鼻整形はヒアルロン酸・プロテーゼだけじゃない!脂肪注入による隆鼻術

鼻整形はヒアルロン酸・プロテーゼだけじゃない!脂肪注入による隆鼻術

  • UPDATE

鼻のお悩みで最も多いのは鼻筋や高さに関するもの。
解決策としては、ヒアルロン酸注入とプロテーゼの挿入が一般的ですが、中には脂肪を使った方法をご希望のゲストもいらっしゃいます。
脂肪は柔らかそうだけど、本当に効果あるの?と思われるかもしれませんが、工夫次第でナチュラルな隆鼻を行うことができます。
体に人工物は入れたくない、過去に人工物を入れて嫌な思いをしたという方は少なからずいらっしゃることと思いますが、そうした方にも脂肪による代替術があることを知っていただければ幸いです。
裏メニュー的なレア施術ですが、今回は特別に症例を交えて詳しくご紹介します。

この記事の監修ドクター

大橋 昌敬
大橋 昌敬 医師
(THE CLINIC 総院長 / 日本美容外科学会専門医 / 日本美容外科学会会長

症例(ビフォー・アフター)

まずは、実際に鼻に脂肪注入をおこなった事例をご覧ください。珍しい施術ですが、確かな効果が得られています。

【人工物は絶対避けたいという20代の女性】

ヒアルロン酸やプロテーゼには抵抗がある。切開もしたくない。だけど鼻筋は綺麗に整えたい」。
そんなご要望のゲストでした。鼻は決して脂肪が定着しやすい場所ではありませんが、細かく丁寧に注入すればきちんと定着させることができます。

症例① 鼻の脂肪注入

施術名 コンデンスリッチフェイス
施術概要 皮下脂肪を採取し、老化細胞や血液等の不純物を遠心濾過で除去。これを術部に注入する。
施術費用(標準モニター) ¥280,000(税込¥308,000)
モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。
▷【鼻筋をキレイに|顔の脂肪注入モニター募集】
施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

【他の部位のついでに鼻筋を微調整した症例】

こちらの方は、目の下のクマの治療のついでに、多少なりとも変化が得られればと鼻筋の調整を希望されました。施術直後なので内出血が見られますが、鼻根部の凹みが解消され、鼻筋がくっきりしたことがお分かりいただけるかと思います。
術直後なのでここから脂肪が定着する3ヶ月後までの間には形状の変化があります。

症例② 鼻の脂肪注入

施術名 コンデンスリッチフェイス
施術概要 皮下脂肪を採取し、老化細胞や血液等の不純物を遠心濾過で除去。これを術部に注入する。
施術費用(標準モニター) ¥280,000(税込¥308,000)
モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。
▷【鼻筋をはっきり|顔の脂肪注入モニター募集】
施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

【番外編:プロテーゼ挿入後の瘢痕修正】

こちらはプロテーゼの挿入し、抜去した後に右の鼻翼が瘢痕化し、凹んで歪な形になっている症例です。この凹みに脂肪を注入し、形を整えまることが出来ました。

症例③ 鼻の脂肪注入(プロテーゼ修正後)

施術名 コンデンスリッチフェイス
施術概要 皮下脂肪を採取し、老化細胞や血液等の不純物を遠心濾過で除去。これを術部に注入する。
施術費用(標準モニター) ¥280,000(税込¥308,000)
モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。
▷【プロテーゼ修正にも|顔の脂肪注入モニター募集】
施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

ヒアルロン酸・プロテーゼ・脂肪注入のメリット・デメリット

鼻整形の王道と言えばヒアルロン酸とプロテーゼですが、これらと脂肪はどう違うのでしょう。それぞれの特徴と、メリット・デメリットをまとめました。施術を選ぶ際の参考にしていただければと思います。

<主な鼻整形術と脂肪注入の比較>

  ヒアルロン酸 プロテーゼ 脂肪吸引
鼻筋の見栄え
高さ ×
持ちの長さ ×
手軽さ ×
安全性
ダウンタイム
(数日)
×
(1〜2週間)

