豊胸手術後でも乳がん検診は可能 【ためらわずに受診を】

豊胸手術後でも乳がん検診は可能 【ためらわずに受診を】

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豊胸をすると乳がん検診をできないと思われがちですが、方法によって受けられるものもあります。ここでは、乳がん検診でもバレない”最新の豊胸術の情報と解決法”を公開中! 乳腺エコーやマンモグラフィーでもご安心ください。

この記事の監修ドクター

大橋 昌敬
大橋 昌敬 医師
(THE CLINIC 総院長 / 日本美容外科学会専門医 / 日本美容外科学会会長

豊胸すると乳がんになりやすい?

「豊胸をすると乳がんになりやすいですか?」というご相談を時折受けますが、結論から言うと豊胸術で乳がんのリスクが上がることはありません。脂肪注入豊胸では手術後できたしこりが癌化しないことが論文でも発表されています。
ただ一方で、ある種のヒアルロン酸で発がん性について論文報告があったり、乳がんではありませんが、シリコンバッグ豊胸ではALCL(未分化大細胞リンパ腫)のリスクが危惧される報告があったりもします。
また、女性の部位別・罹患率(りかんりつ)の上位には常に乳がんが位置していて、年間9万人以上が発症している事実には目を向けるべきでしょう[1]。アメリカやイギリスは70%以上の乳がん検診率により、早期発見が可能になったため死亡率は年々低下していますが、日本では逆に上がっています。その理由は、乳がん検診率が約45%とアメリカやイギリスと比べて低いことが挙げられます[2]。豊胸をしている人もそうでない方も、定期的に乳がん検診を受けていただくことで早期発見が可能になるので、積極的に検診を受けるようにしましょう。
現在、日本の乳がん検査は、「マンモグラフィー」と「乳腺エコー」の2つが主流。それぞれに特徴があり長所と短所が異なります。マンモグラフィーは乳腺のゆがみや石灰化を発見しやすい反面、妊娠中やその疑いがあるときは受けられず、また20〜30代女性の場合は乳腺としこりの区別が付きにくいため、40代以降の女性のほうが適していると言われています[3]。そしてエコーは、石灰化の発見こそ熟練したドクターでないと難しいものの、小さなしこりを発見・細かい性状を診断しやすく、妊娠中でも安全に受けられるメリットがあります。これらの乳がん検診で万が一、何かの疑いがあればさらにCTやMRIを受け、詳細な確定診断を組織診断(バイオプシー)で行うという流れが一般的です。

乳がんの進行度と生存率

シリコン豊胸は乳がん検診ができないことがある?

シリコンバッグが入った状態でのマンモグラフィー検査

さて、乳がん2大検査であるマンモグラフィーとエコーですが、豊胸をされた方、これから考えている方で注意したい点がひとつ。シリコンバッグによる豊胸だとマンモグラフィー検査を断られる場合もあるということ。最大の理由は、胸をはさむ機器で検診するのでバッグ破損などの恐れがあるからでしょう。特に会社の健康診断や市の乳がん検診など団体で受ける場合は、決まった時間内で人数全員分の検診を終えなければならないため断られるケースが少なくないようです。
そのような背景があり、乳がん検診に及び腰になる女性は豊胸経験者の間でも増え続けています。これは早期発見を逃すリスクをはらむため、とても危険視されている現象。その一方、脂肪注入豊胸は人工物を注入しないためマンモグラフィーとエコー共に検査が可能、安全面が注目されています。
どんな豊胸法であれ、あらゆる可能性を考慮して豊胸の事実は医師へ事前に伝えておくべきですが、脂肪豊胸は自己脂肪を注入するためバッグのような乳がん検診時のリスクが低いのは間違いないでしょう。
また、シリコンバッグ豊胸でのカプセル拘縮でバストが変形したり、脂肪注入でしこりができてしまった方の中には、特に乳がん検診に恐れを抱いている人も少なくないようです。THE CLINICでは、他院で挿入したバッグの抜去やしこり除去など、修正施術やトラブル対応も行っています。豊胸後の胸の状態でお困りの方は、まずはお気軽にご相談ください。

※乳がん手術後の乳房再建をお考えの方はこちらもご覧下さい。
脂肪注入による乳房再建

※豊胸手術と乳がんに関する噂・疑問にお答えするコラムはこちらから
豊胸手術と乳がんの関係3つのQ&A

コラムのポイント

  • 豊胸と乳がんは関係ないけど、誰しも検診には行くべき
  • シリコン豊胸はマンモグラフフィー検査を断られることがある
  • 脂肪注入豊胸は、どの乳がん検診も可能なので安全性が高い

<監修医師紹介>

大橋 昌敬

大橋 昌敬 (THE CLINIC 総院長 / 第112回日本美容外科学会会長)

■経歴
  1. 1990年
    久留米大学医学部 卒業
    久留米大学医学部 第二外科 外科学 入局
    (胸部外科学、救急医学、麻酔全般を習得/博士号取得)
  2. 1994年
    Toronto General Hospital(Canada)
  3. 2000年
    聖心美容外科 東京院副院長 就任
  4. 2003年
    聖心美容外科 福岡院院長 就任
  5. 2009年
    THE CLINIC 福岡院院長 就任
  6. 2012年
    THE CLINIC 東京院院長 就任
  7. 2015年
    THE CLINIC 技術指導医 就任
  8. 2017年
    THE CLINIC 統括指導医 就任
  9. 2022年
    THE CLINIC 総院長 就任
  10. 2023年
    第112回日本美容外科学会長就任
■資格
  • 日本胸部外科学会認定医
  • 日本外科学会認定医
  • 日本美容外科学会専門医
  • VASER Lipo認定医
  • TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos 認定医
■所属学会
  • 日本外科学会
  • 日本胸部外科学会
  • 日本形成外科学会
  • 日本美容外科学会(JSAS)
  • 日本美容外科学会(JSAPS)
  • アメリカ形成外科学会(ASPS)
■著書
技術教科書『安全で​失敗しない​脂肪吸引の​手術』​(克誠堂出版)​

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