顔の脂肪注入でエイジング治療【2種類の脂肪を使い分け】

顔の脂肪注入でエイジング治療【2種類の脂肪を使い分け】

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顔へ脂肪を注入するエイジングケア施術では、用途によって2種類(CRF、マイクロCRF)の脂肪が使い分けられています。このコラムで、それぞれの作用や脂肪定着のメカニズムを見ていきましょう。

この記事の監修ドクター

大橋 昌敬
大橋 昌敬 医師
(THE CLINIC 総院長 / 日本美容外科学会専門医 / 日本美容外科学会会長

2種類の脂肪細胞を使い分け

顔の脂肪注入施術では、目的別に脂肪の種類が使い分けられていることをご存知ですか? THE CLINICでは、精製してクリアにした脂肪細胞“コンデンスリッチファット(CRF)”と、砕いたCRFから肌の成長因子などを多く含む細胞を抽出した“マイクロCRF”を用いた施術を行なっています。それら2つの脂肪細胞について、それぞれに適した注入部位をご紹介します。
細胞のサイズが大きく硬い質感のCRFは、注入部位にハリやボリューム、立体感を出すことができます。加齢によりしぼんだ印象になる額(おでこ)に注入して丸く立体的に、凹みがあらわれるこめかみに注入してフラット感を取り戻す施術などが人気です。
CRFに比べ細胞が小さく柔らかい質感のマイクロCRFは、成長因子やコラーゲンを豊富に含んでいるので、目元のちりめんじわや唇のしわ感の改善。また、目の下のくすみや顔全体の肌質改善に適しています[1]
CRFとマイクロCRFは組み合せることもでき、従来は施術が不可能とされてきた手の甲のたるみの改善も、2種類の脂肪細胞の特性を活かすことで可能になりました。

手の甲のたるみ改善についてはこちら
▶手の甲への脂肪注入(ハンドリバイブ)

CRF、マイクロCRFの効果と適応部位

気になる定着率は?

脂肪の定着率を高める方法

脂肪注入でゲストが一番気にされるのが定着率です。一見、脂肪層が薄く定着しづらそうと思われがちな顔面ですが、実は体に比べて血流が良いので定着しやすいです。ただ、注入する脂肪の質が良いことが条件で、注入方法も一カ所に塊で入れてしまっては“しこり”になってしまいます[2]。適量を何層にも分けて少しずつ注入する必要があり、ドクターの腕によって仕上がりが変わってきます。例えば、深い法令線を消そうと過剰にコンデンスリッチファット(CRF)を注入し、不自然な段差を作ってしまった他院の失敗例もあります。不適切な注入はかえって顔をもたつかせ、老け込んだ印象を作ってしまいます。
脂肪定着のポイントは以下の通りです。
【1】脂肪幹細胞を十分に含んだ、元気(新鮮)な細胞を使用する
【2】塊で一気に注入せず、酸素(血液)を十分取り込めるよう分散して注入する
【3】注入箇所に圧力がかかると脂肪細胞の呼吸が妨害されるので、圧を与えない
これらを熟知した腕の良いドクターに施術を任せることが、成功の鍵といえそうです。
ご自身の脂肪細胞による施術を試してみてはいかがでしょうか?

コラムのポイント

  • 立体感、ボリューム感を出すにはCRF。小ジワ、肌質の改善にはマイクロCRF
  • 血流の良い顔は脂肪が定着しやすく、効果を感じやすい
  • 脂肪注入を成功させるポイントは、脂肪の質と繊細な注入テクニック

よくある質問

  • 顔の脂肪注入のメリット・デメリットは?

    【メリット】
    顔の脂肪注入のメリットは、定着すれば吸収されることなく長期間効果が持続することです。加齢で減少した脂肪を補うというという根本的な改善が可能で、自然な仕上がりが得られます。また、幹細胞を豊富に含んだ脂肪を注入するため、肌質の改善効果も期待できます。

    【デメリット】
    顔の脂肪注入のデメリットは、まず脂肪吸引で脂肪を採取する必要がある点があげられます。採取する脂肪は少量で痩身目的の脂肪吸引ほどではありませんが、ダウンタイムがあるためです。また、脂肪が壊死してしまうとしこりになるリスクも考えられます。
    そのため、当院ではしこりにならないよう良質な脂肪を少量ずつ注入しています。また、脂肪の凍結保存(FATBUNK)が可能で、このサービスを利用すれば注入する度に脂肪吸引する必要はありません。

<監修医師紹介>

大橋 昌敬

大橋 昌敬 (THE CLINIC 総院長 / 第112回日本美容外科学会会長)

■経歴
  1. 1990年
    久留米大学医学部 卒業
    久留米大学医学部 第二外科 外科学 入局
    (胸部外科学、救急医学、麻酔全般を習得/博士号取得)
  2. 1994年
    Toronto General Hospital(Canada)
  3. 2000年
    聖心美容外科 東京院副院長 就任
  4. 2003年
    聖心美容外科 福岡院院長 就任
  5. 2009年
    THE CLINIC 福岡院院長 就任
  6. 2012年
    THE CLINIC 東京院院長 就任
  7. 2015年
    THE CLINIC 技術指導医 就任
  8. 2017年
    THE CLINIC 統括指導医 就任
  9. 2022年
    THE CLINIC 総院長 就任
  10. 2023年
    第112回日本美容外科学会長就任
■資格
  • 日本胸部外科学会認定医
  • 日本外科学会認定医
  • 日本美容外科学会専門医
  • VASER Lipo認定医
  • TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos 認定医
■所属学会
  • 日本外科学会
  • 日本胸部外科学会
  • 日本形成外科学会
  • 日本美容外科学会(JSAS)
  • 日本美容外科学会(JSAPS)
  • アメリカ形成外科学会(ASPS)
■著書
技術教科書『安全で​失敗しない​脂肪吸引の​手術』​(克誠堂出版)​

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