涙袋のヒアルロン酸整形の失敗・デメリット4つとその回避方法を解説

涙袋のヒアルロン酸整形の失敗・デメリット4つとその回避方法を解説

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目を大きく、笑顔を愛くるしく見せてくれる涙袋。憧れる女性は少なくなく、最近ではメンズでも話題にあがるようになっています。これを美容整形で手に入れる方法と言えば、ほとんどの方はヒアルロン酸注入を思い浮かべることでしょう。でもちょっと待ってください。それで本当にきれいなバレない仕上がりが期待できるのでしょうか?
今回は、ヒアルロン酸による涙袋整形で考えられる失敗やデメリットと、その回避が可能な「脂肪」を使った施術との根本的な違いについて解説します。

この記事の監修ドクター

大橋 昌敬
大橋 昌敬 医師
(THE CLINIC 総院長 / 日本美容外科学会専門医 / 日本美容外科学会会長

ヒアルロン酸を使用しない当院の涙袋整形の効果

当院での涙袋の形成施術はヒアルロン酸ではなく、脂肪注入で行っています。その理由はのちほどご説明しますが、まずは脂肪注入で形成した涙袋をご覧ください。チャーミングで自然な涙袋に仕上がっているのがお分かりいただけるかと思います。

脂肪注入による涙袋の整形

施術名 マイクロCRF注入
施術概要 皮下脂肪を採取し、そこから老化細胞や血液等の不純物を特許技術の遠心濾過で除去。この中から粒子の細かい細胞群(マイクロCRF)を抽出して術部に注入するエイジング治療。
施術費用(標準モニター) ¥280,000(税込¥308,000)
モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。
▷【涙袋整形にも|お顔の脂肪注入モニター募集】
施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

一般的な涙袋整形はヒアルロン酸注入? その限界は?

目は最も人目に付く部位です。わずかな失敗でも目立ってしまうので、涙袋形成の施術選びは慎重に進めたいもの。「涙袋整形と言えばヒアルロン酸注入!」そうお考えの方に、ぜひ知っていただきたい注意事項があります。以下で、涙袋のヒアルロン酸注入のデメリットをご紹介します。

デメリット1:効果が永久ではなく消えると皮膚がたるむことも

ヒアルロン酸による涙袋形成術のデメリット

ヒアルロン酸による涙袋整形の大きなデメリットは、効果が永久ではなく時限的であるということです。長持ちしても2~3年、短いと半年~1年程度で体内に吸収され、涙袋は消えて無くなってしまいます。また、それに応じて皮膚がたるんでしまい、、涙袋がシワシワになってしまったという声も少なくありません。涙袋のある状態を維持するためには繰り返し注入する必要があるため、1回の値段は手軽でも、かえって費用がかさんでしまうこともデメリットとなるでしょう。

デメリット2:使用するヒアルロン酸の種類によって、効果が異なる

種類によって効果が異なるヒアルロン酸

ヒアルロン酸は、種類によって特徴があります。従来の物に比べて涙袋整形の効果が長持ちするものや、肌になじみやすく痛みが軽減されたものなどがあります。
一方で、効果を長持ちさせるには、粒子が大きく硬いヒアルロン酸を使用するという手がありますが、その分手触りも硬く、見た目もボコボコしてしまい、気持ち悪いと感じる方もいるかもしれません。ただ、逆に粒子が細かく柔らかすぎても形がはっきりしなくなって、単なる目の下のたるみのように見えてしまうといったデメリットが考えられます。ヒアルロン酸で“ちょうど良い”を見つけるのは、意外に難しいのです。

ヒアルロン酸特有の涙袋整形の失敗とは?

当クリニックでは、ヒアルロン酸による涙袋整形の失敗修正も引き受けています。実際にどのような失敗があったのか、その一部をご紹介しましょう(注:画像はイメージです)。

失敗1:涙袋が大きすぎてバレる

ヒアルロン酸を注入し過ぎて不自然な涙袋

原因はヒアルロン酸を多く注入し過ぎたことです。理想の顔に少しでも近づきたい一心で、全体のバランスを考えず、できるだけ多くの注入を望まれる方もいらっしゃるでしょう。ただ、バランスを考慮しなければわざとらしく、プチ整形なのにバレてしまいかねません。さらには、涙袋ではなく目の下のたるみのようになってしまい、影による黒クマが生じることも考えられます。
もちろん、良心的なドクター(クリニック)なら、明らかに不自然な結果になることが目に見えている場合は、きちんと事情を説明して説得を試みるのでしょうが、中にはその場しのぎや売上目的のためにきちんと説明しない、無責任なドクターもいるようです。

失敗2:涙袋が青く透けて見える

涙袋が青あざのように見えてしまうヒアルロン酸

ヒアルロン酸が透けて、青あざのように見えてしまうチンダル現象が起こることがあります。本来ヒアルロン酸を注入すべき場所は、涙袋を構成する「眼輪筋」という筋肉の中や下です。これを誤って皮膚の直下に注入したり、繰り返し何度も注入したりすると、このよう青く透けて見える失敗を起こすことがあります。

きれいで自然で長持ちな涙袋を作る整形術とは?