(数日)

ヒアルロン酸

鼻のヒアルロン酸注入 イメージ

メリットは手軽ですぐに効果が実感できること、何かの理由で戻したくなったらすぐ元に戻せるということです。
デメリットは効果の持続期間が短いことと、効果を維持するために繰り返し注入すると鼻筋が太くなるということです(映画「アバター」のような顔を想像してください)。また、重大なリスクとして考慮すべきなのは塞栓です。ヒアルロン酸で血管が詰まり、その結果失明するということも過去には実際に起こりました。

<ヒアルロン酸注入のメリット・デメリット>

メリット
  • 鼻筋、高さともしっかり出すことができる
  • 気に入らない時は元に戻せる
デメリット
  • 効果の持続期間が短い
  • 繰り返すと鼻筋が太くなる
  • 塞栓になる可能性

プロテーゼ

鼻のプロテーゼ イメージ

固形物なので鼻筋、高さともしっかり出すことができるのが最大のメリットです。また、ヒアルロン酸や脂肪では対応が難しい鼻先付近(鼻尖の上部)までアプローチできます。
デメリットはダウンタイムの長さです。術後3日程度は鼻を固定する必要があります。もし施術を秘密にしたいなら、その間は仕事や学校は休まなければいけません。また、プロテーゼの効果は半永久的と言われますが、人工物であるため、長期間挿入していると何かと不具合を起こす可能性があります。例えば周辺の皮膚が薄くなってきたり、位置がズレたりなどです。このような不具合の調整は、実際当院でも時々依頼されます。

<プロテーゼのメリット・デメリット>

メリット
  • 手軽(すぐに効果が実感できる)
  • 長期間効果が持続
デメリット
  • ダウンタイムが長い
  • 長期使用に伴う不具合の可能性(皮膚が薄くなる、位置がズレる)
  • 体質によって異物反応が出る可能性

脂肪注入

鼻の脂肪注入 マフトガン イメージ

切開を伴わず低侵襲に行えるというメリットはヒアルロン酸と同様です。注入時の要領も変わりません。
ヒアルロン酸にないデメリットとしては、柔らかいので高さの改善は期待できないということ。あと、良くも悪くも効果の持ちが長く、気に入らない場合にとりのぞくことができません。

<脂肪注入のメリット・デメリット>

メリット
  • 手軽(すぐに効果が実感できる)
  • 持ちが長い
  • 色味や仕上がりが自然
デメリット
  • やり直しできない
  • 高さは期待できない
  • 血栓になる可能性(→注入方法で回避)

鼻の脂肪注入は何を実現するか?

脂肪注入をご検討いただく際に一つ知っておいていただきたいことがあります。それは、脂肪で鼻を高くすることはできないということです。
では、なぜあれだけの効果が得られたのでしょう? それは、鼻筋をはっきりさせて、あたかも高くなったかのように見せているからです。具体的には、おでこと鼻の境目(鼻根部)から鼻背部にかけての曲線を整えます。これによって鼻筋が際立ち、彫りの深い印象に仕上げます。

どうやって治療する?(脂肪注入のポイント)

前頭骨と鼻根部の境目にあるくぼみから鼻背の真ん中あたりにかけて注入します。鼻根部のくぼみが改善されると鼻筋が通った印象になり、お顔に立体感が出てきます。
なお、通常は鼻の先端部にはアプローチしませんが、それはケースバイケース。ご状態やご要望に応じて、形を調整するために検討することはあります。

脂肪の注入部位

脂肪注入で注意しなければいけない「脂肪壊死」

脂肪で効果を実感するには、脂肪を生きた状態で定着させる(壊死させない)ことが大切です。そのためには細かく注入して、脂肪に血流や酸素が届きやすくしなければいけません。ただ、鼻のように非常に繊細な部位に手作業で細かく注入するのは極めて困難です。そこで当院ではマフトガンという特殊な器具を使用します。240〜60分の1ccという非常に細かい(手作業では到底無理な大きさの)脂肪の粒を注入することができるので、脂肪が壊死することなくしっかり定着します。

脂肪の注入機器 マフトガン

鼻の整形で脂肪を選ぶのはどんな人?

