バッカルファット除去をお勧めしない理由〜実際の失敗画像とともに解説〜

バッカルファット除去をお勧めしない理由〜実際の失敗画像とともに解説〜

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「丸顔や頬のたるみの最大の原因は、バッカルファットにある! 」
もしかしたらそんな風にお考えなのかもしれませんが、必ずしもそうとは言い切れません。バッカルファット除去を検討されている方は、施術に後悔しないためにも是非ご覧ください。ここでは実際の失敗画像をご紹介しながら、当院がバッカルファット除去をお勧めしない理由を解説します。

この記事の監修ドクター

大橋 昌敬
大橋 昌敬 医師
(THE CLINIC 総院長 / 日本美容外科学会専門医 / 日本美容外科学会会長

後悔する人続出!バッカルファット除去のよくある失敗

当院には、バッカルファット除去後の修正を希望される方が多く来院されています。そこでまずは、実際の症例を交えながら、よくある失敗例をご紹介します。

頬が痩ける

バッカルファット除去後の失敗相談のほとんどが「頬が痩けた」というもの。実際、情報交換サイトでは「頬が痩けて影ができた」「痩せたというより痩けたと言われる」という書き込みが散見されました。この失敗の原因は、バッカルファットの取り過ぎ、もしくは取る必要がないのに取ってしまったことにあると考えられます。

バッカルファット除去の失敗症例画像(頬の痩け)

左右差が生じる

下の画像のゲストは頬の痩けに加え、輪郭が明らかな左右非対称になっていました。バッカルファットの取り過ぎや不必要な除去に加えて、仕上がりをイメージして除去できなかったことも原因でしょう。

バッカルファット除去の失敗症例画像(頬の左右差)

効果がない

バッカルファット除去の失敗症例画像(効果がない)

バッカルファットを除去したけど効果がイマイチだったというケースもあるようです。その場合、おそらくですがアプローチすべき部分が間違っていたのではないかと考えられます。こちらの画像のように、バッカルファットの位置と下膨れやフェイスラインがぼやけている原因となる脂肪の位置が異なることは少なくありません。それなのに除去してしまえば、効果がないだけでなく、将来的な頬の痩けや頬のたるみを引き起こす要因になりかねません。
頬のたるみや丸顔の解決策は、バッカルファットの除去とは限らないのです。このことは、ぜひご認識いただければと思います。

他院の失敗修正症例

こういったバッカルファット除去後の失敗修正として、当院が主に行っているのが、脂肪注入です。
先ほどご紹介した失敗例のように頬が痩けてしまった場合。大切な脂肪を失った頬に、良質な脂肪「CRF(コンデンスリッチファット)」や「SRF(ステムセルリッチファット)」を注入し、若々しい印象を取り戻します。
 
こちらは失敗例1でご紹介したゲストです。
ご覧の通り左右の頬が不自然にくぼんでしまっていたので(左写真)、解決策として自身の脂肪から不純物や老化細胞を取り除いたCRF(コンデンスリッチファット)を頬に注入しました。細さは維持しつつ自然なフェイスラインに仕上げています。

バッカルファット除去の失敗修正症例画像

施術名 コンデンスリッチフェイス
施術概要 皮下脂肪を採取し、そこから老化細胞や血液等の不純物を特許技術の遠心濾過で除去。これを顔に注入することで、額やこめかみのくぼみ、頬のコケなどのボリュームを補う。
施術費用(標準モニター) 頬のコケ(両側)¥380,000(税込¥418,000)
詳しくはこちらをご覧ください。
▶【頬コケ解消で老け見えも改善|脂肪注入モニター募集】
施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。
▶効果やリスクを含め、ドクターが丁寧にご説明いたします【無料カウンセリング予約】

