【必見】シリコンバッグ豊胸を選ぶ前に知っておきたいデメリットやリスクとは…?
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理想のバストを手に入れるために、シリコンバッグ豊胸を検討する方は少なくありません。
そこで今回は、THE CLINICの統括院長である志田ドクターが、専門医の立場からシリコンバッグ豊胸のメリットとデメリットをわかりやすく解説します。
シリコンバッグ豊胸を検討している方はもちろん、すでに施術を受けたものの今後の経過に不安を感じている方も、ぜひご覧ください。
シリコンバッグ豊胸最大のデメリットは「人工物を入れること」
シリコンバッグ豊胸の一番のデメリットは、人工物(シリコンバッグ)を体内に入れることです。ですから、まずはこれを自分の気持ちとして受け入れてもらえるかどうかで、施術方法を選んでもらっています。
人工物であるがゆえに、触感がやや不自然だと感じる方もいらっしゃいます。そのため、自然な柔らかさやナチュラルさを重視する方には、脂肪豊胸をおすすめしています。

また、人工物を入れることで起こり得るリスクがいくつかあり、それもまたデメリットとなるので、事前に理解しておきましょう。
被膜拘縮
シリコンバッグを入れると体は自然に「被膜」という膜を作り、バッグを包み込みます。体質やシリコンの種類、経過年数、手術中の出血量など、さまざまな要因でこの被膜が硬くなる(被膜拘縮)ことがあります。どんなに丁寧な手術をしても、体質的に硬くなってしまう方は一定数いらっしゃり、その場合は胸が硬くなる・形が変わる・痛みがでる・バストの形が不自然に変形するといった症状が出ることもあります。

挿入後の痛み
シリコンバッグ豊胸は術後、強い痛みが伴うことがあります。
シリコンバッグはゲストの体型や仕上がりのご希望に応じて、乳腺下か大胸筋下のどちらかに入れるのですが、大胸筋下に挿入する場合は、術後の痛みが強くなる傾向があります。
【乳腺下の場合】
乳腺と筋肉の間にはスペースがあるため、そこにシリコンバッグを入れる場合はダウンタイムが比較的軽く、翌日から仕事ができる方もいらっしゃいます。
【大胸筋下の場合】
筋肉と筋肉の間にシリコンバッグを入れるため、筋肉を剥がす操作が必要になります。特に大きめのシリコンを入れる場合は強い痛みを伴い、どんなに元気な人でも最低3日は休んでもらうようにしています。
実際に受けられた方の中には「出産よりは痛くなかった」と表現される方もいらっしゃいましたが、それなりに強い痛みがあります。

シリコンバッグの寿命
シリコンバッグの寿命は一般的に5〜20年といわれており、胸の中で破損するリスクがあります。そのため、将来的に取り出しや入れ替えが必要になる可能性があることも理解していただく必要があります。
実際にあったシリコンバッグ豊胸のトラブル
過去に実際にあったシリコンバッグ豊胸のトラブルをご紹介します。

30年前にシリコンバッグ豊胸を行ったゲストの事例です。バストに違和感があるとのことでご来院されました。
実際にシリコンバッグを取り出してみると、バッグは破損し、被膜内で炎症を起こしている状態でした。もし被膜が破れてしまっていたら、体の中に炎症が広がり、胸がパンパンに腫れてしまったり、大きな総合クリニックで長期間の入院が必要になっていたかもしれません。

シリコンバッグを取り出したあとは、そのままではバストの削げ感が残ってしまうケースも多く、自然なバストのふくらみを取り戻すために、バッグ抜去と同時に脂肪豊胸を希望される方が少なくありません。
シリコンバッグ豊胸を実施する際は、こうした状況になる可能性があることを認識いただいた上で、施術後は定期的に検査に行くこと、少しでも違和感があれば診察を受けていただくことが大切です。
シリコンバッグ豊胸のメリット
いくつかのデメリットはありますが、それでもシリコンバッグ豊胸を選ばれる方が多いのも事実です。なぜなら、シリコンバッグ豊胸ならではの大きな魅力、つまり「短期間でしっかりとバストアップが叶う」というメリットがあるからです。
豊胸をご検討中の方で、2カップ以上しっかり大きくしたい方は、シリコンバッグ豊胸、あるいはシリコンバッグ+脂肪のハイブリッド豊胸の二択になります。
脂肪豊胸は1度にサイズアップするにはどうしても限界があるため、私はいつも「2カップ以上アップしたいか」をまず伺います。そこでイエスだった場合、実際のシリコンを触ったり、胸に当ててみるといった体験を通してイメージを固めていただきます。
シリコンバッグ豊胸は、セクシーな2カップ以上サイズアップしたバストが一気に手に入ります。“それが欲しいかどうか”が、シリコンバッグ豊胸を選ぶ最初の判断基準です。

シリコンバッグ豊胸のデメリットを回避する方法
信頼できるドクターを選ぶ
クリニックで選ぶというより、ドクターで判断いただければと思います。担当するドクターのバックグラウンドを見て、症例をしっかりみることが大切です。
大学卒業後すぐ、大手美容外科の経歴しかないような場合は、他のクリニックを検討した方がいいでしょう。
どこの病院で、何年、何の専門で学んできたっていうのが、信頼できる要素かなと思います。

