊胸を同日に行うことができます。また、安全面でも同日に行うことをおすすめしています。

    理由は、シリコンバックを除去した際にできた空洞に脂肪を注入しないよう、確認しながら行う方法が最も安全で仕上がりも良いためです。バッグを除去した箇所は、血が通っていないため、この部分に脂肪を注入してしまうと、脂肪が壊死したり、しこりになって強い炎症を起こす恐れがあります。
    また、除去後にできた空洞は、数ヶ月経つと周りの皮膚や組織が癒着して閉じていきます。癒着後に脂肪を注入してしまうと、皮膚がきれいに持ち上がらず、バストの形が悪くなってしまう可能性がもあります。

    こうした点をも考慮すると、バッグ除去と脂肪注入は同日に行うことがおすすめです。さらに、同日だとバストのボリュームを失ったまま数ヶ月過ごすことによるストレスも軽減されます。

  • モティバやベラジェル のような新しいシリコンバッグにも寿命はあるのでしょうか?

    様々な見解があるようですが、体質によっては硬くなる(カプセル拘縮)可能性はあります。

    いかに優れた素材を用いた新しいバッグでも、人工物である以上、体内では異物と捉えられます。人体は異物を閉じ込めようと働きますので、バッグの周囲には必ず被膜が形成されます。この皮膜が硬く固まってしまう方もいらっしゃるのですが、それがカプセル拘縮です。この硬さを解決するにはバッグを除去するしかありません。
    このようなリスクは、モティバやベラジェル のような新しいしシリコンバッグを用いた場合も変わりません。生涯にわたってなんら悪影響がないとは言い切れないことから、寿命はあると考えています。

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