バッカルファットを除去せず小顔に!たるみも改善する方法とは?【症例あり】

小顔になりたいとの相談でバッカルファットの除去を希望される方は少なくありませんが、当院ではほとんどのケースで除去の必要がないと判断しています。その理由は、小顔に見えない原因の多くが「皮下脂肪の蓄積」にあるためです。こういった場合、私達は「頬や顎のベイザー脂肪吸引」を推奨しています。

リフトアップ効果もある当院おすすめのベイザー脂肪吸引

お顔の状態をみて頬のたるみが極めて強いと判断した場合は、糸によるフェイスリフトの併用をご提案させていただくこともありますが、軽度であればベイザー脂肪吸引だけで解決可能です。ベイザー脂肪吸引とは、「VASER波」という特殊な超音波で脂肪組織のみを浮遊させることで、脂肪周辺の線維組織を断裂させずに脂肪を取り除ける画期的な方法です[1]。このため、傷付かずに残った線維組織が術後に皮膚を引っ張ってくれるので、肌全体の引き締め効果が期待できるのです。また、周辺組織を傷つけないため、ダウンタイムが軽減できることが分かっています[2]

バッカルファット除去をせずに脂肪吸引で頬のたるみを解決した症例

▶顔の症例をもっと見たい方はこちら

施術名 ベイザー脂肪吸引
施術概要 ベイザー波という超音波を皮膚の内側から脂肪組織に照射して、周辺組織と脂肪細胞を遊離。その後カニューレという専用の管で脂肪細胞を吸引除去する。術後は脂肪採取部位を圧迫固定。カニューレ挿入口には、5mm程度の小切開を加える。
施術費用(標準モニター) 頬(両側)¥270,000(税込¥297,000)
詳しくはこちらをご覧ください。
▶【たるみがキュッと引き締まる!お顔の脂肪吸引モニター募集】
施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。
▶効果やリスクを含め、ドクターが丁寧にご説明いたします【無料カウンセリング予約】

二重顎はバッカルファットの除去で改善できません

バッカルファット除去は、あくまでも顔のたるみや頬周りが気になる場合に有効であり、二重顎などの顎下の脂肪が気になる方には不向きな施術です。一方、脂肪吸引は、頬に加え顎も同時に吸引できるため、顔を大きく見せてしまう顎のもたつきはもちろん、画像のようにスッキリとしたフェイスラインを実現することが可能です。

フェイスラインがスッキリした脂肪吸引の症例

頬・顎下・メーラーファットのベイザー脂肪吸引+顎先ヒアルロン酸注入の症例

▶顔の症例をもっと見たい方はこちら

施術名 ベイザー脂肪吸引
施術概要 ベイザー波という超音波を皮膚の内側から脂肪組織に照射して、周辺組織と脂肪細胞を遊離。その後カニューレという専用の管で脂肪細胞を吸引除去する。術後は脂肪採取部位を圧迫固定。カニューレ挿入口には、5mm程度の小切開を加える。
施術費用(標準モニター) 頬(両側)¥270,000(税込¥297,000)
詳しくはこちらをご覧ください。
▶【二重顎もスッキリ解消!お顔の脂肪吸引モニター募集】
施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。
▶効果やリスクを含め、ドクターが丁寧にご説明いたします【無料カウンセリング予約】

そもそもバッカルファットとは?

加齢と共に下垂する顔のバッカルファット

バッカルファットとは、頬の中央の奥にある脂肪の塊で、頬脂肪体とも言います。簡単に言うと、口をすぼめた時に歯にあたる部分です。
本来はこめかみから頬骨あたりに位置しますが、加齢の影響で下垂するとほうれい線やマリオネットラインの原因となります。その場合、バッカルファットを除去することで、ブルドッグ顔とされる下膨れのフェイスラインが改善できることがあります。

