小さいバストになるには? 乳房縮小術と胸の脂肪吸引の違い

小さいバストになるには? 乳房縮小術と胸の脂肪吸引の違い

  • UPDATE

走るたびに揺れる胸。下着なしだと垂れる胸。重く肩こりの原因になる胸。
“胸が大きくて困っているのに、誰にも分かってもらえない……”
毎日に嫌気がさして、乳房縮小を決意される方もいらっしゃるのではないでしょうか。こうした方たちが第一の選択肢として考えられるのが胸を切る手術。ただ、ちょっとだけ立ち止まって考えていただきたいのです。負担の大きなその方法が、本当にベストなのかを。
ここでは、乳房縮小術(胸を切る手術)を安易に受けてはいけない理由と、切らずに胸を小さくできる方法をご紹介します。

この記事の監修ドクター

大橋 昌敬
大橋 昌敬 医師
(THE CLINIC 総院長 / 日本美容外科学会専門医 / 日本美容外科学会会長

知っていますか? 乳房縮小術(胸を切る手術)のここが心配

「乳房縮小術」と言えば、ほとんどのクリニックでは胸(皮膚・乳腺・脂肪)を切除する手術のことを指します。当院が行っている「乳房吊上術(にゅうぼうつりあげじゅつ)」や「乳房部分切除(にゅうぼうぶぶんせつじょ)」はこの類の手術です(詳しくは下図をご覧ください)。
しかし、施術メニューのひとつとしてご用意こそしていますが、私たちがこれらの手術をゲストにおすすめすることはほとんどありません。その理由は次のような懸念があるからです。

THECLINICの乳房縮小(胸を小さくする切る手術)

懸念①乳房縮小で胸にメスを入れると、
胸の感覚が麻痺することがある

胸を切る乳房縮小術の懸念点①胸の感覚が麻痺することがある

乳房縮小術では、余分な、皮膚・乳腺・脂肪を除去するときに、知覚神経が傷ついてしまうことがあります
知覚神経が傷つくと、術後、しばらくはバストの感覚が麻痺した状態に。通常であれば半年〜1年もすれば、元に戻るのですが、稀に回復しないケースもあるのです

懸念②乳房縮小で胸にメスを入れると、
授乳に影響する可能性がある

胸を切る乳房縮小術の懸念点②授乳に影響する可能性がある

ほとんどのクリニックでは、授乳の予定を確認し、乳腺と乳管を温存して(乳腺と乳頭のつながりが絶たない)手術を行います。
しかし中には、これを確認しないドクターや、誤って乳腺・乳管を除去してしまうドクターもいるようです
除去した乳腺・乳管は元には戻せませんので、将来子供ができたとしても、母乳での育児は諦めなければなりません

懸念③乳房縮小で胸にメスを入れると、
胸に大きな傷跡が残る

胸を切る乳房縮小術の懸念点③胸に大きな傷跡が残る

これは機能的なダメージというより、心理的なダメージですが、大切なバストに永遠に消せない傷が大きく残ってしまうのは、女性にとって大変ショックなことでしょう。
現に、乳房縮小術(胸を切る手術)後に残った傷跡に深く悩まれている方をこれまでに何人も見てきました
できることなら、こうした傷は残さず、悩みを解決したいと考えています。

THE CLINIC がおすすめする胸を小さくする手術

以上のことから、当院では、胸を小さくしたいというご希望に対しては、通常、胸の組織を切り取る方法以外の乳房縮小手術を、第一の選択肢としてご提案しています。
その3つをご紹介しましょう。