ヒアルロン酸ならではの残念な失敗を回避するため、当クリニックでは涙袋の形成術として、脂肪注入による施術をおすすめしています。

注入素材には、CRF/マイクロCRFを用いる

CRF、およびマイクロCRFの材料は、ご自身の脂肪細胞です。まず、太ももや腹部などからごく少量(10cc程度)の脂肪を採取します。CRF(コンデンスリッチファット)は、そこから老化細胞や不純物を加重遠心分離で排除して、若くて元気な脂肪細胞、および幹細胞だけを濃縮して精製したものです。涙袋を作る際、しっかりした形にこだわりたい場合はこれを注入に用います。
一方、CRFから小さな脂肪細胞と幹細胞だけを抽出したものがマイクロCRFです。とてもなめらかで伸びが良いため、繊細な調整が可能です。特に最近は厚みや幅を抑えた涙袋がトレンドですから、マイクロCRFを使った施術はより現代的と言えるかもしれません。ちなみにこのマイクロCRF、幹細胞を豊富に含むことから肌質の改善も期待できます[1]

CRFおよびマイクロCRFの抽出過程

涙袋の整形に「脂肪注入」を行った結果【症例紹介】

最新の研究報告でも、自己組織を活用する脂肪注入法は持続性があり審美的で安全であることが示されています[2]。実際にこちらの当院の症例をご覧いただいてもわかる通り、注入後に涙袋の色調が不自然になることはありません。また、しっかり定着すれば、ヒアルロン酸のように数年で吸収されることはなく、効果は長期間持続します。

脂肪注入による涙袋の整形

施術名 マイクロCRF注入
施術概要 皮下脂肪を採取し、そこから老化細胞や血液等の不純物を特許技術の遠心濾過で除去。この中から粒子の細かい細胞群(マイクロCRF)を抽出して術部に注入するエイジング治療。
施術費用(標準モニター) ¥280,000(税込¥308,000)
モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。
▷【涙袋整形にも|お顔の脂肪注入モニター募集】
施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

涙袋整形におけるヒアルロン酸と脂肪注入の根本的な違い

どちらも目の下に注入して行う涙袋整形と思われるかもしれませんが、実は大きな違いがあります。
そもそも涙袋とは、眼輪筋に力が入ったとき(=笑ったとき)にできる言わば「力こぶ」のようなものです。眼輪筋が発達している人は普段からぷっくりした涙袋がありますが、普段涙袋がない人でも笑うとできたりするのはそのためです。
脂肪注入はこの眼輪筋内に注入することで、元々の力こぶを自然に強調する施術。一方のヒアルロン酸注入は皮下の浅い層へ注入します。眼輪筋は関係なく、元々なにもないところに偽の涙袋を作る施術というわけです。
脂肪注入だとより自然な仕上がりが長期的に期待できる一方で、解剖学的に涙袋を作れないケースもあります。ヒアルロン酸注入は多少強引ではありますが、元々ない涙袋を作ることができます。ただ、解剖学を無視しているので不自然になりやすいという点がデメリットと言えます。
当院では自然な仕上がりの面から脂肪注入での涙袋形成をおすすめしてはいますが、無料カウンセリングできちんと診察し、解剖学を考慮した上で仕上がりについてご説明しています。

ヒアルロン酸と脂肪注入による涙袋整形の仕上がり後の比較

ヒアルロン酸と脂肪注入による涙袋整形の施術後の経過を表にまとめました。
ヒアルロン酸注入は、涙袋の整形法としては最も一般的な施術で手軽に行うことができます。ただその一方で、仕上がった後の経過を知っておかないと後悔する可能性があります。長期効果や色味と感触に自然さを希望される場合は、脂肪注入による涙袋整形がおすすめです。

ヒアルロン酸 脂肪注入
色味 上を向くと色が薄くなる基本は従来の肌の色
(青く透けることがある)
自己脂肪のため自然な色味
効果の持続性 1~3年程で吸収され永久ではない 定着後は効果が長期間持続
注入する頻度 維持のため繰り返しの注入が必要 1度だけの注入で定着しやすい
仕上がり
  • ふっくらとした見た目
    (種類によってたるむことがある)
  • 硬くなることがある
  • ふっくらとした見た目
    (肌に馴染むので自然な見た目)
  • 柔らかい

脂肪注入による涙袋形成の失敗しないポイントは2つ

たとえ脂肪注入でも、ヒアルロン酸と同じようにしこりリスクがあります。自己組織を注入するからといって必ずしもキレイに仕上がるわけではないのです。そこで当院ではキレイな涙袋をつくるため、以下のポイントを押さえて施術を行います。