バッカルファット除去手術について

バッカルファット除去手術の方法

バッカルファットが頬の内側の深い層にあるため、除去手術では口の中(奥歯の奥)を切開して脂肪を摘出します。口腔内の局所麻酔で対応可能で、傷痕が目立ちにくい方法です。縫合には一般的に溶ける糸が使用されるので、抜糸の必要はありません。
バッカルファット除去のダウンタイムの主な症状には、痛み・腫れ・内出血があります。痛みや腫れは術後1~2日くらいがピークで、1週間ほどかけて少しずつ落ち着いていきます。内出血も1週間以内でほとんど目立たなくなることが多いでしょう。手術翌日からの日常生活に大きな支障はなく、仕事も長期間休むことなく受けられます。

バッカルファットの除去は “顔痩せ” に万能ではない

一定の顔痩せ効果が期待できるバッカルファットの除去ですが、当院は積極的にはこの治療をお勧めしません。その理由を詳しくご説明します。

バッカルファットは頬内側の大切な脂肪

年齢を重ねるごとに頬がたるむ原因は、バッカルファットの下垂だけとは限りません。むしろ、顔の皮下脂肪が減少することで、皮膚が余ることの方が大きく影響します。つまり、バッカルファットを除去すると、顔の皮膚が一層余り、たるみがひどくなることも懸念されるのです。
こうした理由から、私たちは頬の奥にある大切な脂肪をむやみに除去するのは、もったいない行為だと考えています。

特に若い年齢の人はバッカルファット除去は慎重に

加齢と共に減少する顔の脂肪

年齢が若い間にバッカルファットを除去しておけば、将来起こり得る頬のたるみを事前に防ぐことができるとも言われていますが、果たしてそれはどうでしょう。右の画像を見て分かる通り、若いうちは皮下脂肪が豊富です。そのため、たるみの原因は皮下脂肪である可能性も少なくありません。
仮にバッカルファットの除去適応でないのに除去してしまった場合、加齢に伴う脂肪減少で頬の痩けやたるみがより強く出てしまう可能性があります。もし、この記事をお読みいただいている方の中に20〜30代の方がいらっしゃるようでしたら、除去は慎重にお考えください。

バッカルファットだけじゃない! 注意すべき顔の脂肪「メーラーファット」「ジョールファット」

顔にはバッカルファット以外にも「メーラーファット」「ジョールファット」という脂肪が存在します。これらも単純に除去すれば悩みが解決するわけではありません。施術を検討する際は、専門のドクターとしっかり相談することが重要です。

バッカルファット メーラーファット ジョールファット
どこに存在する脂肪か? 頬中央

頬骨付近

口元付近

脂肪のある層 筋肉の奥にある深層脂肪 皮下脂肪 皮下脂肪
除去のメリット ・下膨れな輪郭をスマートな印象に変えられる
・将来的なたるみの予防になる
・ほうれい線が改善される
・頬骨近くのでっぱりの改善
・ほうれい線やマリオネットラインの解消
除去のデメリット ・老け顔の原因となることも
・頬がコケてしまう可能性
・効果がない場合がある
・老け顔の原因となることも
・髭のようなシワになることも
・効果がない場合がある
・老け顔の原因となることも
・吸引後、たるんでしまう場合がある
・効果がない場合がある

メーラーファットについて

メーラーファットは頬骨付近に位置する脂肪で、若々しい見た目を保つために大切な役割を果たしています。
しかし、加齢や重力の影響で下垂すると、頬が垂れてほうれい線やゴルゴライン(目の下から頬にかけての線)が目立ち、老けた印象を与えてしまいます。
また、メーラーファットが多いと、頬が張り出して見えたり、笑うと頬が膨らむ原因になります。

ジョールファットについて

ジョールファットは口元付近に位置し、下顎の輪郭形成や顔全体のバランスを保つ脂肪です。
加齢や重力の影響で下垂すると、「ブルドッグ顔」や「二重顎」の原因になり、フェイスラインがぼやけて老けた印象を与えることがあります。
特に、口角のたるみやマリオネットライン(口角から下がる線)の原因になることがあります。

頬・顎のベイザー脂肪吸引の傷跡は? ダウンタイムの期間は?