他の施術では得られない脂肪注入ならではのメリットは、自然な仕上がりと安全性。そして、効果の持続性です。実際当院で施術を受けてご満足いただけた方には、次のようなお考えをお持ちの方が多くいらっしゃいました。

  • 体に人工物(異物)を入れることに抵抗がある
  • ヒアルロン酸はすぐになくなってしまうので避けたい
  • プロテーゼの挿入時に鼻の中を切開するのは怖い
  • 過去に受けたプロテーゼ手術の失敗を修正したい

脂肪は、高さや形をいかようにも調整できるわけではないので、ご要望にお答えできない場合もあります。
しかし、鼻という目立ちやすい部位の特性上、わずかな調整でも印象を大きく変えられる可能性があるのも事実。海外の論文では、リスクを最小限に抑えるには臨床の専門知識が必須と前置きしながらも、鼻の審美的な輪郭矯正に脂肪注入は効果的だと結論付ける報告もあります[1]
ヒアルロン酸やプロテーゼに不安がある方は、ご検討の価値ありです。

最適な鼻整形術 チャート

安全で長期的な効果を期待するなら…

鼻の整形における脂肪注入は決して万能ではありません。ですが、ヒアルロン酸やプロテーゼでは絶対に得られないメリットがあります。それは定着した脂肪は年齢とともに変化するため、効果の持続が長いことと、異物ではないため、将来にわたって安全だということです。
鼻は顔の中央にあって非常に目立ちます。それだけに、わずかな変化でも印象を大きく変えることができます。脂肪注入が実現するのは、こうした変化です。整形したことがすぐに分かってしまう変化ではなく、微妙ではあっても確かに違いが実感できる自然な変化です。
鼻の整形に興味はあるけれど切開が怖い、人工物には抵抗がある、バレずに自然に変わりたいという方は、ぜひ脂肪注入も選択肢の1つとしてご検討ください。

コラムのポイント

  • 鼻の整形術はヒアルロン酸、プロテーゼの他に脂肪注入という選択肢もある
  • 脂肪注入は効果が長く、自然な変化を実感できる
  • 人工物に抵抗があるなら、脂肪注入は試す価値あり

<監修医師紹介>

大橋 昌敬

大橋 昌敬 (THE CLINIC 総院長 / 第112回日本美容外科学会会長)

■経歴
  1. 1990年
    久留米大学医学部 卒業
    久留米大学医学部 第二外科 外科学 入局
    (胸部外科学、救急医学、麻酔全般を習得/博士号取得)
  2. 1994年
    Toronto General Hospital(Canada)
  3. 2000年
    聖心美容外科 東京院副院長 就任
  4. 2003年
    聖心美容外科 福岡院院長 就任
  5. 2009年
    THE CLINIC 福岡院院長 就任
  6. 2012年
    THE CLINIC 東京院院長 就任
  7. 2015年
    THE CLINIC 技術指導医 就任
  8. 2017年
    THE CLINIC 統括指導医 就任
  9. 2022年
    THE CLINIC 総院長 就任
  10. 2023年
    第112回日本美容外科学会長就任
■資格
  • 日本胸部外科学会認定医
  • 日本外科学会認定医
  • 日本美容外科学会専門医
  • VASER Lipo認定医
  • TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos 認定医
■所属学会
  • 日本外科学会
  • 日本胸部外科学会
  • 日本形成外科学会
  • 日本美容外科学会(JSAS)
  • 日本美容外科学会(JSAPS)
  • アメリカ形成外科学会(ASPS)
■著書
技術教科書『安全で​失敗しない​脂肪吸引の​手術』​(克誠堂出版)​

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