目頭から目尻までしっかり注入する

涙袋への脂肪注入は、目頭から目尻までしっかり注入することで失敗回避

品のある細めの涙袋をつくるためには、まつ毛の下にエッジを立てるように少量ずつ注入するテクニックを活用します。ただし、長さは目尻までしっかり入れることで若々しい立体感が出るように意識するのがポイントです。幅ではなく長さを主張するほうが、美しい目元に仕上がります。

適量の脂肪を細かく注入する

涙袋への脂肪注入の失敗を回避するマフトガン

注入し過ぎると幅の太い、昔風の涙袋になってしまうだけでなく、しこりのリスクが高まってしまいます。そのため、できるだけ細かく注入することが重要。
特に涙袋の形成のような繊細な施術の場合、手動での対応は困難です。そこで当クリニックではMAFTGUN(マフトガン)と呼ばれる特殊な注射器を用います。これによって、人間の手技では不可能な1/90~1/240cc という非常に細かい粒で脂肪を注入できるのです。

永く自然な美を。このコンセプトは変わらない

かわいくなるために受けた涙袋の美容整形なのに、効果が永久ではなく、すぐになくなってしまうのは何ともやるせないもの。まして術前より不自然になってバレるような失敗など問題外です。
せっかく受けるのなら、効果が長持ちして自然な見た目にすることができる、そんな施術が理想的です。
その点、脂肪注入にはその理想を実現できる、次のようなポテンシャルがあります。

・自然な色味や触り心地になる
・長期的な効果が実感できる
・目元の肌質も改善できる

「自然に美しくなれる」。脂肪の専門施設である当クリニックでは「美」だけでなく「自然さ」にもこだわり、これを追求しています。
ご興味のある方はぜひ、カウンセリングにいらしてください。
【チャーミングな目元に|お顔の脂肪注入モニター募集中】

コラムのポイント

  • ヒアルロン酸による涙袋整形の効果は時限的で、不自然さがぬぐえない
  • 自然な涙袋を形成するため、THE CLINIC では脂肪を活用する
  • THE CLINIC はしこりなど、脂肪を用いる際に注意すべき事柄もしっかり踏まえて対応

よくある質問

  • ヒアルロン酸注射の涙袋整形でダウンタイムはありますか?

    腫れは1週間、内出血は2週間ほどが目安です。
    プチ整形とは言え、ヒアルロン酸注射での涙袋整形にもダウンタイムはあります。施術後の痛みはあまりなく、大きいダウンタイム症状としては腫れや内出血があげられます。
    術後数日がピークで、腫れは1週間ほどで落ち着いてきます。内出血は徐々に薄くなっていはいくのでメイク等で目立たなくはできますが、気にならなくなるまでに2週間ほどは想定しておいた方が良いでしょう。

  • 脂肪注入は1回の施術で効果を感じられますか?

    1回の注入で十分なことがほとんどですが、ボリューム感を必要とする施術の場合は複数回の注入を必要とすることがあります。
    当院の脂肪注入では約80%程度の定着が期待できるため1回の脂肪注入でしっかり定着します。
    一方で、「よりおでこを丸くしたい…」「もう少しボリュームを出したい」といった場合は、1度に脂肪を入れ過ぎることで、しこりの原因になったり不自然になる恐れがあるため、複数回に分けての施術をご提案する場合もございます。

<監修医師紹介>

大橋 昌敬

大橋 昌敬 (THE CLINIC 総院長 / 第112回日本美容外科学会会長)

■経歴
  1. 1990年
    久留米大学医学部 卒業
    久留米大学医学部 第二外科 外科学 入局
    (胸部外科学、救急医学、麻酔全般を習得/博士号取得)
  2. 1994年
    Toronto General Hospital(Canada)
  3. 2000年
    聖心美容外科 東京院副院長 就任
  4. 2003年
    聖心美容外科 福岡院院長 就任
  5. 2009年
    THE CLINIC 福岡院院長 就任
  6. 2012年
    THE CLINIC 東京院院長 就任
  7. 2015年
    THE CLINIC 技術指導医 就任
  8. 2017年
    THE CLINIC 統括指導医 就任
  9. 2022年
    THE CLINIC 総院長 就任
  10. 2023年
    第112回日本美容外科学会長就任
■資格
  • 日本胸部外科学会認定医
  • 日本外科学会認定医
  • 日本美容外科学会専門医
  • VASER Lipo認定医
  • TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos 認定医
■所属学会
  • 日本外科学会
  • 日本胸部外科学会
  • 日本形成外科学会
  • 日本美容外科学会(JSAS)
  • 日本美容外科学会(JSAPS)
  • アメリカ形成外科学会(ASPS)
■著書
技術教科書『安全で​失敗しない​脂肪吸引の​手術』​(克誠堂出版)​

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