学術誌『Breast Cancer』に葛城医師の論文が掲載されました
2026.08.28


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日本乳癌学会が発行する英文機関誌『Breast Cancer』2026年7月号(Volume 33, Issue 4)に、THE CLINIC 葛城遼平医師の論文が掲載されました。
論文タイトルは「Therapeutic mammoplasty in selected East Asian patients: oncologic safety and cosmetic outcomes」で、乳癌患者に対する乳房縮小についての研究報告です。
◆乳がん治療と乳房縮小術を組み合わせた「治療的乳房縮小術」
乳房温存手術では、がんを切除する範囲や腫瘍の位置によって、術後に乳房の変形や左右差が生じることがあります。
今回の研究で対象となった「治療的乳房縮小術(Therapeutic Mammoplasty)」は、乳がんの切除と形成外科的な乳房縮小・吊り上げの技術を組み合わせる手術です。がんを適切に切除すると同時に、残った乳房組織を用いて乳房の形を整え、必要に応じて反対側の乳房も縮小し、左右のバランスを調整するといった整容性を考慮した方法になります。
欧米では広く行われている術式ですが、乳房の大きさや体格が異なる東アジア人を対象とした、腫瘍学的な安全性と整容性に関する報告は限られていました。
◆日本人104名の治療成績を検証
本研究では、2014年4月から2024年3月までに、乳がんに対する治療的乳房縮小術と、反対側の乳房縮小術を同時に受けた日本人患者104名の治療成績を検証。その結果、術後の観察期間中に乳房内での再発は認められませんでした。また、乳房の形態に関しても、乳がん術後でありながら、8割を超える患者で良好な結果を得ることができました。
今回の研究から、比較的大きく下垂した乳房を持つ東アジア人のうち、適応を慎重に見極めた患者に対しては、乳房縮小術によって、腫瘍学的な安全性と乳房の整容性を両立できる可能性が示されたことを、論文で報告しています。
葛城医師は、乳腺外科と形成外科の双方で研鑽を積み、乳がんの切除から乳房再建、整容面を考慮した乳房の美容外科手術まで、乳房を横断的に診療しています。
THE CLINICでは今後も、専門誌への論文発表や学会での議論を通じて得た知見を日々の診療に還元し、より安全で質の高い医療の提供に努めてまいります。




