「やらなきゃよかった…」目の下のたるみ取りで失敗・後悔した人の症例画像と修正法
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目の下のたるみ取りは、老け見えや疲れ顔の印象を改善できる人気の施術です。「切らないクマ取り」「切らないたるみ取り」として、SNSでも話題になっていますね。
しかし、「施術後に目の下がくぼんだ」「思ったより不自然になった」といったお悩みを抱えてご相談に来られる方も少なくありません。たるみ取り手術は、わずかなバランスによって仕上がりが大きく変わります。原因を見極めずに修正を重ねてしまうと、かえって状態を悪化させてしまうことも…。
本記事では、実際の症例画像をもとに、たるみ取りで起こりやすい失敗例とその修正法を詳しく解説します。同じように「後悔している」と感じている方も、適切な対処で改善が可能です。
目の下のたるみ取りで起こり得る失敗
目の下のたるみ取りは、若々しい印象を取り戻せる人気の施術ですが、脂肪の取りすぎや残しすぎなど、わずかな差で仕上がりが大きく変わります。
考えられる主なリスクとしては、下記があげられます。
- 脂肪の取りすぎによる凹み感
- 左右差が生じる
- 目の下の色みが悪くなる
- 効果が感じられない
目の下のたるみ取りでは、脂肪を取りすぎてしまうと、かえって目元がくぼんで影が濃く見え、老けた印象になります。また、影で暗くなるだけでなく、目の下の皮膚の色み自体が悪くなってしまうこともあります。かといって、余分な脂肪をきちんと除去しないと、効果がないという結果にもなり得ます。
また、脱脂と同時に脂肪注入をおこなったケースではしこりができてボコついてしまったり、これらの失敗が合わさり、左右差が生じてしまうケースも。
脂肪を取る量を見極められなかったり、注入する脂肪の量を調節できなかったりと、医師の腕不足により失敗してしまうケースがあるのです。
実際にあった失敗と修正方法を症例画像で解説
他院の施術で失敗してしまい修正のご相談に来院されたゲストの症例をもとに、失敗の原因や修正方法について詳しく解説します。
【症例①】凹みによる影とゴルゴ線、しこりのボコ付き

こちらのゲストは、もともと目の下のふくらみによる黒クマを気にされて、他院で脱脂と同時に脂肪注入を行ったとのことでした。ただ、術後の経過の中で、凹み感や左右差を感じられるようになったそうです。
目の下のたるみ取りで脂肪を取り過ぎてしまうと、このケースのようにどうしても色みが暗くなってしまいます。また、脂肪注入したところはしこりができており、このしこりによって目の下の窪みとふくらみが箇所が逆転する形となり、より黒クマが目立っていました。
<修正方法>
しこりを取ってしまうとさらなる凹みができてしまうので、上から薄く脂肪を注入して隠していく方針に決定。取り過ぎた目の下にも微細な脂肪(マイクロCRF)を薄く注入します。また、頬にも高さがあった方がいいので、目の下から頬にかけては、ボリュームアップのための脂肪(コンデンスリッチファット:CRF)も注入しました。

<術後3か月後>
経過観察でゲストにお話しをうかがったところ、はじめのうちは腫れで不安もあったようですが、みるみるうちに定着するのを実感できたとのことでした。気にされていた凹みによるゴルゴ線が消えており「左右のバランスもよくなって、すごく大満足しています!」と笑顔でおっしゃってくださいました。
私自身も、前回会ったときとはガラッと変わったと印象を受けました。

| 施術名 | 他院の脂肪吸引の失敗修正 |
| 施術概要 | 症状に応じてベイザー脂肪吸引や脂肪注入などを組み合わせ、皮膚表面の凸凹や形状のアンバランスなどを調整する。 |
| 施術費用 | 診察にて提示 ▷【失敗修正のご相談はこちらへ】 |
| 施術の副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 |
【症例②】脂肪の取りすぎで逆に老けて見える