安さで選ばない
医療は一定の費用がかかります。きちんとした道具を使い、滅菌して、一人ひとりにオーダーメイドで施術をしていると、それなりの費用がかかってきます。
そのため、費用が極端に安い場合は、どこかが削られている可能性があるため、やめておいたほうがいいでしょう。

事前にメリット・デメリットを聞く
メリットとデメリットの両方を丁寧に説明してくれるドクターを選びましょう。中にはメリットしか言わないドクターがおられます。「100%大丈夫です」と言うドクターは、実際には100%ということは絶対にあり得ませんので、避けた方がいいです。
むしろ「こういったことが起こった場合には真摯に対応します」と言ってくれるドクターの方が、はるかに安心できます。
私自身「絶対に大丈夫」などとは言いませんが、美容外科を10年以上やってきて、救急案件は一例もありません。そういった事実は自信を持ってお伝えできますし、消化器外科などで命を救ってきたキャリアがあるという自負もあります。ですから、ゲストにも「もし何かあったら、きちんと真摯に対応します」と、そういった説明をするようにしています。

デメリットも知ったうえで納得できる豊胸手術を
シリコンバッグ豊胸は、即時に2カップ以上のサイズアップが可能な一方で、体内に異物を入れるというリスクがあります。そのため、選択する前には「異物を受け入れられるか」「術後の定期検診やメンテナンスに向き合えるか」を基準に考えることが大切です。
もし「シリコンバッグの不自然さが気になる」という方には、シリコンバッグと脂肪を組み合わせたハイブリッド豊胸がおすすめです。シリコンバッグで確実なボリュームを出しつつ、脂肪を重ねることで自然な柔らかさや見た目を実現できます。
一般的なハイブリッド豊胸では、デコルテのみに脂肪を注入するケースもあります。しかし、私が院長を務めるTHE CLINIC姉妹院BUST CLINICでは、バスト全体に脂肪を注入する「プレミアムハイブリッド豊胸」というメニューをご用意しています。これにより、より自然で柔らかいバストを叶えることが可能です。
【ハイブリッド豊胸の症例】

施術名 | プレミアムハイブリッド豊胸 |
施術概要 | ワキの下か乳房下縁からシリコンバッグを挿入し、採取した皮下脂肪をコンデンスリッチ法でシリコンバッグ上の皮下に注入する。 |
施術費用(標準モニター) | ¥1,136,000(税込¥1,249,600)〜¥1,296,000(税込 ¥1,425,600) モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。 ▷BUST CLINIC(THE CLINIC姉妹クリニック)【プレミアムハイブリッド豊胸モニター募集】 |
施術の副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 |
一方で「やはり異物を入れること自体に抵抗がある」という方には、脂肪注入による豊胸が適しています。複数回に分けて注入することで、ナチュラルさを保ちながらもしっかりとサイズアップすることが可能です。
【脂肪豊胸の症例】

施術名 | コンデンスリッチ豊胸 |
施術概要 | 太もも、腹部などの皮下脂肪を採取し、そこから老化細胞や血液等の不純物を特許技術の遠心濾過で除去。これをバストの皮下に注入する豊胸手術。ベイザー脂肪吸引を併用することで、より美しいボディラインに仕上がる。 |
施術費用(標準モニター) | ¥864,000(税込¥950,400) モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。 ▷【ナチュラルバスト豊胸モニター募集】 |
施術の副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 |
そして何より重要なのは、信頼できるドクターを選ぶことです。症例数が豊富で修正実績のある医師に相談することが、後悔を避けて理想の結果を得るための近道となります。
豊胸を検討している方、施術方法に迷っている方、あるいは施術後のトラブルに不安を抱えている方は、当院にてお一人おひとりに最適な解決方法をご提案いたします。どうぞお気軽にご相談ください。
<監修医師紹介>
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志田 雅明 (THE CLINIC 統括院長)
- ■経歴
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- 2001年
- 佐賀医科大学入学
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- 2007年
- 佐賀大学医学部医学科卒業
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- 2009年
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初期臨床研修終了後 佐賀大学 一般・消化器外科 入局
佐賀県医療センター好生館、佐賀大学医学部付属病院などで外科医として修練
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- 2013年
- 佐賀大学医学部医学科大学院 入学
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- 2015年
- 佐賀大学医学部医学科 博士課程早期卒業 医学博士取得
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- 2016年
- 独立行政法人国立病院機構 東佐賀病院 外科医長
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- 2017年
- THE CLINIC 入職
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- 2018年
- THE CLINIC 福岡院院長 就任
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- 2022年
- THE CLINIC 統括院長 就任
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- 2023年
- BUST CLINIC 院長就任(兼任)
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- ■資格
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- 日本外科学会外科専門医
- 日本抗加齢医学会専門医
- TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos 認定医
- ■所属学会
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- 日本外科学会
- 日本消化器外科学会
- 日本形成外科学会
- 日本美容外科学会(JSAS)