脂肪吸引と聞くと「大変そう……」と思われるかもしれませんが、頬や顎は脂肪吸引の中でも比較的ダウンタイムが軽い部位です。果たしてダウンタイムの期間や傷跡はどの程度なのでしょう。

ダウンタイム:腫れ・むくみが3〜5日程度

顔の脂肪吸引の腫れやむくみが分かる術前後の比較画像

ベイザー脂肪吸引の術後の主なダウンタイムは腫れ、むくみ、内出血です。多少の個人差があるものの、腫れやむくみは3〜5日程度で治まり、目立った内出血はほとんどありません。
 

傷口:両耳の下と顎下の計3箇所

顔の脂肪吸引の傷の場所

頬・顎の脂肪吸引では、両耳の下と顎下(計3箇所)に数ミリ程度の傷を作り、そこから吸引管を通して脂肪を除去します。
気になるのは傷跡かと思いますが、当院ではスキンポートという傷口の負担を軽減する器具をつけて行うので、手術後の跡はほとんど目立ちません。

たるみ改善や小顔施術で失敗しないために

ベイザー脂肪吸引なら失敗しないかというと、そうでもありません。特に顔の脂肪吸引は、バッカルファットの除去と同様「頬が痩ける」という失敗が起こりやすい部位でもあります。そこで当院は、以下のポイントを押さえることで、頬・顎の脂肪吸引で想定される失敗を回避します。

解剖学に基づいた綿密なマーキング

顔(頬・あご)のベイザー脂肪吸引の術前に施すマーキングの例

取るべき脂肪と取ってはいけない脂肪の見極めは、術前のマーキングで行います。解剖学に基づき、骨格や筋肉の付き方、さらにこれらが実際に動いたときに予測される位置関係を考慮し、取るべき部分とあえて残すべき部分を書き記すのがポイント。右写真は、赤マーカーが脂肪を取ってはいけない部分、青マーカーがしっかりと吸引する部分です。
ちなみに、綿密なマーキングは解剖学の知識を熟知したドクターでなければ困難です。さもないと、吸引中に神経や血管などを傷付けてしまう可能性もあります。失敗回避には解剖学を熟知したドクターに担当してもらうことが前提条件です。

中顔面(頬骨周辺)にはアプローチしない

顔(頬・あご)の脂肪吸引を受けるなら知っておきたいポジティブゾーンとネガティブゾーン

顔の脂肪には吸引してはいけない「ポジティブゾーン」と吸引すべき「ネガティブゾーン」があります。そのため、取るべき脂肪と取ってはいけない脂肪を見極めてから脂肪吸引します。
ポジティブゾーンに位置する中顔面の脂肪は、あえて残す部分。頬の脂肪吸引と言っても、頬骨周辺はアプローチしません。ここのボリュームが減るとその分たるみが起き、失敗に繋がってしまうからです。その一方、ネガティブゾーンはキレイなフェイスラインが出るよう、しっかりと吸引します。

イメージギャップを生まないカウンセリング

顔(頬・あご)の脂肪吸引のカウンセリングイメージ

脂肪吸引やバッカルファット除去に限らず、美容施術において「思ったのと違った」となるのは、カウンセリングでイメージの共有ができてないことが大きな原因です。
当院は一人のドクターがカウンセリングから施術までを一貫して担当し、最初に共有したイメージのブレを防ぎます。また、ドクターカウンセリングはしっかりと1時間かけて行い、ゲスト様が「よく分からないまま終わった」などいうことにならないように心がけています。

バッカルファットは財産であり、無理に除去する必要はない

バッカルファットが不要だと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、お顔の大切な脂肪です。その大切な脂肪を除去して、短期的に頬のたるみが解消されたとしましょう。しかし、“加齢に伴う脂肪の減少”は予防できませんから、皮膚が余り、たるみが強く出てしまうこともあり得ます。
だからこそ私たちは、頬の内側にある大切なバッカルファットをわざわざ取ることをお勧めしていないのです。