| 施術名 | 他院の脂肪吸引の失敗修正 |
| 施術概要 | 症状に応じてベイザー脂肪吸引や脂肪注入などを組み合わせ、皮膚表面の凸凹や形状のアンバランスなどを調整する。 |
| 施術費用 | 診察にて提示 ▷【失敗修正のご相談はこちらへ】 |
| 施術の副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 |
こちらは、他院で目の下のたるみ取りを受けた後、「疲れて見える」「以前より老けた印象になった」と感じてご来院されたゲストです。
脂肪を取りすぎたことで、目の下に必要なふくらみまで失われ、影が強調された状態でした。本来ふっくらとしたボリュームがあることで若々しさが保たれる部位のため、わずかな脂肪の過剰除去でも印象が大きく変わってしまうのです。
当院で脂肪注入を行った結果、凹みによる影感が改善され、若々しい印象を取り戻しています。
【症例③】他院の脱脂で効果を実感できなかった

| 施術名 | 他院の脂肪吸引の失敗修正 |
| 施術概要 | 症状に応じてベイザー脂肪吸引や脂肪注入などを組み合わせ、皮膚表面の凸凹や形状のアンバランスなどを調整する。 |
| 施術費用 | 診察にて提示 ▷【失敗修正のご相談はこちらへ】 |
| 施術の副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 |
こちらのゲストは、他院で脱脂によるクマ取りを行ったにもかかわらず、あまり効果を感じられなかったとのことでした。診てみると、確かに取り残しがありました。
しかし、取り残しを再度除去するよりも、脂肪注入で頬と目の下の高低差をなくしたほうが、影による黒クマを改善でき、若々しさもプラスされるケースでした。修正の結果、ハリのある目元に仕上がっています。
目の下のたるみ取りの修正のポイント
他院修正には技術が必要です。ゲストがなぜ失敗されてしまったのか、現在どのような状況なのか、それを見極めることで修正の結果は変わってきます。
必要に応じてタイトニング機器などを併用することもありますが、先の症例でもご紹介したように、脱脂による目の下のたるみ取りの失敗修正の多くは、脂肪注入を選択します。その際には、次のようなポイントがあります。
リスクを考えた施術

修正時の脂肪注入では、「しっかり埋めよう」と思うあまり、脂肪を入れすぎてしまうケースに注意が必要です。
目の下は皮膚が薄くデリケートな部位のため、過剰に注入すると脂肪が均一に広がらず、しこりのような硬さやボコつきが残ることがあります。くぼみの程度は人それぞれですので、ゲストに合わせた量に調節しなければいけません。まずは控えめに整え、微調整していくのが理想です。
マフトガンを使用することで適量を注入できる

脂肪注入の仕上がりを左右するのは、「どれだけ精密に脂肪を入れられるか」という点です。
当院では、マフトガンと呼ばれる専用の注入器を用い、わずか0.001cc単位で注入量をコントロールしています。これにより、注入ムラや過剰注入を防ぎ、なめらかで自然なボリューム形成が可能です。
どのくらいの脂肪を入れればいいのか、それはゲストによって異なります。それはほんの少しの差です。だからこそ、均一に注入できるマフトガンが活躍します。
吸引した脂肪を保管できる

残念ながら、目の下のたるみ取りの失敗修正は、1回で不十分なことが少なくありません。ただ、脂肪注入はその都度、脂肪吸引をする必要が出てきます。それはさすがにゲストのご負担が大きいので、当院では1回目で採取した脂肪をと凍結保存しておく、FAT BANK(ファットバンク)というサービスを導入しています。ー196度で保管することで、半永久的に脂肪の鮮度を保つことができるのです。
これによって、改めて脂肪をとる必要はありません。目の下だけでなく、目の上の窪みやほうれい線、マリオネットラインなどの改善にも利用できるので、失敗修正に限らず、エイジング治療全般で人気のサービスです。
目の下のたるみ取りで失敗しないクリニックの選び方
先にも触れたように、目の下のたるみ取りで失敗してしまうと、修正が複数回に及ぶことがあります。しかも、完全に理想の仕上がりになるとは限らないので、1回で成功させることが大切です。
では、目の下のたるみ取りを成功させるためには、どんなクリニックやドクターを選べばいいか。次のポイントをチェックしてみてください。信頼できるドクターと出会うことが、美しく自然な目元への第一歩です。
美容以外での経験や専門性