切らずに胸を小さくする手術①ベイザー脂肪吸引

ベイザー脂肪吸引では、脇から細い吸引管(カニューレ)を挿入してバストの脂肪を吸い取ります。顔やお腹、太ももの脂肪を除去するのにも用いられる方法で、この名前を耳にしたことがある方も多いでしょう。実はこのベイザー脂肪吸引、バストを小さくするのにも最適なのです。
吸引管は脇から挿入するので、バストには傷跡ひとつ残りません。また、脂肪吸引の際につくる脇の傷は、シワに馴染む位置に5mm程度残るのみ。その傷跡も時間の経過とともにほとんどわからなくなります(自分から言わないかぎり、他人には分からない程度です)。もちろん、授乳機能が損なわれることはありません。
さらに、ベイザー脂肪吸引はタイトニング効果がある施術です[1]。胸の脂肪を大量に吸引した場合、たるみが出てしまうケースもあるのですが、ベイザー脂肪吸引なら、ある程度のたるみは抑えることができます。

切らずに胸を小さくする手術①ベイザー脂肪吸引

切らずに胸を小さくする手術②サーミタイト

サーミタイトは、熱によって収縮するというタンパク質の特性を活かした手術です。皮下に高周波の熱を照射することで線維組織(皮膚と筋肉をつなぐ組織)を収縮させ、これにともなう皮膚の引き締め効果をねらいます。
脂肪ではなく、伸びた皮膚によって胸が大きく見え、垂れてしまっている場合に最適です。
熱を照射するのに用いるのは、直径2〜3㎜の管。乳輪に沿ってこれを挿入するので、傷はほとんど目立ちません
また、サーミタイトには肌にハリとツヤを蘇らせる効果もあります。バストが大きい方の中には「なんだか老けて見える」とお悩みの方も多いのですが、サーミタイトなら、プルンと小ぶりで若々しいバストが手に入るでしょう。

切らずに胸を小さくする手術②サーミタイト

切らずに胸を小さくする手術③ボディリフトSD

ボディリフトSDは、糸でバストを引き上げる手術です。原理は顔のフェイスリフトなどと同じですが、この施術の良いところは、メスを使った皮膚の除去が不要だという点。
伸びた皮膚によって胸が大きく見える場合や、その形を整えたい場合に最適です。
糸を挿入するのに用いるのは細い注射針。乳房に直接これを刺しますが、傷はほとんどつきません
また、こちらの糸(スキャフォルダー)は、術後6〜12ヶ月もすれば吸収される素材です。体の中に異物が残っているのは不安だという方でもご安心いただけるでしょう。
※糸を挿入した部分にはコラーゲンの線維が生成され皮膚を引き上げるので、糸が吸収されても効果が完全になくなることはありません。

切らずに胸を小さくする手術③ボディリフトSD

切らない手術で胸を小さくした女性の症例

当院の切らない手術、ベイザー脂肪吸引でバストを小さくした40代の女性です。
いかがでしょうか? どの角度から確認しても、傷跡ひとつ見当たらないのがお分りいただけると思います。それでいてサイズはしっかり小さくなりました。

切らない乳房縮小(ベイザー脂肪吸引)で胸を小さくした症例

施術名 ベイザー脂肪吸引
施術概要 ベイザー波という超音波を皮膚の内側から脂肪組織に照射して、周辺組織と脂肪細胞を遊離。その後カニューレという専用の管で脂肪細胞を吸引除去する。術後は脂肪採取部位を圧迫固定。カニューレ挿入口には、5mm程度の小切開を加える
施術費用 ベイザーリポ標準モニター:¥380,000(税込¥418,000)
モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。
▷【胸を小さくする|脂肪吸引モニター募集】
施術の副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

“美しくなるために何かを犠牲にする” そんな手術は行わない

私たちは、バストを小さくする代わりに何か大切なものを失わなければならない手術を当たり前だと思いたくありません。だから、安易に乳房縮小術(胸を切る手術)を提案することはしないのです。
ここまでご紹介してきたように、胸を小さくする手術にはいくつかの方法があります。最小のダメージで最大の効果が得られるものは何か、ベストな解決方法をご提案します。まずはご希望をお聞かせください。その希望を叶えることができる「胸を小さくする手術」を一緒に考えましょう。