なお、当院では無料にてカウンセリングも受け付けております。
顔の脂肪にお悩みの方はもちろん、バッカルファットの除去を行い後悔している方も是非一度ご相談下さい。
▶️無料カウンセリング

コラムのポイント

  • バッカルファット除去による失敗が多数報告されている
  • 事実、頬の痩け・たるみを悪化させる可能性があり当院ではお勧めしていない
  • 本来の小顔施術は、ベイザー脂肪吸引

よくある質問

  • バッカルファット、ジョールファット、メーラーファットは全て取ってはいけない脂肪なのですか?

    バッカルファット、ジョールファット、メーラーファットを除去すると必ずしも失敗してしまうという訳ではありませんが、デメリットとして頬がこけてしまったり、脂肪がなくなることでたるみが生じてしまう事があります。

    脂肪は老化とともに減少していきます。治療後は満足のいく結果でも年齢を重ねるうちに頬がこけてしまうこともあります。
    脂肪は一度除去してしまうと戻ることはありません。後悔しないためにも、どの治療が効果的なのか、原因とその効果、将来までを見据えた上で適切な治療を選択することが重要です。

  • バッカルファット、ジョールファット、メーラーファットの除去で後悔しないため、あらかじめ知っておくべきデメリット、注意点はありますか?

    <バッカルファット>
    バッカルファットは側頭部から頬にかけて、お顔の深い層(口の裏の粘膜に近い層)に存在する脂肪です。この脂肪が多いと下膨れのようになるので除去を希望する方が多くいらっしゃるわけですが、その量は人によってまちまちです。もともとバッカルファットが少ない方の場合、こけてしまう可能性があるので注意が必要です。同じ下膨れにお悩みでも、その原因がバッカルファットでないこともあります(実は、バッカルファットの除去を希望される方のうち半分ぐらいの方は不適応です)。適応がない場合、医師が難色を示す場合は無理に行わないでください。

    <ジョールファット>
    ジョールファットは口元付近の皮下脂肪です。ここも厚みを増すと下膨れに見えて、ブルドックのような印象になります。改善方法は脂肪吸引なのですが、脂肪吸引で注意しないといけないのはたるみです。ある程度年齢を重ねた方ですと皮膚がたるみやすくなっているので、吸引後にたるみが懸念されるか、たれた場合リカバリーする方法はあるかなど、事前に医師にしっかり確認しておくことが大切です。

    <メーラーファット>
    メーラーファットは頬骨付近の皮下脂肪の塊を指します。この脂肪が多いと頬骨が強調されて男性的なイメージになったり、ほうれい線が強調されて老けて見えたりという症状が見られます。これに対しては脂肪吸引で対処します。注意すべきことは「取りすぎ」です。頬がある程度高さを保つことで、若く見せる効果があります。加齢と共に減っていく脂肪なのです。よって人よりも明らかに膨らんでいるメーラーファットを人並みに減らす分には構わないですが、ある程度年齢を重ねた方はもちろん、お若い方も積極的にとることはお勧めしません。

  • バッカルファット除去と脂肪吸引では、どちらがダウンタイムが長いですか?

    バッカルファットの除去は口の中を切開するので、治るのにやや時間を要します(完治には1カ月程度)。また、術後数日間は口にできるものに制限があります。ただし顔の表面に傷がつきませんので手術直後からメイクが可能です。
    一方、脂肪吸引は傷跡こそ目立ちませんが腫れや内出血が見られます。とはいえ、吸引する脂肪量はごく少量なので、ダウンタイム症状もそれほど目立ったものではありません(手術の翌日以降はメイクで隠せる程度)。
    感じ方は人それぞれなので一概には申し上げにくいですが、以上のことから、日常生活への影響度という点ではバッカルファット除去に伴うダウンタイムの方が負担が大きいのではないかと考えられます。

  • 顔の脂肪溶解注射とバッカルファットの除去では、どちらが失敗のリスクが高いですか?

