豊胸シリコンバッグ抜去のヒミツを公開

豊胸シリコンバッグ抜去のヒミツを公開

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シリコンバッグ除去(抜去)後の胸を美しく健康に保つには挿入同様、高度な技術が必要です。技術が伴わないと、バストに傷がついたり合併症の恐れもあるシリコンバッグ除去手術。今回はバストへのダメージを最小限に抑えるバッグの除去方法と、除去後のへこんだバストの再生方法について解説します。

この記事の監修ドクター

大橋 昌敬
大橋 昌敬 医師
(THE CLINIC 総院長 / 日本美容外科学会専門医 / 日本美容外科学会会長

バストへのダメージを最小限にする除去方法とは?

当院では、シリコンバッグ豊胸後のトラブルや、乳がん検診が受けられないという理由から、シリコンバッグを除去希望される方が数多く来院されます。このシリコンバッグ除去手術、周辺組織へのダメージや傷跡が残るなど、新たな悩みやトラブルを招く要因となっているのはご存じでしょうか。そういったリスクを回避するためにも、シリコンバッグの除去方法や除去後のバストについて、理解しておく必要があります。

技術を発揮するための事前準備

シリコンバッグ抜去前のエコー診断でわかること

シリコンバッグ除去(抜去)手術は、術前にエコーでしっかり診察することが必須です。バッグの位置、バッグの状態、バストの状態をきちんと把握しなければ、高い技術を発揮することも困難と言えるでしょう。
例えば、バッグの位置が分かっていないと、術中に手探りで探すことになってしまい、出血量は増えてしまいます。また、カプセル拘縮や破損はもちろん、バッグと被膜の癒着具合もエコーで確認できる内容です。さらに脂肪に入れ替える前提であれば、バストの脂肪量や大胸筋の厚さを確認しておき、どの層にどのくらいの脂肪をどう注入するかなど、診断を基に作戦を立てておかなくてはなりません。術前のエコー診断が、安全にバッグを除去するための鍵を握っています。

傷跡を残さないアプローチ方法

バストに傷跡を残さないためには脇からの除去が大前提です。比較的に簡単に除去できるという理由から、乳輪や乳房下から除去する場合もありますが、脇の下から除去することで乳腺を傷つけるリスクが低く、授乳への影響を防ぐことができます。
しかし、脇からの除去は、傷跡を残さないということと引き換えに高い技術力が必要になります。例えば、出血を抑えるためにはバッグ挿入時に剥離されている組織の道筋を辿るのが鉄則ですが、これは指先の鋭い感覚だけが頼り。つまり、経験がないと新しい組織を剥離してダメージを大きくしてしまう恐れがあります。
脇からのアプローチはもちろん、担当医が経験豊富であることも、リスクを回避するための重要なポイントと言えます。

バッグ除去+脂肪注入でバストを再生

シリコンバッグ除去後は異物感が無くなり、お悩みも解消されますが、除去した分のボリュームが失われ、フラットな胸になってしまいます。当院ではバストの大きさを損なわないためにも、シリコンバッグ除去と同時に、脂肪注入豊胸をおすすめしています。

脂肪注入後のしこりを防ぐ

脂肪注入豊胸で起こりうるリスクとして考えられるのかしこりです。しこりを防ぐためには、被膜(シリコンバッグを包んでいた膜)をきれいなまま残さなければなりません。しかし、バッグと被膜が癒着している場合、バッグを無理に引っ張り出そうとするとどうしても被膜のあちこちが破れてしまいます。被膜をきれいに残すためには、指で優しく丁寧に癒着をはがします。

自然で柔らかなバストを作る

バッグが挿入されていた年数が長いほど周辺組織へ大きく影響します。長期間バッグが乳腺、大胸筋、肋骨を圧迫し、胸が陥没しているケースもあります。その場合は、単にシリコンバッグを除去した箇所に脂肪を注入するだけでは、自然なバストに仕上がりません。脂肪を皮下、乳腺下だけでなく、へこんでしまった大胸筋内や大胸筋下等にも注入することで、ボリュームを取り戻すことができます。
このあらゆる層に注入する方法は、ナチュラルな見た目にすることはもちろん、脂肪の定着率を高め、しこりのリスクも最小限に抑えられます。注入する脂肪も自家組織なので、触れば温かく、人工物にはなかった柔らかさを手に入れることができます。

【シリコンバッグ抜去&バスト再生方法】

高度なシリコンバッグ抜去のテクニック

①脇からアプローチ
バストの美しさを保つため、直接メスを入れず、脇の下のシワに沿って切開します。(指が1~2本入る程度)
②隔離範囲を辿る
シリコンバッグを挿入した時と同じ経路を利用して抜去します。
乳腺を傷つけないだけでなく、周辺組織へのダメージや出血を最小限に抑えます。
③被膜を綺麗に残す
被膜が穴だらけにならないよう、バッグと被膜の癒着は丁寧にはがします。
脂肪は状態に応じて、皮下、大胸筋内、大胸筋下、バッグを包んでいたカプセルの間等に注入し、除去後へこんだ部分にボリュームを補填します。

シリコンバッグ除去後、後悔しないために

シリコンバッグの除去には、術前の検査やシミュレーション、そして豊富な経験が必要不可欠です。
THE CLINICでは、数多くのシリコンバッグ除去の症例を元に、お一人おひとりの状態に合わせた、安全且つ最適な改善方法をご提案します。シリコンバッグの挿入後少しでもご不安やお悩みがある方は当院にご相談ください。
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こちらの動画では、シリコンバッグ除去後に自然なバストを取り戻すために知っておくと良い知識をわかりやすく解説しています。ぜひ参考にご覧ください。

コラムのポイント

  • 術前のエコー検査で手術の作戦を立てることが必要不可欠
  • バストへのダメージを最小限に抑えるには、脇からのアプローチが重要
  • バッグ除去後に脂肪を注入することで、自然で柔らかなバストに仕上がる

<監修医師紹介>

大橋 昌敬

大橋 昌敬 (THE CLINIC 総院長 / 第112回日本美容外科学会会長)

■経歴
  1. 1990年
    久留米大学医学部 卒業
    久留米大学医学部 第二外科 外科学 入局
    (胸部外科学、救急医学、麻酔全般を習得/博士号取得)
  2. 1994年
    Toronto General Hospital(Canada)
  3. 2000年
    聖心美容外科 東京院副院長 就任
  4. 2003年
    聖心美容外科 福岡院院長 就任
  5. 2009年
    THE CLINIC 福岡院院長 就任
  6. 2012年
    THE CLINIC 東京院院長 就任
  7. 2015年
    THE CLINIC 技術指導医 就任
  8. 2017年
    THE CLINIC 統括指導医 就任
  9. 2022年
    THE CLINIC 総院長 就任
  10. 2023年
    第112回日本美容外科学会長就任
■資格
  • 日本胸部外科学会認定医
  • 日本外科学会認定医
  • 日本美容外科学会専門医
  • VASER Lipo認定医
  • TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos 認定医
■所属学会
  • 日本外科学会
  • 日本胸部外科学会
  • 日本形成外科学会
  • 日本美容外科学会(JSAS)
  • 日本美容外科学会(JSAPS)
  • アメリカ形成外科学会(ASPS)
■著書
技術教科書『安全で​失敗しない​脂肪吸引の​手術』​(克誠堂出版)​

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