THE CLINIC の胸を小さくする手術(乳房縮小術も含む)の詳細

当院の胸を小さくする手術の詳細です。

ベイザー脂肪吸引

ベイザー脂肪吸引

【手術時間】1時間程度
【傷跡】カニューレ(吸引管)を挿入する場所を5mm程度切開しますが、シワに沿った部分を選ぶためほとんど目立たなくなります。
【ダウンタイム】筋肉痛に似た痛みが数日ありますが、内服薬でコントロール可能な範囲です。
【リスク】施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性があります。
【値段】¥430,000〜

サーミタイト

サミータイト

【手術時間】2時間程度
【傷跡】極細カニューレを挿入する際の小さい傷は、ほとんど目立たなくなります。
【ダウンタイム】つっぱり感などの違和感を伴う軽い痛みがありますが、一週間もすれば落ち着きます。
【リスク】施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性があります。
【値段】¥380,000〜

ボディリフトSD

ボディリフトSD

【手術時間】30分程度
【傷跡】細い注射針の跡のみでほとんど目立ちません。
【ダウンタイム】筋肉痛に似た痛みが数日ありますが、内服薬でコントロール可能な範囲です。
【リスク】施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性があります。
【値段】¥490,000〜

乳房縮小術(Goes法・Mckissock法)

【手術時間】4〜5時間程度
【傷跡】Goes法は乳輪周囲、Mckissock法は乳輪周囲と乳房下に縦傷が入りますが、徐々に薄くなります。
【ダウンタイム】患部にズキズキとした痛みが1週間程あります。通常は内服薬でコントロール可能な範囲ですが、症状の程度には個人差があります。
【リスク】施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性があります。
【値段】¥1,500,000~

コラムのポイント

  • 乳房縮小術(胸を切る手術)には、感覚麻痺・授乳への影響・傷跡などのリスクがある
  • いずれも手術してしまってからでは修正が難しい
  • THE CLINIC ではこうしたリスクのない方法を第一選択として提案している

よくある質問

  • 乳房縮小手術のデメリットは何ですか?

    乳房縮小手術のデメリットは、胸に大きな傷跡が残ること、胸の感覚が麻痺するリスクがあること、授乳に影響するリスクがあることです。
    上記の理由により、当院では「胸を小さくしたい」というご相談にベイザー脂肪吸引を第一選択としてご提案しています。

    ▶当院が行う乳房の縮小手術についてはコチラ

<監修医師紹介>

大橋 昌敬

大橋 昌敬 (THE CLINIC 総院長 / 第112回日本美容外科学会会長)

■経歴
  1. 1990年
    久留米大学医学部 卒業
    久留米大学医学部 第二外科 外科学 入局
    (胸部外科学、救急医学、麻酔全般を習得/博士号取得)
  2. 1994年
    Toronto General Hospital(Canada)
  3. 2000年
    聖心美容外科 東京院副院長 就任
  4. 2003年
    聖心美容外科 福岡院院長 就任
  5. 2009年
    THE CLINIC 福岡院院長 就任
  6. 2012年
    THE CLINIC 東京院院長 就任
  7. 2015年
    THE CLINIC 技術指導医 就任
  8. 2017年
    THE CLINIC 統括指導医 就任
  9. 2022年
    THE CLINIC 総院長 就任
  10. 2023年
    第112回日本美容外科学会長就任
■資格
  • 日本胸部外科学会認定医
  • 日本外科学会認定医
  • 日本美容外科学会専門医
  • VASER Lipo認定医
  • TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos 認定医
■所属学会
  • 日本外科学会
  • 日本胸部外科学会
  • 日本形成外科学会
  • 日本美容外科学会(JSAS)
  • 日本美容外科学会(JSAPS)
  • アメリカ形成外科学会(ASPS)
■著書
技術教科書『安全で​失敗しない​脂肪吸引の​手術』​(克誠堂出版)​

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