    不用意にバッカルファットを除去すると、年齢を重ねた時にたるみを増大させるリスクがあります。
    一方、脂肪溶解注射は顔の皮下脂肪を取り除くことができる施術であり、アプローチする脂肪がバッカルファットとは異なりますが、少しずつ脂肪を取り除いていくので、脂肪を取りすぎてしまうというような失敗のリスクは低くなります。
    以上から、失敗のリスクが気になるということでしたら、まずは脂肪溶解注射を選ばれた方が良いでしょう。
    ただし効果が物足りないと感じる可能性はあり、その点は難点です。
    顔痩せ(小顔)効果が高く、失敗リスクが低い方法は何かと問われるなら、私たちとしては脂肪吸引をお勧めしています。
    脂肪溶解注射に関しては「脂肪溶解注射の効果とリスクを検証【顔/二の腕/太もも/お腹】」でも詳しくご紹介していますのでぜひ併せてご覧ください。

  • バッカルファットは自力で減らせますか?

    バッカルファットは一般的に自力で減らすことが難しいです。顔全体の脂肪は運動やダイエットである程度減少しますが、バッカルファットは他の体脂肪と異なり、こうした方法では減少しません。
     
    もし顔の下膨れの原因がバッカルファットである場合、自然に減らすのは難しいため、バッカルファット除去手術が有効なアプローチとなります。
    ただし、実際に当院へ来院された方の多くは、顔のもたつきの原因はバッカルファット以外にあることがほとんどです。
    安易にバッカルファットを除去するのは危険で、適応でない場合、頬がこけたり、たるみが生じるリスクがあります。そのため、慎重に判断することが重要です。
     
    バッカルファット除去を検討中の方は、自己判断で決めず、まずは脂肪吸引の専門クリニックにご相談ください。
    ▶️無料カウンセリング

  • バッカルファットを取らなくても小顔になれますか?

    はい、なれます。実際、当院に来院される方の中には「バッカルファットが原因だと思っていたけれど、実は皮下脂肪が主な原因だった」というケースが多くあります。こういったケースの場合、顔の脂肪吸引で十分に小顔効果を出せます。バッカルファット除去は“唯一の選択肢”ではありませんので、まずはご自身の脂肪のつき方を専門医に見てもらうことをおすすめします。

<監修医師紹介>

大橋 昌敬

大橋 昌敬 (THE CLINIC 総院長 / 第112回日本美容外科学会会長)

■経歴
  1. 1990年
    久留米大学医学部 卒業
    久留米大学医学部 第二外科 外科学 入局
    (胸部外科学、救急医学、麻酔全般を習得/博士号取得)
  2. 1994年
    Toronto General Hospital(Canada)
  3. 2000年
    聖心美容外科 東京院副院長 就任
  4. 2003年
    聖心美容外科 福岡院院長 就任
  5. 2009年
    THE CLINIC 福岡院院長 就任
  6. 2012年
    THE CLINIC 東京院院長 就任
  7. 2015年
    THE CLINIC 技術指導医 就任
  8. 2017年
    THE CLINIC 統括指導医 就任
  9. 2022年
    THE CLINIC 総院長 就任
  10. 2023年
    第112回日本美容外科学会長就任
■資格
  • 日本胸部外科学会認定医
  • 日本外科学会認定医
  • 日本美容外科学会専門医
  • VASER Lipo認定医
  • TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos 認定医
■所属学会
  • 日本外科学会
  • 日本胸部外科学会
  • 日本形成外科学会
  • 日本美容外科学会(JSAS)
  • 日本美容外科学会(JSAPS)
  • アメリカ形成外科学会(ASPS)

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