目の下のたるみ取りは、わずかな脂肪量や注入の深さが仕上がりを大きく左右する、非常に繊細な施術です。そのため、目元の皮膚・筋肉・脂肪の構造を熟知した医師による、高度な判断力と経験が欠かせません。経験豊富なドクターほど、失敗の原因を正確に見抜き、未然に防ぐ丁寧な治療を行うことができます。
美容外科医のなかには、保険診療経験を積まずにそのまま美容外科医となった、いわゆる「直美」のドクターもいます。もちろん、直美が悪いということではありませんが、どこかの病院で10年くらい何かしらの専門で医療行為をしてしっかり学んできたドクターは、やはり頼もしいものです。
豊富な提案力やリスクの説明

仕上がりの満足度は、技術力だけでなく、カウンセリングの質にも左右されます。
目の下の状態は、脂肪の量や皮膚の厚み、加齢による変化など、一人ひとり異なります。画一的な方法では理想の仕上がりになりません。経験豊富なドクターであれば、ゲストの表情や骨格、肌質を細かく観察し、ハムラ法・脱脂・脂肪注入など複数の選択肢から、ご希望に沿った最適な方法を提案できます。
また、メリットばかりではなく、きちんとリスクや対処法も説明するドクターを選んでください。信頼できるドクターやクリニックなら、ゲストが納得できるまで成約をせかすようなことはしません。
豊富な症例数

目の下のたるみ取りに限りませんが、特に目元は見た目の印象を大きく左右する繊細な施術。技術力の高いドクターに依頼することが重要です。確認するのは、症例数と症例写真。お悩みに対する症例数が多い医師ほど、多様なケースに対応してきた実績があります。
経験の蓄積は「どんな肌質・骨格でも自然に仕上げるための判断力」となり、失敗を防ぐ最大の武器です。カウンセリング時には、症例写真や実績数を確認してみてください。
目の下のたるみ取りで後悔しないために

目の下のたるみ取りは、若々しさを取り戻せる一方で、脂肪量のコントロールや注入のバランスを誤ると、思わぬ仕上がりになることもあります。
大切なのは、解剖構造を理解し、豊富な症例経験を持つ医師を選ぶこと。
そして、丁寧なカウンセリングを通して自分の状態に合った方法を提案してもらうことです。
「これから目の下のたるみ取りをするけど失敗したくない!」「他院で目の下のたるみ取りをして後悔した……」さまざまな想いがあるでしょう。当院では、自然な仕上がりを重視したオーダーメイドの施術で、目の下のたるみやクマの改善を行っています。まずはお気軽にご相談ください。あなたの理想の目元づくりを、専門医がしっかりとサポートいたします。
<監修医師紹介>
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志田 雅明 (THE CLINIC 統括院長)
- ■経歴
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- 2001年
- 佐賀医科大学入学
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- 2007年
- 佐賀大学医学部医学科卒業
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- 2009年
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初期臨床研修終了後 佐賀大学 一般・消化器外科 入局
佐賀県医療センター好生館、佐賀大学医学部付属病院などで外科医として修練
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- 2013年
- 佐賀大学医学部医学科大学院 入学
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- 2015年
- 佐賀大学医学部医学科 博士課程早期卒業 医学博士取得
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- 2016年
- 独立行政法人国立病院機構 東佐賀病院 外科医長
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- 2017年
- THE CLINIC 入職
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- 2018年
- THE CLINIC 福岡院院長 就任
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- 2022年
- THE CLINIC 統括院長 就任
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- 2023年
- BUST CLINIC 院長就任(兼任)
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- ■資格
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- 日本外科学会外科専門医
- 日本抗加齢医学会専門医
- TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos 認定医
- ■所属学会
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- 日本外科学会
- 日本消化器外科学会
- 日本形成外科学会
- 日本美容外科学会(JSAS)